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ダイヤモンド・ダスト・トレイル「斜陽へと羽ばたく鳥」   作者: 白山 遼
●完全閉鎖孤島ーキロネキシアー
21/504

●「侵略者は誰だ!」2/4

バーン!っと銃声が鳴り響く。

「自己犠牲ってやつ?あんま好きじゃないけどね。面白いやつかと思ってたけどねぇ。」

無機質な声が静かに響く。

「結局、お前の後にあいつら始末すれば、意味なんてないのにさぁ。」

再び、機械兵が銃を向ける。


「俺っちはそんなんじゃ殺せないぜ!」

ピザファットは回復を済ませ、機械兵の足を払い、銃の軌道をそらす。

「っ硬!足折れるはこんなん!」

ピンピンとしているピザファットを見て機械兵は相変わらず無機質だが、どこか感情がこもった声で

「お前能力持っているのか。これは意外な報酬だ!」

というと、再び襲い掛かってきた。


警備の戦士たちは戸惑っていた。

今ピザファットは背中をがら空きにしている。

「ハレイの伝令だと島を裏切ったからもう長じゃないんだよな。」

「あぁ。しかも見つけたら捕らえるか最悪殺しても構わないって。」

「でも、あいつ俺らを守ってくれたぜ。2回も。」

「関係ねえよ、あいつが侵入者を連れてこなければ集落は襲われなかったんだぜ。」


ピザファットは機械兵の相手をしていたので、そのやり取りを聞くことはなかった。

気が付くと戦士たちの姿は消えていた。

機械兵が声を掛ける。

「悲しいなぁ、あいつらお前を助けてくれないなぁ。」

「別にいいんだよ。俺っちはどうせここから出ていこうとする裏切り者で仲間じゃないんだから。」

「裏切るのになんで助ける必要があるんだぁ?」

「死なれて夢にでてこられでもしてみろ、おちおち眠れもしねぇじゃないの!」


戦いは続いていく。

ピザファットは出来るだけ近くで戦う。隙を狙って直ぐに攻撃を仕掛けられるからだ。

ガチャンと音が鳴る。

(来た!)

この音が鳴るとリロードのタイミングであると、戦いながら観察していた。

待ってましたとばかりに一気に突っ込む。


ギュイン

鋭い痛みがピザファットの腕に走る。


(あれは、刃物?)

高速回転している刃物がピザファットの片腕を切断していた。

「音が鳴るとリロードだ。お前の考えは単純だぁ。」

機械兵が煽ってくる。


煽りに乗ることもなくピザファットは腕の回復を済ませ。そのまま切断された腕を投げた。

(いけ、細胞爆弾!)


「何だぁ。」

次の瞬間大きな衝撃が機械兵に伝わる。


「qwtkぇえkp。異常事態は、、ッ製?制?生>権利者権限、、管理>s;kf」

機械兵は火花を散らし、訳の分からない言葉を言うと、静かに倒れていった。

「ふぅ、やったぜ!しかし、傷が回復できるからって、簡単に腕とか飛ばすなよな。」

ピザファットは誰かにそういうと少し横になった。

(昨日からやけに体中ズキズキする。傷が治っても痛みは消えねぇんだな。ここだけは文句言いたいぜ。)

休憩を済ませると、ようやく目的地である、、海、、岸、、

おかしい、ピザファットは違和感を感じた。

(そうだ、俺はフランコから相棒が拷問を受けているはずだと聞いて助けに行こうとしていたはずだ。

それなのになぜ、相棒が海岸にいると思ったんだ?)


「あぁ、気付いちゃったぁ?」

無機質な声、さっきも聞いた声。いや、さっきが初めてではない!

(そうだ、相棒を助けに向かう時、俺っちはこいつに既に会っていた!)


「やっぱり即席の命令じゃ、すぐに解けてしまうかぁ。まぁいいかお前が能力を持っていることは分かったことだしぃ。」

近くにさっきと同じ機械兵が立っていた。


「てめぇ何か能力をもっていやがるな、来いよ、かかってこい!ぶっ殺してやる!」


ジーーーっと音が鳴る。

すると、周りから人型をした機械兵、ドローン型の機械兵がどこからともなく湧いてきた。


「さっきの嘘、忘れて。」

ピザファットは無我夢中で走って逃げだした。


「だらしないなぁ、能力だけもらって帰るからぁ。大人しく捕まれよぉ。」

後ろから声がする。

銃声が聞こえだした。

「いてぇ!」

足に弾が当たり、ピザファットは転ぶ。

「おぉぉぉ。」

頭に空洞が出来ている感覚がする。

人型の機械兵の腕から何かが出てきた。

それは丁度空洞に対して鍵と鍵穴のような関係をしていた。

(よくわからねぇが、逃げねぇとまずいと俺っちの本能が言っている!)

