125 スノーボード&アイススケート
スノボとスケートだ~
数日すぎた頃
「マスター、惑星レムサスと惑星メタラートから連絡がありました」
「ほう?、要件は何だって?」
「住民の移住が可能かどうかの問い合わせです、どう致しますか?」
「人数はどれくらいなんだ?」
「両方合わせて2000人近くになります」
「そうか、第三都市の開発は始まってるよな?」
「はい、完成までには10日ほどかかると思います」
「なら移住は可能だと先方に伝えてくれ」
「了解しました」
受け入れは第三都市が完成したらで良いだろう
いよいよルナルアルプスが完成しそうだ
現在は降雪機で山に雪を積もらせている所だ
その後各所を点検し、危険地帯になりそうな場所は立ち入り禁止区域に設定する
念の為に各所に点検、救助用のゴレムロイドワーカー基地を作っておこうかな
麓の開発は終わっていて、何時でも利用可能になった
嫁達とウインタースポーツを楽しむとしよう
まずはスノボから始めるか
着脱の仕方
転倒時の受け身の取り方
滑る時の基本姿勢
滑ってる時の注意点
怪我をしそうな時は俺が助けに入る事にして、基本は好きに滑ってもらうとしよう
アメリとナタリアとレリアはバランス感覚が良いようで、ゆっくりだが滑れるようになった
セラフィーとレプティアとアリアは滑る際に力みすぎているようだ
少し指摘してあげる
「そうそう、無理に体で方向を変えようとしないようにね」
「わっ、わわわ~、きゃんっ!」
「受け身もちゃんと取れてるね、その調子て行けばすぐに滑れるようになるよ」
「ベーダー様~~、見てください~~」
「お~、レプティアは滑れるようになったね~」
「ありがとうございます~~、あぅっ!」
「注意力が散漫になるとバランスを崩すようだね、でもそこまで滑れればすぐに上達するよ」
「む~、私だってできるもんっ!」
「うん、そうそう、姿勢を崩さないように気を付けてればそのまま滑れるよ」
「ベーダー様、滑ってます~、私滑ってますよ~」
「良い調子だ、後は繰り返せば上達するよ」
「アリアは普段運動しないし、最近まで病気だったからきつそうだね」
「やっぱり年なんですかね」
「そんな事ないよ、病気で体力が落ちてたんだから仕方ないよ、これからは運動をいっぱいして体を動かして行けば体力も付くよ」
「もう少し頑張ってみます」
「その調子だ、うん、ゆっくりと上体を少し落としてバランスを取るのを重視してみて」
「ふぅふぅふぅ、どうですか~」
「うん、皆滑れるようになったよ、もう少し慣れればもっと滑れるようになるよ」
「「「ありがとうございます」」」
スノボを2時間ほど練習したら、皆そこそこに滑れるようになった
時間的にも体力的にも休憩を入れた方が良いだろう
「お~い、そろそろお昼にしよう」
「「「「はい」」」」
昼は冷えた体を温めるのにも良いだろうシチューを用意した
基本はカレーと材料が一緒だからな
後何品か料理を出しておこう
パンは堅めのを用意しておいた
そのまま食べて良し、シチューに付けて食べて良し
「それじゃ食べようか、頂きます」
「「「「「「頂きます」」」」」」
午後からはスケートリンクでスケートの練習をして
その次に雪合戦で勝負と行こうかな
「皆、靴は履けたかな?」
「これ歩きにくいです」
「うん、これは氷の上を統べるのに特化した靴だからね、地面を歩くのには適して無いんだよ、ちなみに説明した通り氷の上に出ると物凄く滑るので気を付けてね、大体こんな風に滑るからね」
スイーーーーッと氷の上を滑って見せる
「「「「「「すご~い」」」」」」
「とまぁこんな感じで滑るので、スノボよりもバランスを取るのが難しいし、ちょっとバランスを崩すだけで転ぶから気を付けてね」
「「「「「「はい」」」」」」
スノボでバランス感覚が良かったアメリとナタリアとレノアだが、スケートでは転んでばかりだった
他の3人に至っては立つ事すら難しいようだった
「スノボに比べて難しいだろう?」
「これバランスが凄く取りにくいです~、きゃんっ、お尻打った~」
「氷の上に細いブレードで立ってるだけだからね、最初は立つ練習からやった方が良いよ、手すりに摑まりながらやってみて」
「「「「「「はい」」」」」」
「そうそう、それで立つときのバランス感覚に慣れて見てね、手すり伝いに歩くように進んでみようか」
「「「「「「はい」」」」」」
1時間ほど練習すると、皆滑るくらいは出来るようになった
セラフィーとレプティアはまだおっかなびっくりと言う感じだ
意外にもアリアが一番滑れるようになっている
スノボである程度慣れていたのと、余計な力みが無い為かもしれない
だがスケートは意外と体力を消耗する、ここらで休憩を入れないと思わぬ怪我をするかもしれないな
「は~い皆注目~、そろそろ休憩を挟みたいと思います」
「もう少し滑りたいです~」
「その気持ちは分かるけど、皆気が点いて無いだろうけどかなりの疲労がたまってるはずだよ、このまま続けると大きなけがをするかもしれないからね、ここで休憩を一階挟んだ方が良いよ」
「そうですね、私はもう足が痛くなってきてます」
「うん、スケート靴って普段履く事が無い形の靴だからね、足に相当な負担が来てるんだよ」
「分かりました」
「それじゃ皆でお茶しながら休憩しようか」
「「「「「「は~い」」」」」」
カフェテラスで暖かい紅茶と甘いお菓子で一息入れよう
次話は雪合戦で勝負だ~




