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ダイヤモンド・ダスト・トレイル「斜陽へと羽ばたく鳥」   作者: 白山 遼
⚙︎機械仕掛けの神ー超大陸バンギア北部「医学都市 パピルス」ー
182/495

⚙︎「震撼」1/12

(神鎧によく似ている・・・。啓示こそないけれど恐らく力が上昇しているはず。)


「おーい!ボーッとするのは終わってからにしてくれよな!」


ハッとシャルロッタは我に返る。


(いけないいけない。今は目の前のことに集中しなくちゃ。鎧のことは後で聞けばいいか。)


「ごめんごめん、本当にいい鎧だと思って。」


「おっ!やっぱり分かっちまうかぁ!終わったらゆっくり見せてやるぜ!」


「えぇ、楽しみにしているわ!」


ズドドドドドドドド!!!!!


ガーディアンが二人を襲う。


ーArmor Modeー


ズドン!!!


六角形の障壁が二人の前方に展開される。


「すごい、これなら攻撃が効かない!」


「感動してるところ、わりぃけど長くはもたねぇぜ。」


「でも、時間は稼げた!」


そういうとシャルロッタは手を天高く掲げる。


「えっ?ちょっと待って!さっきのやるなら俺っちがいないところでやってくれ!!」


「あ、ごめん!なるべく耐えて!」


「うそーーん!!!!」


暗雲が立ち込める。


ピカーーン!!!


一瞬、あたりが光輝いた。


ゴロゴロゴロゴロ!!!!!!!


≶あ≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶ば≶!≶!≶!≶!≶


凄まじい電流が辺りを駆け巡っていた。


ピザファットは痙攣している。


シャルロッタはその身に電気を纏いガーディアンに近づいていた。


(最初の一撃で仕留められなかったのは電流が外部にしか流れなくて、内部に到達する前に地面に逃げてしまったから。)


彼女は拳を振るう。


(だったら最初から内部に電流を流せばいいだけの話だ。)


ウィーーーン!!!!


ガーディアンが右腕を動かしシャルロッタを押しつぶそうとする。


ズドーーーーン!!!!


彼女はそれをいとも簡単に振り払った。


ビリビリビリビリ!!!!


電流がガーディアンに伝わっていく。

動きが鈍くなっているようだ。

だがそれでも完全に停止するには至っていない。


「やっぱり内部に直接打ち込むしかない!」


ビューーン!!!


シャルロッタが加速する。


「ここだぁあああああ!!!!!」


彼女は電気を纏った右手を思い切り伸ばした。


狙うのは先ほど傷をつけそのまま突き刺さっていた剣だ。

内部まで突き刺さった剣の刀身を通じて電流を流していく。


ビリビリビリビリ!!!!!!


プシユウーー!!!!!


回路がショートし、煙が出てきた。


ググググググ、ズドシャーーーーーーーン!!!!!


ガーディアンは完全に停止し、巨大な鉄の塊となり地面に倒れこんだ。


「はぁはぁ、やった・・・。」


シャルロッタはそのまま地面に座り込む。

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