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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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115 巨大ドーム建設&凄い種

サンタから凄い種貰ったよ



サンタ達はここぞとばかりにバカンスを楽しんでいるようだ

特にアエラさんはカレー専門店に入り浸り毎日2食はカレーを食べているようだ

体が黄色くならないか心配だな

サンタに体からカレー臭が酷いと怒られて今日は1食で我慢したようだったが...

怒られても必ずカレーを食べてる所が凄いな


次の日には出発すると言っていた、ネプテュヌに寄って魚介類を仕入れるそうだ

現地で専用の漁船を貸してやる事にした

去り際サンタがとんでもない物を手土産によこしてきた

エターナルアクアプラントの種と言うらしい


スキャニングアイ!


名称:エターナルアクアプラントの種

概要:永遠に水を生み出す植物の種、高さ50メートル、幅10メートルほどの巨木に成長する

価格:測定不能

備考:発芽条件が特殊な神から授けられし種、発芽条件『1、湿度10%以下』、『2、気温40度~60度』、『3、日照時間10時間以上』、『4、10日以上雨が降らない事』、『5、水捌けの悪い土地(粘土層が望ましい)』


うわ~なんだよこれっ!、最後にとんでもないもん押し付けてきやがった

くっこの借りは必ず返すぞ


せっかく貰ったんだ有効に活用しないとな

まずはこれを植える場所の確保、次に土壌の整備、最後に管理人の配置って所か

何処が良いかね~

高さ50メートルってのを考えるとルナルランドのシンボル的な意味合いもあるだろう

世界樹的な感じで見える所に配置したい、それにこれが育ったら観光名所としても活用できるだろう

木自体には近づけないような配慮が必要だがな


ちょっとした山の上にでかいドームを作ってみるか、行き来にはロープウェイを作って景色も楽しめるようにしてみよう

首都から近くてちょっと高いのはあまりないな

ふむ、無ければ作るか、土台からだとかなり大変だが、なんとかなるっしょ


巨大ドームである事と水を生むと言う事はかなりの重量の水を溜められるようにしておきたい

エンプレスがレブナントからデータを貰って来たのを見るにかなりの規模になりそうだ

いくつかの惑星でこれを植えて来たのか、とんでもない事をして来てるな~


ゴレムロイドワーカーを2000体動員しての大工事になった

少し高い平地の周りに岩肌を張り付けた建造物を建てて山っぽく演出してみた

見た目は険しい山肌に見える、その奥に直径2キロ、高さ250メートルの巨大ドームを建設した

データでは50メートルになってるがもしもの為だ、それに湖がとんでもなく広大になるだろうからな

しかも観光地にする予定だから店も建てておきたいし、宿泊施設も欲しい

湖も巨木の周りは立ち入り禁止にしても、大部分は解放地域として使えるだろう

淡水魚も放って貸しボート屋と釣具屋も置いておきたい

釣った魚でバーベキューとかできるキャンプ場も必要か

その前に巨木エリアの土壌が先だな、乾いた粘土層が良いらしい

粘土は月には無いので別の所から運んでくるしかない、運ぶ事自体は問題ではない

問題なのはどのくらいの大きさで作るかだな、幅10メートルって書いてあるが、余裕を見て幅は100メートルを確保しておくか、根っこがどこまで伸びるか分からないしな

上が50メートルだから根っこもそれくらい必要だろう、下も50メートルを用意しておく

これだけの粘土を用意するのは結構大変かも...


粘土の確保には意外と時間が取られた、ドーム完成から2日が経過してようやく粘土が集まった

現在は集めた粘土を敷き詰める作業だ

粘土層の準備が出来れば後の条件はクリアは簡単だ

湿度と温度は管理しやすいように設備を設置すれば良い

雨は元々降らないしな

日照時間にしてもここは月面だ、太陽は長時間当たるし時期が悪いなら太陽光反射装置を作っても良い

幸い今の時期は日照時間は12時間くらいある

粘土に含まれる水分が邪魔になる事も考え、敷き詰めが終わったら3日間時間を置くとしよう

敷き詰め作業に1日を費やし完成した、大変だったな~


3日後

さぁ今日はいよいよ種を設置しようと思う

固く乾いた粘土層の上に種を置いた、これだけで良いらしいが不安になるな


パキパキパキッ!


と音がして種から白い根が生えてきた、おおお、根が出てきた、どんどん刺さっていくな

固くなった粘土層に亀裂が入っていく、どうやら成長を続けているようだ

この分なら問題無いだろうと管理人として設定した、ホムンクルスのオーミに任せる事にした


数日後

「ご主人様エターナルアクアプラントの成長が止まり、成長しきったようです、ご確認に来て下さい」

「分かったこれから向かう」


現地へ来てみた

巨大な樹木と周囲に広がる広大な湖、なんて幻想的な光景だろうか

む?、これはソースを感じる、この木はソースを放出してるのか、だとするとこの木の傍にあれを置いておけば自動発動するかもしれない

俺は空気の結晶体を設置してある場所から持ってきた

これが常時発動してくれるなら、ここに設置しておきたい所だ、一々俺が出向いてソースを注ぐという作業が要らなくなる、加えて長期間離れる事が出来なかったからな、10日程度なら問題は無いが1か月以上は流石に怖いからな~

おっ!、発動したな、これはありがたい、水源の石碑はこの木があるから必要なくなったな

ここの水を濾過して国中に水道を通せば問題無いしな

空気もエアダクトを作って国中に行き渡るように改良を加えよう


その後は色々と改良を加え観光施設も建設が完了した


次話は国王達を接待する予定


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