必死になって逃げようとするが人型機械兵2体に両側から押さえつけられてしまった。

頭の空洞に何かが差し込まれそうになっている。もはやピザファットには抵抗する術がなかった。

(もうだめか。)


ビュンビュン

グチャ

「何だぁ?」


ピザファットを抑えていた人型機械兵が、片方は矢に貫かれ、片方はぐちゃぐちゃに配線をいじられピザファットから手を放していた。


「っ!お前ら!」

それは先程逃げたと思われた戦士たちとフランコであった。


「上空にいる敵は矢で対処しろ、一体一体を確実に複数人で仕留めるのだ。」

「誰だか分からないが、この島を守る戦士として手助けしよう。」


(今は見逃してくれるって事か。)

ピザファットはフランコ達の意図をくみ取り

「感謝する。敵の中に一体だけ喋ることのできる指揮官がいる。そいつを見つけ出して倒すんだ。」

と協力する姿勢を見せた。


後ろで矢が次々と放たれている中ピザファットとフランコが前に飛び出た。

「俺たちに当たっても構わんから攻撃の手を休めるな!」

「おい!何言ってんだ!痛いのは嫌だぞ!」


人型機械兵が迫ってくる。

フランコは難なく表面を液体化し中に槍を突っ込んだ。

「お前、俺が苦労して倒したってのに簡単に倒しやがって!」

ピザファットは不貞腐れたようにフランコに愚痴をこぼす。

「お前は回復しか能がないからな、唯一の攻撃の爆弾も一部を切断されないと使えないしな。」

「本当にそうだから困るぜ。」

機械兵が発砲する。

弾が二人に当たるが、フランコは体を液体化し致命傷を避け、ピザファットは直撃した。

「痛ぇ!死んだらどうすんだ!」

「おい!バカやってないで早く起き上がれ!」


「おい!ピザフ・・いやピザ男!」

「もう少し名前考えてくれよ!で?どうした!」

「指揮官を見つける良い手を思いついた。顔を手で塞げ!決して穴をあけるなよ。」

「お前まさか!」

ピザファットは顔を手で隠し、顔を下に下げその場にしゃがみこんだ。

次の瞬間、地面が勢いよく吹き飛び質量を持った土が気体のように吹き飛んだ。

つまり砂嵐である。局地的な砂嵐が起こった。

フランコは地中に潜りこれを回避し、ピザファットは気道に砂塵が入らないように顔をガードしていた。


やがて砂嵐が止むと、フランコが地中から出てきた。

「おい、いきなりやる奴があるかよ!」

「だが、これで指揮官が分かったな。あの一体だけが顔の部分を防御した!」

「全く無茶苦茶な野郎だ!てめぇ!」

「お前の爆弾程ではないと思うが・・」


フランコが一気に指揮官のところまでかけていく。


「面倒だなぁ。お前の能力よぉ。」

「おぉ、本当にしゃべるんだな。とどめ・・・

バンバン

2発撃ちこまれる。

しかし、フランコには効果がない。

「じゃあ、今度こそ!」

「dふぁkjp、菅利syアけん減を井こ鵜smさいた。」

フランコの攻撃で先程と同じように機械兵が魂を抜かれたようにその場に倒れ込んだ。


「やったぜ!これで他のも無力化が!」

喜んだのも束の間。後ろの方で戦っていた戦士の一人が悲鳴を上げた。


「ぎゃああああ」


「「何だ!?」」

先程ピザファットがなったように戦士の頭に空洞が出ていた。そして、ドローン型の機械兵から何かが出てきて空洞に差し込まれた。

「ぁぁぁぁぁぁぁぁ」

幸い近くにいた仲間が機械兵を追い払い、何かを取り出したが、どうも戦士の様子がおかしい。

うわごとのように何かを呟いている。

そして、

「うあわわわ」

と声を出し突然暴れ出した。


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