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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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123 サンタと色々その1&サンタと色々その2

サンタよ、さらば



翌日


さぁ今日はサンタに付き合ってもらって、日頃の鬱憤じゃなかった、実力のほどを確かめてみる事にしよう

訓練場に案内して模擬戦を行った

結果としては俺の勝ちだ

勿論俺からの攻撃はしない(攻撃を跳ね返したりはしたが)

決められた範囲から出る事もしなかった

いくつかのレーザー武器で攻撃してきたが俺に掠らせる事も出来なかった

最後のはこっちも全力で防がせてもらったけどな

模擬戦柱に強い存在について聞かれたので四魔獣と六魔神については話しておいた

ついでに素材もいくつか渡しておいた


翌日


今日はサンタから受け取ったエターナルアクアプラント(永水樹)の見学に来ている

見学だけでなく観光地としても整備したので、皆には楽しんでもらおうと思っている

俺とサンタの嫁達は早速ボートに乗って湖へ漕ぎ出して行った

俺はサンタを伴って永水樹の根元までやって来ている


「問題無いと思うがどうだ?」


「そうだな、しっかりと成長したようだし問題無いと思う、レブナントはどうだ?」

「はい、問題無く育成が出来ています、他の惑星で試したのと比較しても問題無いと思います」


「おお、それは良かった、今ではこいつはこの都市の生命線だからな~、ついでに観光地にもなってもらっているから問題が無くて安心したよ」


「見事に観光地化してあるもんだよな~」

「私もこれにはビックリしました」


「お前たちが凄い物を寄越してきたからな、有効利用させてもらったまでだ」


永水樹は問題が無い事が分かったので一安心だ

嫁達も遊んでいる事だし俺も混ざりに行ってくるか


「サンタ、俺達も混ざりに行くとしようか」


「おう、賛成だ」


遊んだ後はビーチへ移動する

のんびりしつつ夕食はバーベキューにしよう

肉類に魚介類に野菜もてんこ盛りにしてやろう

カレー好きの為に海の家のカレーも用意しておいてやるか~


例に寄って嫁達はビーチで遊んでいる

砂の城を作る者

ビーチバレーで勝負をする者

沖まで遠泳競争する者

そして俺は色々な下準備をする者


夕方になりバーベキューの開始だ~


「こっち側は肉類、こっちは魚介類、こっちは野菜類を焼いてくぞ~、カレーはここな~」

「「「「「はい」」」」」


「とりあえず肉を食いたい、お勧めは何が良い?」


「それならまずは牛から食ってみるか?、ここらが牛ステーキコーナーだ」


「おお、それじゃヒレ肉から食ってみるよ」


「「カレー!」」


「カレーはあそこの寸胴に入ってるから好きなだけ食って良いぞ~」


「「やった~」」


食材をどんどん焼いていく

俺も合間に食べる事にするか


取り出しましたのはハンバーグ

こいつを焼いている間にパンを用意してっと

パンにキャベツの千切り、レタス、ハンバーグ(中脳ソース付き)、トマト、焼タマネギ、レタスを重ねてパンで挟む

ベーダー特製ハンバーガーが完成だ


ハンバーガー齧りつつ追加の食材を焼いていく


だいぶ減ってきたようだ

ここらで次の料理と行こうか

金網を1つ取り払って鉄板を用意する


何を作るかって?、お好み焼きを作ろうと思っている

小麦粉と水を混ぜ生地を作る、生地自体は敢えて手を加えない、具材で勝負だ

キャベツ、干しエビ、魔浅利を細かく切ってよく混ぜておく

鉄板に油を引き生地を適量落として具材を乗せる、ここで天かすと豚肉の薄切りも上に乗せておく

塩コショウを振りかけ蓋をかぶせて蒸し焼きにする

横で焼きそばを炒めソースで味付けしお好み焼きの上にドスンッ!

卵を一個割って上に乗せる、そしてまた蓋をする

良い感じに火が通ったら特製ソースを引いた皿の上に乗っけて完成だ

かなり特殊なつくり方だとは思うが、これが案外いけるんだ

ベーダー特製お好み焼き、どうぞ召し上がれ!


皆少々食べ過ぎたみたいだな~

少し休憩してから部屋に戻る


翌日


今日はサンタの所のレブナントに、新素材を使った新兵器開発の手助けをしてもらう予定だ

特にあのスカイリッパーとか言うレーザー兵器に興味がある

大型化出来ればかなりの威力になると思う


「早速だが、スカイリッパーを導入したいんだが教えてもらう事は可能か?」


「レブナント、問題は無いようなら教えたいんだがどうだ?」

「構いませんよ、アレは半分道楽で作ったような物でしたので、実用化が出来たのは偶然でしたしね、こちらも大きいのを作りたいと思っている所ですし、開発の協力をして頂けるのなら願っても無い事ですよ」


「そう言ってもらえるとありがたい、こちらも開発に協力したい」

「データの精査はお任せください」

「エンプレス頼んだぞ」

「了解しました」


こうしてスカイリッパーの巨大化計画に参加する事が出来た

小型の時は問題では無かったが、大きくなると熱量が上がりヒヒガニウム合金でも耐えられなくなった

こうなるともっと熱に強い素材が必要になるんだが...

手持ちで使えそうな素材ってあったかな~

収納にしまいっぱなしになっている素材を漁ってみる

使えそうなのはサラマンダーの魔石とヒートマッシュルームとラヴァツリーくらいかな~

エンプレスとレブナントに素材を見せて何かに使えないか聞いてみる


「これは合金を加工する際に使用すれば、更なる強化が可能になると思います」


「確かにこれらを加えると合金が強化出来そうです、いくつか試薬を作って試しましょう」


レブナントは嬉々として試薬を色々な配合で作って行く

その数30種、あいつマッドサイエンティストなんじゃないか?

後でサンタに聞いてみたらやっぱりそうだった

試薬のうち最も効果の高い物が出来て改めて合金を作り直した

真・ヒヒガニウム合金と言う名称になった

う~ん、作った奴らが良いなら口を挟まなくても良いか...


その後スカイリッパーの巨大化が出来た

俺の所有する全エンペラー級戦艦に配備される事になった


ここで気になっていた高エネルギー体について聞いてみると教えてくれた

『セレメントリオン』と言うらしい

これはまずいな、ちょっとでも扱いを間違えたらここで超新星爆発が起きてもおかしくないな

サンタが秘匿するのが良く分かる

エンプレスに複製は可能か聞いてみると可能と言う事らしかった

作るのはかなり大変ですが、と付け加えられたがな


その数日後、サンタは中央部の更に先へ探索へ行くそうだ

サンタなら何があっても対応できるだろう

もしもの為に俺も宇宙船を中央部へ派遣しておくか



「もう行くのか?」


「ああ、中央部から先の宇宙がどうなってるか探検に出かけけるよ」


「例のエネルギーを使うんだろう?」


「アレを使わないと流石に簡単に行く事が出来ないからな、レブナントの計算でも使用しない場合の移動時間が30日以上とか出たんだ、使わざる負えないな」


「まぁ俺よりも取り扱いについては詳しいだろうからな、俺からは何も言えんな、まぁ戻ってきたらまた寄ってくれ、歓迎するぜ」


「おう、未知の物質を見つけてくるからな、手土産を期待して待っててくれや」


「またな」


「ああ、またな」


行っちまったか~

まぁ何かあったら連絡してくるだろう

俺はサンタを見送った後、溜まってるだろう仕事をしに戻った


次話は内政かな~


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