251 誰かわかるか? 別れだ。
ゴルド・マルベル:皇帝
クリアラ・マルベル:皇妃
メルソン・マルベル:皇女・姉
ライト・マルベル:皇子・弟
ナト・シャマン:マルベル帝国将軍・近衛騎士長
シガローネ・エレブニ:マルベル帝国宰相
スピカ・アムリット:マルベル帝国の占い師
セラム:メルソンの狗
ジョー:セブンに洗脳されている衛兵
オリンピア:皇子付き近衛騎士・セブンの側近
「ちょ、ちょっと待って……頭が追い付かない……」
俺が祝い酒を楽しんでいると、隣のライトがそんなことを呟いて額に手を当てた。
まあ無理もない。だが、そうも言っていられない。
「ライト。これで劣等感も孤独感も、完全克服だな」
「……そりゃそうかもしれないけど、僕は昨日の時点でもう劣等感も孤独感もすっかり忘れてシチューを煮込んでたよ。今言われて思い出したくらいだ」
「いやそんなジト目で言われても」
「ジト目にもなる! だって皇帝っておまっ……お前ぇ~っ!! やり過ぎだろぉ~!?」
ライトに胸倉を掴まれ、前後にガクガクと揺すられる。
ただゴルドがいる手前、本気で嫌がれないのか、小声で叫んでいた。器用なことするなあ。
ちょっと前までメルソンとバチバチに次期皇帝の座を争っていたライトが、今となっては皇帝の座を嫌がっているだなんて……なんだか嬉しくなっちゃうね。
「ライト」
「僕が皇帝って……いや、確かになりたかったけど、いきなり皇帝って……いやいやいや……」
「ライト!」
「! な、なんだよ?」
「これ、餞別だ。役立てな」
「え、餞別……?」
俺はライトにメモ紙を手渡した。
中身には様々なスキルの習得方法がギッチリ書かれている。とりあえず、俺が今出場しているタイトル戦のスキル全てだ。
「お前が信じられると思ったやつらにだけ教えろ。取引の材料にしてもいい。自分で覚えてもいい。とにかく、有効に使え。困ったらシガローネかナトに相談しろ」
「ま、待って。餞別って、そんな……お別れみたいな……」
「また会いに来る」
「……というか、餞別って旅立つ側の人への贈り物って意味だけど」
………………あっ。
「い、いいや、皇帝となるお前への餞別という意味だ。俺には、そうだな、昨日のシチューがそうだった」
「ってことは……お前、やっぱり、帝国を去るんだな……?」
ふぅ、なんとか誤魔化せたか。
「別にもう二度と会えないってわけじゃない。俺も事あるごとに会いに来るし、お前からも会いに来ればいい。だから……そんな顔するな」
「……~~~っっ!」
ライトは慌てて俺から顔を隠すように、両手で顔を覆ってそっぽを向いた。
寂しがっているのがバレバレだ。いや、今に泣き出すだろうことも完全にわかっていたが……まあ、あえてわからないフリをしてやるのが、俺たちって感じだな。
俺はライトの頭をぽんぽんと二回優しく叩いて、次に話をしなければならない男へと顔を向けた。
「心配しないでいい。シガローネのお墨付きだ、きっと帝国は上手く行く」
「…………」
黙りこくる男は、ゴルド・マルベル。
彼は、セブンを次の皇帝に選んだというのに、それが一瞬で俺へとすり替わり、そして更にライトへとすり替わろうとしている現状が、非常に受け入れ難いのだろう。
とはいえ、自身は二年間も洗脳され帝国を滅茶苦茶にしてしまった。その上で、一度は俺に帝国を任せると宣言してしまったのだ。とても文句が言えるような立場ではない。ゆえに、こうして黙るよりない。
と、俺はそう予想していたのだが――。
「余の知るライトは、あのように泣かぬ。あのように笑わぬ。あのように怒らぬ。あのように寂しがらぬ。いつも殻に閉じこもり、棘で体を覆っておった。はてさて誰のお陰か、蛹は蝶になったようだ。餞別とは上手く言ったものよ。これより飛び立たんとしているのは、そちではなくライトなのであろう。ああ……今のライトならば、あるいは。余もそう思うておる」
「!!」
認めた。
ゴルドが、ライトを認めた……!
