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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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128 ナタリアとレリア懐妊&子供への贈り物

子が増える予定



更に暫く後


「マスター、ナタリア様から報告したい事があるそうなので来てくださいとの事です」

「え?、まさか、そうなのか?」

「私の方からは何とも、ナタリア様から直接お聞きください」


おそらくは懐妊の報告だろう

俺にとっては良い事が続いているので嬉しい限りだがな


「ナタリア、報告したい事があるとミカエルから聞いたんだが?」

「はい、私もできたのだ、赤ちゃんができたのだ」


予想してた事とはいえ、実際に効くとやっぱり嬉しいものだな


「ナタリア、おめでとう、そしてありがとう」

「えへへ~なのだ」


ちょこんと頭を出してきたので撫でてやる


「「「「良いな~」」」」

「ベーダー様、私も」

「はいはい、二人共ありがとな」


アメリとナタリアの頭を撫でてやる

今後はミカエルに二人の健康状態をチェックしてもらおう

妊娠初期だから目立った体調変化は少ないだろうが、もう少しすると色々と体調に変化が出てくるだろう

こうなると出産を見越して用意しておかないといけないだろう

ベビー用品の類だな、時期的にそろそろ都市の住人にも妊娠者が出ててもおかしくは無いな

医者は居るがそれらの品物ってどうなってるか確認しよう


ミカエルにベビー用品等の流通状態と医療関係を調べてもらった

ベビー用品は都市にそれなりの数が流通してるので問題は無いな

医療の方もまだ多いとは言えないが産婦人科も複数開業しているし、特に問題無いだろう

救急搬送用のドローンも各都市に配備してあるしな

何かあれば大きな病院へ直行できる体制は整えてある


そうだ、また各方面へ報告しないとだな~

そんな事を考えていると


「マスター、ご報告したい事が出来ました」

「ん?、何かな?」

「実は念の為にと奥様全員の健康チェックをしていました所、レリア様もご懐妊しておりました」

「レリアもだったのか」

「はい、まだ妊娠2か月と期間が浅く、自覚症状も出ていなかったので、本人も気が付いておりませんでした、今回のご懐妊の報告をどうするか聞いた所、すぐに知らせて欲しいとの事でした、何度も足を運んでもらうのも悪いと思ったようです」

「そんな事気にしないでも良いんだがな~、でもここはちゃんと顔を見に行くとしよう」

「レリア様は現在皆様とご一緒に居ます」

「なら丁度良いな」


俺は皆の元へと移動した


「レリア、赤ちゃんができたそうだな」

「ベーダー様、はい、赤ちゃんができました」

「うん、おめでとう、それとありがとう、これでレリアも母親だな~」

「はい、とても幸せです」

「そうね~、私もおばあちゃんになっちゃうのね~」

「アリアもそのうちな」

「楽しみにしていますよ」

「「うう~、また先を越されました~」」


あっちの二人には声をかけにくいな~

レプティアはまだしも、セラフィーはかなり待たせる事になるからな~

暴走しないように気を付けておかないとな~


そして追加で二人の懐妊を各国に報告して回った

時期がそれほど離れてないし、色々とバタバタするだろうからな

レリアの出産に合わせて、お披露目パーティは少し後に延期する事になった


サンタにも報告したら立て続けな事を揶揄われた

別に意図してこのような事になった訳では無い、断じて無い

手を出すのを止めなかっただけの結果だ


まぁそれは良いサンタの方もついに新しい惑星を見つけたようだ

目新しい物は発見できてないそうだ、まぁそんな簡単に見つかる物では無いんだ、無理も無いだろう

祝賀会には参加できるとは思うと言ってきた

それは何よりだ

俺はサンタに聞いてみる事にした

お前の方は作らないのか?ってな

その答えは


『惑星間の移動が負担になるといけないからな、ある程度落ち着いてからにするよ』


と言っていた

中々気配りができているようだ

会えるのを楽しみにしてるぞ、と言って報告を終わらせた


さて、やる事も大体終わったし、どうするかな~

あっそうだ、生まれてくる子に何か誕生祝いをあげようかな

赤ん坊に贈っても問題無いような物か~

服の飾りに小物を作るかな

となれば、材料をどうしようか、今後も増える事を考えれば統一しておいた方が良いだろう

男の子でも女の子でも問題が無いデザインが良いな

ふむ、ここはコーラルフィールドに虹珊瑚の細工を頼んでみるかな

よしっ材料の採取と加工を頼みに行くか


やって来ましたフィライツ共和国のエンティスの町

早速虹珊瑚を探しに行くとしよう

小物で最低でも10個は作っておきたい

品質はそれなりで良い、赤ん坊が身に付ける物だし、あまり高価すぎると狙われかねない

Aランクに行くか行かないかくらいの物にしておこう

材料はすぐに見つかった、以前とは違いランクが低い為に見つけるのに時間がかからなかったな

手に入れた虹珊瑚を持ってコーラルフィールドへやって来た

相変わらずボロボロな見た目だな


「すみません~」


「はい、いらっしゃいませ、あっ、以前ご注文してくれた方ですよね?」


「覚えててくれましたか」


「それはもう、あれだけの質の良い虹珊瑚で細工ができましたからね」


「それは良かった、今日は俺に子供ができる予定でな、その赤ん坊の服に着ける小物を作ってもらいたいんだ、材料はこれで頼む、後デザインは男の子でも女の子でも問題が無いデザインが良いんだ」


「ほうほう、これはランク的にはAかBかと言った所ですね、なるほど、分かりました、数はおいくつ作りますか?」


「出来れば10個以上欲しい所なんだ、今後も増える可能性もあるしな」


「分かりました、これだけの材料なら問題無く作れます、製作には2日ほど頂きますが良いでしょうか?」


「それで構わない、2日後にまた寄らせてもらうよ」


「はい、それまでに作っておきます」


「これは前金だ取っといてくれ」


「ありがとうございます」


2日後にもう一度出向いて虹珊瑚の飾りを手に入れた

三日月がデザインされたブローチだ

これで大体の準備は整ったんじゃないかな


次話は生まれます


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