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ダイヤモンド・ダスト・トレイル「斜陽へと羽ばたく鳥」   作者: 白山 遼
⚙︎機械仕掛けの神ー超大陸バンギア北部「医学都市 パピルス」ー
188/495

⚙︎「震撼」7/12

「巨大機械人形1機が能力者一人分に相当っと。」


城の地下でフィルマンペはMOTHERに繋いだ状態でデータを収集していた。


「だが、教会には神鎧がある。その分のデータも集めたいところだが・・・。」


ウィイーーーン。


「データ集めはこの辺にするか・・・。」


フィルマンペはガーディアンに命令を下す。


「邪魔者どもを蹴散らせ!」


§城門前


「grrrrr」「gllll」

「zsssss」「vllll」


吸血鬼たちが迫りつつあるナテュミタを正に迎え撃とうとしていた。


バサバサバサバサ


「よーし、位置についた。テキトーに動きを止めてちょーだい。」


バサバサバサバサ


「相変わらずいい加減のも。きちんとしてほしいのも。」


「悪いね。こういう性分なもんで。」


使い魔を通してバルーノとジンジャーは位置取りを終えていた。


「来るのもよ。」


カタカタカタカタ。

プシューーー。

カタンカタン。


”ナテュミタ”が一歩また一歩と城門に近づいてきていた。


「血流術のも。」


バルーノの全身が血で覆われていく。


キュイーーーーン。


血が高速で回転する。


「触れてみるのもよ。その体を切り裂いてやるのも。」


ジンジャーは少し離れた高いところに位置取っていた。


「ふっーーー。さぁ、仕事の時間だ。・・・血流術。」


プシャアアアア


ジンジャーの周りに血液が浮かぶ。


「”カリプトラ”」


ズシン。


血が塊を作り、ライフルの形に変形した。


「さぁ、いつでもどうぞ。」


カタカタカタカタ。

プシュウウウウ!!!

カタンカタン


「突撃のも!!!」


バルーノの号令で吸血鬼たちが行軍する。


「zrrrr!!!」

「bjjjj!!!」


カシャ


ナテュミタの口が開く。


キューーーーーーン


口から光線が放たれ、吸血鬼たちを吹き飛ばしていく。


ギュィーーーーーーーン!!!!


バルーノが吸血鬼たちを押しのけナテュミタに突進する。


ガギガギガギガギ!!!


血の刃がナテュミタの機体を削っていく。


「このまま真っ二つにしてやるのも!!!」


カタカタカタカタ


ナテュミタの背中にある歯車が回り始めた。


プシュゥウウウウ!!!!


「のも!!!」


刃の回転が止まる。


「のももも?硬いのも!!?」


バサバサバサバサ!!!


「バルーノ、どうした?」


バサバサバサバサ!!!


「これ以上削れないのも!!」


「仕方ないか・・・。そのまま押さえておいてー。」


ジンジャーは照準を合わせる。


「装填」


カチャリ。


「よーく狙って。」


カタカタカタカタ

プシュウウウ!!!


「発射。」


ズドン!!!


放たれた銃弾がナテュミタ目掛けて飛んでいく。


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