102 送迎&移住
移住希望者を迎えに行くぞ~
さぁ国も出来たし移住者も二国で募集してくれる事になった
勿論惑星ユーラストの方にも俺が国王となった事、国の住人を募集してる事を伝えておいた
募集人数の制限は共に300人までとしてある、まだ全体的にどうなるか分からないし、国どころか惑星が違う人が集えば何かしら問題も起きるだろう、ここは少数で様子を見た方が良い
各国の王族からはどんな場所か連れて行って欲しいと言われているが、場所が場所だけに簡単に連れて来ると言う訳にもいかないからな、セラフィーとレプティアだけなら問題は無いんだがな
転移ゲートみたいなのがあれば簡単なんだがな~
無い物は仕方ないな
募集から1か月経ったある日
エテルディア王国、リーンガルド皇国、ユーラストからそれぞれ連絡が入った
それぞれ最初の移住者が集まったそうだ
それでは迎えに行ってくるとしようかね~
まずは一番遠いユーラストからだな
ユーラストに到着し国連評議会の議会長のスタンレイ氏と挨拶を交わした
「こちらに居るのが募集に集まってくれた人達です、実際の倍率は100倍の3万人の応募があったんですが、厳正な審査をしてこの数に収めました」
「あ~、それは大変だったでしょうな、今回審査に漏れた方達には次回の移住募集の際に優先的に審査できるようにしておいてください、最終的には数千人の募集が出来るとは思いますので」
「分かりました、次回の募集の時はそのように配慮したいと思います」
「それじゃ『シャインフロンティア号』に乗ってもらいましょうかね」
豪華宇宙客船:シャインフロンティア
全長500メートル
全高120メートル
収容人数5000人
各種娯楽設備が完備されている
レストラン、バー、カジノ、プール、スパ、サウナ、映画館など
シャインフロンティアを見た面々があまりの豪華さに言葉を無くしている
我に戻った人々は案内役のゴレムロイドメイド『メイドロイド』(何かと必要だと思って作ってみた)に案内されて乗船していく
「「「「「中も凄い~」」」」」
メイドロイド達はこの船に常備しておく事にしよう
そのうち宇宙ツアーとかを考えても良いしな~
ネプテュヌ観光ツアーとかありかもしれない
乗船が完了したので出発する
次はリーンガルド皇国だな
皇都の郊外に着陸し皇族達と挨拶を交わす
募集に応募した人々が乗船し始める
セラフィーも同行するようだな、従者の人達と一緒に乗り込んできた
まぁ断る理由も無いし良いだろう
次はエテルディア王国だ
王都の郊外に着陸させ王族と挨拶を交わし応募者達が乗船する
やっぱりレプティアも一緒に行くようだな
国王が行きたそうにこちらを見ている
連れて行きますか?
はい
いいえ ←
国王は悲しそうにこっちを見ている
「国王陛下はきちんと仕事をして下さいね、こっちが安定したらバカンスに誘いますから」
「本当か!、ならいつでも行けるように準備はしておくからな」
「お父様、お仕事頑張ってください」
「うむ、レプティアもベーダー殿に迷惑をかけないようにな」
「迷惑をかけるような事はしませんから大丈夫ですよ」
周りの人、特に前回姫を叱っていたメイドさんはやれやれと言う顔をしている
これですべての募集者の乗船が完了した
いよいよ出発だ、ユーラストの人達以外は宇宙へ出るのは初めてだろう
皆の表情はかなり硬いようだ、ユーラストの人達だってさっきが初めてだろうけどな
船は上昇を続け惑星の重力圏から離脱した
眼下には青い惑星が見える、惑星ユーグレシアだ
「「「「「なんて美しい光景だ」」」」」
「「「「「これが私達が住んでいる世界か」」」」」
「さて皆さま、これより月面都市『ルナルランド』へ向かいますが、その前に紹介したい存在が居ります、こちらに注目をお願いします」
皆が巨大スクリーンに注目する
「皆様初めまして、私はデスハイブを管理運営している人工知能の『エンプレス』と申します、以後お見知りおきを、私はデスハイブからルナルランドを見守り守護する役目を負っています、皆様の安全は私が保証しますのでルナルランドでの生活をお楽しみください、それとルナルランドの管理はこの子が担当します」
「皆様初めまして、私はルナルランドの管理運営を任されている『ミカエル』と申します、以後お見知りおきを、ルナルランド内で問題が発生した場合は私が直ちに対応しますので皆様は安心して生活してください」
「「皆様これからよろしくお願いいたします」」
ワー!ワー!
パチパチパチ~~
二人の自己紹介も終わり目の前にデスハイブが見えてきた
「目の前に見えるのがエンプレスが管理しているデスハイブだ、デスハイブの主な仕事は外敵からの守護だ、ルナルランドの安全は俺も保証する、快適な暮らしが出来るようにしてあるが何か気が付いた点があったら意見して欲しい」
「「「「「分かりました」」」」」
ルナルランドの宇宙船発着場へ着陸し人々が都市へと入っていく
さぁここからこの国が始まる
とりあえず居住区へ案内する、あらかじめ船で代表を決めてもらっていて、それぞれ何かあった時にすぐに連絡が取れるようにして置いて貰っている
所謂評議会の様な物だ
都市の中央に評議会会館があるので、各グループ毎に連絡が取れるようなネットワークを構築してもらっている
さぁここから忙しくなるぞ~
次話は仕事の割り振りの話し合いの予定




