表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
112/138

104 牧場始動&漁業始動

レネン(猫)カフェ良いと思う



最初の議会から数日後


元牧場主の男達を連れて動物確保の為現地へ来ている

通常の動物についてはユーグレシアで手に入るので問題は無いが、特殊な動物はユーラストの固有種なので現地で確保しなければならない、幸いにも現地では珍しい動物ではないのである程度の数が確保可能だと言う事だ、前回の被害に合ってない牧場と交渉して少数だが全種類の動物を買う事が出来た

それぞれに適した環境を用意してあるのでそれほど苦労は無いだろう

後は各牧場ごとに区画を整理しておいた方が良いかな

愛玩用のレネンってのは外よりも室内の方が好きらしい、専用の建物を用意しておいた

猫に似ているらしく水に濡れるのを嫌がる傾向がある、性格の問題かもしれないが風呂に入るのが好きなやつも居るそうだ、嫌いな奴は風呂に入るのに激しい抵抗をして暴れまわるらしい

逆にコリッツは水辺に生息してるだけに水浴びが大好きと言う事らしい

飼育場所に川を通して池に水が溜まるような作りにしてある

ガーフは水よりも砂遊びが好きで乾燥した土地を好むらしい


ふむ、レネンの大きさは全長約80センチほど、猫としてはでかい、だが人懐こく牙も無く歯も鋭くない、愛玩用として人気なのも分かる、これなら猫カフェならぬレネンカフェとか作っても良いんじゃないか?

自宅で飼うのが大変な人が癒しを求めて集まりそうだ

ミカエルに概要を伝えて店の経営希望者を募ってもらおう

レネンカフェ、希望者を募集してもらった所、予想よりも応募者が多かった

そんなにレネン好きが多いのか


ルナルランドに戻って来て動物たちを各牧場へ輸送した

レネンは落ち着かない様子であちこちをウロウロしてる

ガーフはすぐに環境に慣れたようで輸送の疲れも無いようだ

コリッツは最初こそ固まって動かなかったが、水辺が近くにあるのを知ってからははしゃぎ回っている

他の動物も問題無く環境に馴染んだようだ

レネンは数日たってもウロウロとせわしなく動き回り落ち着かない様子だ

10日ほど経ってようやく落ち着いたようで、それぞれお気に入りの場所でゴロゴロしてる

毛はそれほど長くなく柄も様々だが、餌をくれる人を見ると擦り寄っていくのは見ていて面白い

一瞬で囲まれ餌を強請られている、数が20匹ともなると流石に怖いな、それなりに大きいしな


こっちは特に問題は無いようだ

漁業の方はそろそろ開始するようなので様子見に行くとしよう

魚介類に関してはネプテュヌから輸送してもらって放流してある

勿論大型種では無く小型種限定だ、巨大な魚では捕獲するのは難しいし消費する充てもなかなか無いだろうしな、それに広く作ったとはいえ惑星単位で見たらものすごく小さい海でしかない

せいぜいマグロサイズが限界だろう

ユーラストの漁師は問題無いが、エテルディアとリーンガルドの漁師が機材の扱いに苦労してるようだ

まぁいきなり発達した文明の機材を使いこなすのは無理だろうからな

これでも簡単な物だけなんだがな、ほぼ主導で操作するし探知機なんか付けてない

船自体は魔道船と言うていで扱ってもらっている

しばらくは機材の操作に慣れるための研修と思って欲しい

おっ最初の船が戻ってきたようだ


「オーライ、オーライ~、接舷!、固定しろ~」

「「「「「ヘイ!」」」」」

「漁の成果はどうだった?」

「大漁旗が見えんだろう?、そう言う事だ」

「荷を下ろすぞ~、かかれ~」

「「「「「へい!」」」」」


どうやら漁は成功のようだ

その後も続々と船が帰ってくる、大漁旗を掲げている船は最初のも含めて2隻だけだった

それでもすべての船の漁獲量を合わせればそこそこの量になるな

どれも見た事が無い魚だろうに良くまぁこれだけ獲れたものだ

レッドボニート、ロングマカレル、ストロングサーディン、おっキングブリームなんてのも居るぞ


名称:キングブリーム

概要:鯛の仲間でもとりわけ大きく、金の筋が体に入っている個体を指す

価格:8万ルナ

備考:身は淡白で美味しい、どんな調理でも美味しく捨てる所が無いと言われている


へ~、そんなのも居たんだな~

キングブリームはその一匹しかおらず、皆値段をつけかねているようだ

俺が漁師の所へ行き値段交渉をするとしよう

値段は8万ルナだがここは色を付けて10万ルナを提示した

漁師はそんな高額だとは思ってなかったようで大変喜んでいた

まぁ今回は初物としての価値もあったとして取引した

帰ったらこれで何を作るかね~

こいつの大きさは1.6メートルもある巨大さだ、色々作れるだろう

まずは刺し身、後は煮付けも食いたいな、アラで出汁を取って雑炊か茶漬けも捨てがたいな~

ナタリアは寿司寿司言いそうだな~、まぁ寿司も作ってやるか

後は切り身を塩焼きにするのも良いだろう

早速戻って作るとするか~


夕食は王鯛の料理が所狭しと並べられた

ナタリアは真っ先に鯛寿司を食べたのは言うまでも無い事だった

どれも美味しく特に気に入ったのは鯛茶漬けだ、出汁が濃厚でいて後味はすっきりとしている

王鯛は腕の良い漁師が狙う魚になるだろうな、今後が楽しみである

明日も頑張るとしますかね~


次話はレネンカフェでキャッキャウフフの予定


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