聞いてるかライト! ……って、泣いてるから聞こえてないか。そしてライトが聞いていたら、ゴルドはこんなこと言ってないわな。
「だが、一点。メルソンだけは見過ごせぬ。メルソンに宰相は荷が重い」
「そうか。確かに俺もそこは気がかりだったが、シガローネが監視をすれば」
「それは期待できぬ。シガローネのやつは、将軍に返り咲けば朝から晩まで鍛錬漬けだ。メルソンの面倒を見ている暇などなかろう」
なるほど、それは盲点だった。将軍だった頃のシガローネをよく知るゴルドらしい意見だな。
では、どうするべきか。俺が悩んでいると、ゴルドはニッと笑って口を開いた。
「余が顧問と相成ろう」
「!」
顧問。つまりはアドバイザーか。
「いいな、それ」
「うむ。一年か二年か、どれほどかかるかはわからぬが、メルソンが一人前となるまで余が見守ればよい」
メルソンはまだまだ半人前。それはゴルドも認めるところなのだろう。だが、俺は彼女がとても優秀だとも思うのだ。
何故なら、確かに彼女は、セブンが危険であることを見抜いていたから。
なんかシガローネのお陰か随分と正当化されているが、元はと言えば俺は、帝国をぶっ壊そうとしていたのだ。そこだけに着目すれば、彼女のみが帝国の危機に対して立ち向かっていたとも捉えることができる。
如何せん、方法とタイミングと性格が悪かったな、メルソン。
まあ、帝国にはもっと性格の悪い皮肉屋がいるから然して問題ないだろう。
「忙しくなりそうだな。しかし、それだと奥さんはいいのか? 暫くは二人でゆっくりしたいんじゃないか?」
「当然、クリアラとの二年は取り戻す。ただ、徐々にでよいのだ。クリアラはきっとわかってくれる。それに幸いにも、エルフの過ごす二年など、人間にとっての五か月にも感じぬであろうからな」
ふと思い出し、ゴルドの奥さんについて尋ねてみると、ゴルドは意外とどっしり構えていたことがわかった。
かなりの愛妻家と聞いていたが、なるほど、きちんと信頼のある関係らしい。安心した。ライトにまで嫉妬して遠ざけていたというのは、ここ二年間限定の話だったということだろう。
「今は娘が優先か」
「フッ……息子も、そして帝国もだ」
全く、欲張りな男だ。だが、それでこそゴルド・マルベルだ。
俺とゴルドは笑って頷き合い、別れた。
さて、お次は、新たな帝国の大黒柱となるだろう男だな。
「待たせたな、シガローネ」
「その通り。もう少しで足が棒になるところであった。どう責任を取る?」
……うん、良くも悪くも相変わらずだ。
「足でも杖術ができるようになるんだろう? 羨ましいよ」
「はっは!」
俺が皮肉で返すと、シガローネは上機嫌に笑った。
どうも、自分が皮肉を言うのも、他人が皮肉を言うのも、この人は好きらしい。
「おや? なんだ、私には何もないのか?」
そして、これ見よがしに右手を差し出してヒラヒラしながら、そんなことを言う。
俺がライトに渡したブツの内容をわかってて言ってるんだろう。全く、良い性格してる。
「ライトから教えてもらえ」
「そうして私を殿下に縛り付けたつもりか」
「そうでもしなきゃあ、ライトを守ってくれないかなと」
「何故そう思う」
「ライトに興味持ってなさそうだから」
「!」
非戦闘員はどうでもいいと思っている気がする。そのくらい、シガローネは戦いに賭けてきた男。ゆえに、ライトに興味はないはずだ。
俺の予想だが、ライトは俺のメモを自分でも使うだろう。あのくらいの年頃の男子は大半がそうする。
そうして頭抜けた実力を付けたとして、やっとシガローネが興味を持つギリギリのラインだな。
ライトは逃げるのではなく、抗うことを選択した。きっと大丈夫だ、これから力を付けていく。ゆっくりと、しかし着実に、シガローネの後見のもとで。
「殿下が貴様のようにならんことを祈っているよ」
「え、なんで?」
「手に負えなくなる」
「ははは!」
最後に冗談で笑って、俺たちは別れた。
