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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
108/138

100 ルナーベイ&ルナルランド

祝!本編100話到達!



のんびりとした数日を過ごす

「マスター、月面都市がほぼ完成しました、それで気になった点があるので確認したいのですがよろしいですか?」

「ああ、構わんぞ」

「都市自体はほぼほぼ完成と言っても良いでしょう、食料の方は農場はあるのですが畜産と漁業の方は作られてませんけれどどうなさいますか?」

「あああ、考えてなかった~、畜産は土地さえ確保すれば何とかなるだろう、問題は漁業の方か、月に海は無いからな~、巨大な池を作ってそこに淡水魚を育成すると言うのはどうだ?」

「でしたら都市部では無く郊外に専用の土地を確保して、本格的な海を作ってしまうのが良いかもしれませんね、畜産も同じで良いかもしれません」

「おお良いね~、新たに畜産区と漁業区を作ってくれ、どうせだからクレス湾とまでは行かなくても似たようなのを作ろうか」

「そうですね、クレス湾を参考に漁業従事者が活動できるような土地を設計します、畜産区の方は平原と森林と山岳バイオームを新たに設計します」

「ミカエルと協力して作ってくれ、水を溜めるのがものすごく大変な気がするが、石板をフル稼働させて溜めていくとしよう、流石に塩撒いて海水にする訳にもいかんしな~」

「でしたら少々大変ですがネプテュヌから海水を輸送すると言うのはどうでしょうか?、専用の宇宙船が必要になりますし面倒ではありますけど」

「ふ~む、それの方が良いかもしれん、まずは月面海、名前は『ルナーベイ』で良いか、ルナーベイの容積を算出して必要量の海水を確認してくれ、それから輸送船の設計をしてから輸送するとしよう」

「了解しました、もう一つありました、月面都市の警備はどうしますか?、ゼロスパイダーの作成が必要なら輸送船と一緒に作成しますが」

「そうだな~、とりあえず基本の万能型ゼロスパイダー50機と遠距離狙撃型10機、高機動偵察型10機を作っておいてくれ」

「了解しました」

これで大体問題は無くなったんじゃないだろうか?、また何か必要になったら報告が来るだろう

人が問題無く住める環境が整ったら各所に連絡を入れないとだな~


時々セラフィーの所とレプティアの所へ遊びに出かける

色々とお土産も持って行ったら喜ばれた

そうしてのんびりと過ごした


「マスター、輸送船での最初の輸送がまもなく行われます」

「おお、もう到着するのか?」

「あと8時間ほどで到着します」

「どれちょっと様子見に行ってみるか」

「お待ちしております」


月面都市へは簡単に行き来出来る、都市部は完成しているようだな

あっちが放牧場か、そして向こうに見えるドームがルナーベイだな

ルナーベイへ来てみると、うん、水が無い、深さは一番深い所で500メートルくらいか

どれだけの水が必要なのか見当もつかないが輸送船でピストン輸送すればそのうち一杯になるだろう

おっ?、どうやら第一陣が到着したようだ


「マスター海水の搬入を開始します」

「始めてくれ」


ドームの一部に排水溝が作られていてそこから勢いよく水が流れてきた

輸送船の大きさは全長1000メートルにもなる巨大な楔型の船だ

武装は大した事は無いが、その分輸送力に優れている

容量の大半を液体を輸送する造りにしてある、その容量は3500万立方メートルほどになる

その輸送船が全部で4隻ある、ついでにとその半分ほどの大きさの旅客船も2隻作ってある

後々移住したい人を乗せて来れる用だ


「マスター、ミカエルから確認の申請があったのですが、一番肝心な事を決めていない事に気が付きました、この月面都市の名前はどう致しますか?」

「ああ~、名前決めてなかったな、すっかり忘れてたよ、ちょっと待ってくれ今考える」

う~ん、月面都市~、それっぽいのが良いよな~、海はルナーベイだったからな~

良いのが浮かばない....

『ルナルランド』で良いかな~

他に思いつかないしな~

「よしっ『ルナルランド』にしよう」

「ルナルランドですね、了解しました」

「ああ、しまった海水入れただけじゃダメなんだった、それにどうせならリゾート地も作りたい、今から改装できるか?」

「規模にもよりますが可能ですね、どのように変更なさいますか?」

「浅瀬の一部を隔離してビーチにしたい、場所はこれだけでかいんだ一部と言ってもかなりの場所は取れるだろう?、そこに砂浜を用意して宿泊できる施設も近くに建設しよう」

「なるほど、観光資源の確保ですね、確かにこれだけの広さの海があるのですからやらないのは勿体ないですね、周辺地形を参考に改装を行います、同時にビーチに漁船が近づけないように地形の変更も行いましょう」

「規模としては数百人が入れる大きさが良いな」

「了解しました、早速取り掛かります」

「任せたぞ~」


重要な事を決めている間に海水の搬入が完了したようだ、同時に砂の回収も併せて行うように指示を出してもらった、ただ海水と違って砂の回収は容易では無く専用の船を作る必要が出てきた

液体と違うから仕方ないだろう

新しい輸送船を開発した、砂の様な物を回収するのに適したバキューム船だ

海水の搬入はミカエルに任せる事にした

月面リゾート地か~、ここも名前考えないといけないかもしれない...何か考えとくか


次話は月面都市『ルナルランド』完成予定


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