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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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98 リーンガルド皇国&エテルディア王国

お裾分けしに行くぞ~



翌日

ますはセラフィーの所へお寿司のお裾分けをしに行く

城に着いたらすぐに通された、門番は俺の事を知っているようだったがセキュリティ大丈夫だろうか?

少し不安になりつつも謁見の間まで案内された


「ベーダー殿よく来たの、今日はどのような要件だ?」


「はい、今日は良い食材が手に入ったので美味しい料理を作って持ってきました、皆さんで召し上がって頂きたいと思います」


「おお、そうかそれは態々すまんの、では昼食に頂くとしよう」

「ベーダー殿の料理楽しみです」

「ベーダー様、どんな料理なのでしょうか?」


「魚介類を使ったお寿司と言う料理です、一口サイズで作られた食べやすい料理ですよ、山葵と言う辛い物を使ってますが大丈夫ですか?」


わたくしはあんまり辛いのが得意では無いですが大丈夫でしょうか?」


「セラフィーには山葵を抜いた物も用意してあるから大丈夫だよ」


「そうですか、ありがとうございます」


昼食に出す事が決まり調理場でお寿司に合うスープ、カニスープを追加で作ってもらった

カニとコンブと鰹節で出汁をとった物にカニの実と溶き卵で作ったお吸い物だ、キノコも入れれば良かったかな~と後になって気が付いた


朝食の時間になりテーブルにはそれぞれの前にお寿司とお吸い物が並べられた

足りない人様に中央にはお寿司が並んでいる、そういや生の魚とかって大丈夫なのだろうか?確認するのを忘れていたな...


「おおこれは何と奇麗な料理だろう、これは生の魚かの?、こっちは見た事が無いの、これは肉か?、どれもおいしそうじゃの~」

「そうですね、どれも食べた事が無い食材で食べるのが楽しみです」

「ベーダー様の料理はどれも美味しいと決まってます、早く食べましょう」

「そうじゃな、それでは頂くとしよう」

「どうぞ召し上がれ」


皆思い思いのお寿司を取って食べている


「これは弾力のある食材だの、噛むたびに味だ出てきおる」

「これはスープにも使われている食材ですね、ほのかな甘みもありとても美味しいです」

「この赤い身がお魚なんですね、美味しいですわたくしこんなおいしいお魚初めて食べました」

「これは肉ではない?、コンブ?、肉にしか見えないし食べた感じも肉そのものじゃないか、すごく美味しいな」

「ハマグリと言うのですか、私はこれが一番好きですね、食べやすく癖のないお味です」


「どれも好評で良かったです」


「これほど美味しい食事をありがとう」


「いえいえ、偶々手に入れたので試しに作ってみたらおいしかったものですから、皆さんにお裾分けしようと思い持ってきました」


「ベーダー様、美味しい料理をありがとうございます」

「また手に入ったら分けてくれるとありがたい」


「はい、手に入れた時は持ってきます」


俺はリーンガルド皇国を後にした

次はレプティアの所だ

王城について門番に確認を取ってもらう

使いの者から通行許可が下りる

そのまま謁見の間まで案内される


「ベーダー殿久しいな、天空の島ツアーはまだかの?」


「それはもう少し落ち着いてからにしましょう、今日は良い食材が手に入ったのでそれで料理を作り持ってきました、是非皆さんでお召し上がりください」


「おお、それは願っても無い申し出だ、早速夕食で頂くとしよう、料理長へ連絡を頼む」


「はっ畏まりました」

騎士の一人が謁見の間を出ていく


「どのような料理か聞いても良いかな?」


「はい、魚介類を用いたお寿司と言う料理です、食べやすく一口サイズで作ってある料理です、スープもありますので存分に楽しめると思います」


「おお、おお、それは楽しみだ、夕食が待ち遠しいのぉ」

「あなた、国王たる者がそんなに燥いでみっともないですよ」

「すまんすまん、気を付けるとしよう」


この場にレプティアが居なかったのは自室で勉強を頑張っているそうだ

なんでも昨日さぼったらしくて今日は昨日の分もやらされているのだとか...勉強はさぼっちゃ駄目だな


夕食の時間となり皆が集まった

「ベーダー様~、レプティア頑張りました、ご褒美下さい」

上目づかいで目をウルウルさせて訴えてきた

ナデナデしてごまかす事にした

「はぅっ、気持ち良いですぅ」

誤解を招く発言をしないでくれ

「夕食の準備が出来てるから食べに行こうね」

「はいっ」

周りに誰も居なくて良かった

テーブルにはお寿司が並べられ、スープも用意されている

「それではベーダー殿の料理を堪能しようではないか」

「「「「「頂きましょう」」」」」

「おお、この魚は何の魚だ?、食べた事が無いと思うのだが?」

「こちらのカニも美味しいですね、キングクラブより美味しいのでは?」

「これはイカに似ていますが味が違います、タコ?、なるほどアレでしたか、美味しい物なんですね」

「ベーダー様、どれも美味しいです、レプティアは幸せですぅ」


「お気に召していただけたようで何よりです」


「ベーダー殿、これらの食材はわしは見た事が無いのだが、どこで手に入るのだろうか?、もしよければ教えてもらえんだろうか?」


「これらの食材はこの近くでは捕れませんね、かなり遠くなんですよ、それこそ私じゃないと獲りにいけない場所なのです、したがって教えても獲りに行ける人は居ませんよ」


「そんなに遠くなのか?、別大陸とか?」


「ふっふっふ、もっと遠くですよ、聞けば度肝を抜かれる場所とだけお伝えしておきます、時期が来たらお教えします」


「そうか、それではその時を楽しみに待つとするか」


こうしてお寿司のお裾分けは無事に終わった


次話は色々と整備する予定


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