ライトはまだ十六歳。ハーフエルフの成長速度を考えれば、ぐんと身長が伸びるのはこれからだろう。
さて、次だな。
「ナト、変身の使い方はさっきので正解だ。無敵時間で状況をリセットし、ラスト2秒で有利を築ける。ステータスの上昇は、おまけみたいなもんだ」
メルソンの前に立つナトは、俺の言葉を耳にすると、小さく笑って口を開く。
「確かに、貴殿の仰る通りでした。無敵時間はこの上ない切り札となり、ステータス上昇で痒いところにも手が届く」
「だろう?」
「だからこそ、私は判断に苦しみました」
「?」
「貴殿には……全て、お見通しだったのですね」
そんなことはない。
これは、ナトがメルソンの味方をしながらも帝国中枢に存続できる方法を模索した結果だ。
義理堅いナトはメルソンをどうしても裏切れない。ならば、とりあえずはナトに義理を果たさせておいて、その間にメルソンをどうにかするよりなかった。
「貴殿は、優し過ぎます。何故こんなことができるんですか? 私は、殿下は、貴殿を暗殺しようとしたのですよ!? なのに!」
「どうどう、落ち着け」
「……失礼。しかし言わせてください」
ナトは深呼吸を一つ、言葉を続ける。
「もう駄目だと、何度もそう思いました。どれほど策を弄しても、殿下は救えないのだと。舵を切るにも遅過ぎました。気付けばもはや、退路はなかった」
「お前、先読み苦手だもんなあ」
その代わり、粘りが強い。粘りながら考えて答えに辿り着くようなタイプだと思う。
たとえどんな絶望が待っていようと、最後の最後まで粘れる。それがナトの強さであり弱さだ。
この先に絶望しかないとわかっていながらも、決してメルソンを見限らず、最後まで騎士であり続けたお前が、評価されないことなどあっていいわけがない。
これは、そんな俺のエゴがもたらした結果だ。優しさなんかじゃない。
「それです。貴殿のそれが、優し過ぎると言っているのです」
「それ?」
「敵を敵とも思っていない。皆に等しく、分け隔てなく、性格を理解しようと両手を広げて近付いてくる。貴殿は自由だ。貴殿にはなんのしがらみもない。なんのしがらみも……」
なるほど。
「別に敵対する理由もなかったしなあ」
「あるでしょうよ山ほど!! 暗殺されかけてるんですよ!?」
ナトが大声を出した。珍しい。
「……私はダークエルフです。差別の目には人一倍敏感に生きてきました。それがこのザマですよ。自分が鈍感になったのではとまで考えたほどです。貴殿ほど差別しない人を私は知らない」
「差別ねえ」
俺だって無意識のうちに多少はしてしまっていると思う。
ただ一つ言えることは、「関係ない」というだけなんだ。性別も、身分も、人種も……PvPにおいては全くもって何もかも関係がない。
「どうしても、貴殿が悪人とは思えなかった。ゆえに私は悩んだ。殿下も、貴殿も、どちらも……私は大切にしたかった」
「わかってるよ。だからこうした。俺にこうさせたのはお前だ。俺もお前も成し遂げられたんだ、それでいい話じゃないか」
「……!」
長々と面倒くせえ。恐らくナトは、自分が納得するまでこの会話を“粘る”だろう。なんとなくそんな気がしたので、俺は話を打ち切る。
「はい、終わり。俺とお前にはなんのわだかまりもなくなった。そういうことだ」
「し、しかし」
「いい、もう、うるさい! ああ、そうそう。次のタイトル戦、シガローネと一緒に出ろ。強制参加だ。運良くトーナメントを勝ち上がれたら、俺が指導してやろう」
「!」
冗談めかして言いながら、俺はナトと別れた。
「……やはり貴殿は優しい。互いの立場など関係なく、武人として試合を行う。ええ、タイトル戦の舞台以外、約束を果たせる場など何処にもないでしょう……!」
そんなナトの呟きを背に受けながら、俺は次なる待ち人と向かい合う。
メルソン・マルベル――問題の皇女である。
「ありがとう、メルソン。この一か月、お陰で楽しかったよ」
俺がそう言うと、メルソンの眉間に見るからに皺が寄った。
おっと、皮肉と捉えられたか?
