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ダイヤモンド・ダスト・トレイル「斜陽へと羽ばたく鳥」   作者: 白山 遼
●完全閉鎖孤島ーキロネキシアー
35/504

◑「僕の記憶」4/4

「着いた!」


エドゥ達は最初の海岸に漸く辿り着いた。




そこには、ラルフがいた。


「あぁ、あなたですか。エドゥさん。まずは謝罪させてください!」


ラルフは申し訳なさそうに頭を下げた。




「謝罪は受け取るが、今はそれどころじゃない。」


「エドガーの件ですね。私にも協力させて下さい。」


「じゃあ、悪いんだが、あそこにある俺の船から弾丸を取って来てくれないか?」


ラルフは承知すると、船に向かっていった。




エドゥはネミに地面に座らせてもらうと、少し休憩した。


上を見上げると、星が見える。


(あの、輝きの一つに地球があるのだろうか。一刻も早く任務を終えて帰りたい。)




しばらくするとラルフが戻ってきた。


「これで良いでしょうか。」


「あぁ。充分だ。」


ラルフから補給物質を受け取り、確認した。


「さぁ、急ぎましょ、ラルフあなたも一緒に行きましょう。」


ネミがラルフに話しかける。


「すいません。少し気になることがあるので、先に行ってて下さい。必ず追いつきますから。」


「分かったわ。エドゥ、先に行ってましょう。」


2人はエドガーの元へと向かっていった。




ラルフは一人海岸に残っていた。


「そこにいるのは分かっていますよ。出てきなさい。」


ラルフが何もないはずの場所に声をかけた。


「あちぁーーバレちゃいました。見つからないように気配を隠してたのに。」


空間が揺れ、人間が出てきた。


「もう勝ち目はありませんよ。いずれ島は元の姿を取り戻します。」


「えぇ!それは困ったなぁ。私が来てもそう言い切れるのですか?」


「誰が来てもですよ。私のこれまでのデータがそう言っている。もう撤退してください。」


「素直に言うことを聞く私だと?」


「聞かなくても、聞かせます。」






戦士たちが一人ずつ消えていく。


「足元を警戒しろ・・・あぁぁ。」


一人ずつ地中に引きずりこまれていく。




「エドガー!!!!」


突然大声を上げる者が出てきた。


声のする方を見るとピザファットの姿がそこにはあった。




「ピザファット!!」


地面からエドガーが姿を現した。




「お前の望み通り、一対一で勝負を決めようぜ。」


「その言葉に嘘偽りはないだろうな!!」


「ない!」


「のった!!」




地面からエドガーが一直線でピザファットに向かってきた。


ピザファットの腹にエドガーが一撃入れ、そのまま貫いた。


「うぐぅ!」


そのまま勢いを殺せずピザファットは吹き飛んでいく。


「どうした!そんなもんか!お前は!」


エドガーが追撃をする。




(一瞬だったが、分かったぞ!エドガーは今足の発達した生き物に変身している。)


ピザファットが地面に墜落する。




「傷の回復などさせんぞ!」


エドガーが片手でピザファットの頭を捕らえ、もう一つの手で殴りかかっていく。


「どうだ!どうだ!どうだ!これで俺の勝ちだ!!」


何度も何度もピザファットを殴る。




ガシッ。


「!?」


ピザファットがエドガーの手を掴んだ。




「・・へへ。お前の勝ちだと?お前のへなちょこパンチじゃ俺っちは倒せねぇぞ。」


「・・・ならこれでどうだ。」


エドガーが変身し、また違う生き物になる。


体から複数の腕が生えてきた。




「・・・来いよ!絶対に倒れねぇっての!」


ピザファットは何度も何度も何度も殴られた。


回復が間に合わないほどの速度で殴られた。




ピタっと攻撃の手が止む。


「認めろ!お前より俺の方が強い!!俺がこの島の王だ!!!!」


エドガーの手がピザファットの体を貫き心臓を鷲掴みにした。


「・・・確か・・に・・お前の・・方が・・・・強い・・だが、・・・王・・の素質・・は・・強さ・・・じゃ・・ない・・・。」


ピザファットの言葉が終わると、エドガーが静かに喋る。その言葉には怒りがのっていた。




「もう良い。・・・敗者の言葉ほど説得力のないものなどない。お前は負けたんだよ、ピザファット。」


そして、そのまま心臓を握りつぶした。


「・・・・さらばだ。」




「聞け!!今日から俺がこの島の王になる!!エルフを守るために余所者は例外なく殺せ!!」


エドガーが戦士たちに命令する。


しかし、動こうとする者は誰一人いなかった。


「王の命令が聞こえないのか!!使えん者に用はない!!」


エドガーはドラゴンに再び変身し、炎を吹いた。


次々と戦士たちを襲う。


「・・そうか。フランコとも戦っていなかったな。だから従わないのか。なるほどこれは俺が悪かった。」


エドガーが翼を広げ空を飛ぶ。




フランコは大型2体と相変わらず戦っていた。


空からエドガーが飛んでくる。


「丁度いいところに!加勢しろ!」


No.8がエドガーに命令した。


エドガーはフランコに向かっていった。




「勝負しろ!!!フランコ!!!最強を決めてやる!!」


ドラゴンの爪がフランコを襲う。


フランコは華麗に避けた。


「くらえ!フランコ!!」


大型一機がフランコにビームを撃つ。




「勝負の邪魔をするな!!!」


ゴォオォォォオオオオオオっと高温の炎が大型を溶かす。


「エドガー!!貴様!!洗脳が足りなかったか!!」


最後の大型がエドガーに向かっていく。


「!?動けん!」


急に大型の動きが止まった。


「これは!!体が溶けている!」


後ろを振り向くと、フランコが槍で大型をつつき装甲を液体化するのが見えた。


「きっさまーーーぁぁぁぁ」


大型は溶けて爆発した。




「邪魔ものは消えた!さぁ、最強を決めるぞ!フランコ!!」


「そんなもの決めてどうする。」




ー一斉送信。大型は4体とも消滅。エドガーはフランコと対峙中、今動ける者は黒幕を見つけて連絡を!-




「エドガー!お前は今の奴に洗脳されているだけなんだ。目を覚ませ!」


「洗脳とはこれのことか?」


エドガーが壊れたUSBをフランコの前に投げつけた。


「!?お前、いつから?」


「少し前からだ。自分で解いた。俺を勝手に動かした奴は直ぐに殺してやるさ。だが、その前に、お前たちと戦う口実がある今戦っておかなくてはならない。」


「下らない。もうお前の洗脳が溶けているなら、お前に構う必要はない。」


フランコは背を向けて走り出した。




ゴォォォォと炎が吹かれ、周りは炎の海となった。


「バカ!今はそんなことをしている場合じゃないだろう!!」


「進みたいなら俺を倒してから行け!!!」


フランコは槍を持つ手に力を込める。


「洗脳を解いてもまだ目が覚めてないようだな。」


「いいな!やっとやる気になったか!」


エドガーが炎を吹く。




フランコは真正面でそれを受ける。


槍で火をつつき固めていく。


火では埒が明かないので、エドガーは直接地面をたたいた。


ドラゴンの巨体から放たれる衝撃により、地面が割れた。


フランコは空中に避ける。


地中に埋まっていた爆弾型が割れ目から顔を出した。


次々と爆発が起こる。


爆炎で二人の姿が見えなくなる。




(どこから来る?あの巨体なら動けばすぐ分かる。)


フランコは辺りを警戒する。


煙の動きをよく見て、エドガーの動きを見ていた。




ぐいっと足が引っ張られる。


(地面か!)


フランコは地中に埋もれていった。

脳内設定その⑩

エドガー=シマコフ 種族ーエルフー

アミュレット名 「King of the Monsters」

「思い通りの生物に変身できる。複雑な設定、巨大なものになればなる程、体力の消費が激しくなる。」


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