「すまん、言い方が悪かった。退屈しなかったと言うべきか、いや、良いスパイスになっていたというか……とにかく、シガローネ的な意味じゃない」
俺が喋れば喋るほどメルソンの表情が険しくなっていったので、最後は諦めて皮肉ではないことだけ伝える。
すると、メルソンはおもむろに口を開いた。
「ここまで虚仮にされたのは初めてよ。お前は人を苛つかせる天才ね」
「それほどでもない」
「褒めてない!」
いや煽りが上手いってそれ、PvPでは誉め言葉なんだよなあ……。
「本当にふざけてる。一か月で皇帝? 帝国の敵であるお前が? 正体が明らかになってもそれを認めるって……馬鹿なんじゃないの?」
まあ俺もそう思うよ。
「こんなことがまかり通っていいというの? 実力主義? お笑い種ね。じゃあ世界中探して、強いやつを連れてきて戦わせたら、そいつが皇帝? 馬っ鹿みたい!」
メルソンはもうどうしようもないというのがわかっているのか、逃げようとも抵抗しようともしない。その代わり、溜まりに溜まった怒りをところ構わず放出させている。
「ゴルドやシガローネは純粋な戦闘能力だけ見ていたわけじゃないと思うが」
「うるさいわね! わかってるわよそんなこと!! 私が言いたいのは、誰でもいいのかってことよ!!」
いや、よくないだろう。
と言うと「じゃあお前はどうなんだ!」となるので、黙っておく。
「それに、お前が皇帝を譲るというのは当然としても、その相手に納得ができない! ライトはまだ子供じゃない! 皇帝が務まるわけがない!」
「まあ、騙されたと思って一回任せてみろよ。それで駄目だったら、その時また考えればいい」
「また考えればいいって……国が駄目になったら、民が苦しむのよ!? そんな生半可な気持ちで国を任せられるわけがない!!」
クソほど正論だな。
しかし、残念。俺はライトたちを、そしてウィンフィルドを信じている。
「少なくとも、俺に対して暗殺者を送り込み続けたお前よりはいい」
「……~っ……!」
メルソンは閉口した。
普段なら一発目で成功していたはずの暗殺が、あれほど立て続けに失敗しているのだから、そりゃあ何も言えなくなるだろう。
「まず、国ではなく、目の前の人を見るべきだ。それから国を見ればいい。あんまり大きなものを見上げ続けていると、足元に落ちている大事なものを見逃す」
相手の武器の動きに注目するあまり、足の運びを見逃すのと同じだ。
大事なのは落ち着いて全体を見ること。次期皇帝に執着しているうちには到底できなかったそれが、今のライトにはできるようになった。さあ、メルソン、お前はどうだ?
「ゴルドの顧問のもと、宰相として帝国をより良くするよう頑張ってみれば、わかってくることもあるんじゃないか」
「…………」
メルソンは俺から視線を逸らして黙り込む。
まるでワガママが通らなかった子供のようだ。こういうところは、やはり姉弟か。出会った頃のライトと少し似ているな。
「じゃ、頑張って」
最後に一言、そう伝えて、俺はメルソンに背を向けた。
暫くは、洗脳の解けたゴルドがこのじゃじゃ馬を厳し~く指導することになるだろう。
その様子、ちょっと見てみたい気もするが……俺はそろそろ帰らなければ。流石に休み過ぎだ。
「ああ、オリンピア。ライトを任せたぞ」
「騎士長……!」
ライトのところに戻ると、オリンピアが目を潤ませて待っていた。
「仕事に余裕があれば、お前もタイトル戦に出てこい。メモ紙は、ライトに渡してある」
「メモ紙を殿下に!? なるほど……! 流石は騎士長です、このオリンピア――」
「感服してるとこ悪いが、俺はもう騎士長じゃなくて、ただのセカンド・ファーステストだ。そしてお前は、新騎士長ではなく親衛隊長となる」
「――!」
確か、皇帝を護衛するやつらを近衛騎士隊と分けて特別に親衛隊と呼ぶのだと言っていた。
親衛隊は、きっと近衛騎士隊より給料も良いだろう。だから、世話になったこいつらには親衛隊の地位を用意して、そこで頑張ってほしいと思ったのだ。
「皆で力を合わせてライトを守ってくれ」
「はっ……!」
オリンピアは力強く敬礼をした。余計なことを一切喋らず、職務を全うせんとする覚悟だけを示すその姿勢は、実に気高い彼らしい。
すると、彼の後ろに騎士隊の面々が整列し、彼らもまた綺麗な敬礼を見せてくれた。
そのまた後ろの方には、第五小隊全員と、衛兵のジョーの姿。同じように敬礼して、俺を見送ってくれている。
「……セブン。いや、セカンド。お前、また絶対に、会いに来いよ」
さっきまでめそめそ泣いていたライトは、晴れやかな顔を作って沈黙を破った。
「ああ。お隣さん感覚で来るから、覚悟しておけ」
ライトは冗談だと思ったのか、今にも泣き出しそうな顔で笑う。
へっへっへ、悪いが冗談じゃあないんだ。
まあ、この場にいる誰も、冗談ではないとわからなかっただろうが。
俺はパチンと指を鳴らして、《魔召喚》を発動する。
「あんこ参上仕りました」
俺の影にあんこを呼び出すと、あんこは露骨にしな垂れかかってきて、口を開いた。
「主様、少々陽が強う御座います……嗚呼、御身に隠れさせてくださいませ」
「わかった、早めに転移してくれ。その前に、ここにはまた来るから、影を覚えておけ」
「……いけずなお方」
あんこは口を尖らせて拗ねると、ライトの影にさらりと触ってから、《暗黒転移》で先に自宅へと移動していった。
「えっ……な、何!? 誰、今の……?」
ライトは目を白黒させている。
俺は右手をひらりと上げて、一言。
直後、あんこに《暗黒召喚》を発動させる。
……暫しの、別れだ。
「またな――」
バカンス開始から二十六日目のことであった。
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