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第一話

第一話です。どうかよろしくお願いします。

 暗闇から光が見えた。自分は……死んだはずでは。


「その通りよ、ご明察~!」


 非常にキンキンな高い声が聞こえて、その方向を見ると。ゲームで言うところの水の精霊ウンディーネの様な女性がいた。メガネは自分はかけておらず、だが鮮明に見えた。


「め……がみ?」

「あら、更にご明察~! 随分、頭回るのね。女神様よ~、名前はリリアよろしくねん。アナタの基本データ修正修正~」


 自分の周りがまるで水の大きな水晶の中にいるような透明感溢れる場所で自分はその中で浮いていた。


 その女神は金髪のセミロングのスレンダー体型だった。モデルみたいで好みである。ぐふ。


「まあ、女神と言っても転生の女神なんだけどね~」

「転生の女神?」


 非常に嫌な予感がする、自分はこう見えて転生物の小説やアニメを恐ろしく沢山見た人間だ。

まさか、自分も?


「その通りね。しかし~……アナタは本当に見れば見るほどのダメでクソな魂ねえ」

「はい……!?」


「こう見えて、私はアナタの人生を全て知っているのよ。聞きたい?」


 すっごい、聞きたくない。本当に嫌な予感しかしない。


「十代後半から二十代前半までニートの引きこもり、二十代後半から~~~~働くのが嫌で理由を無理やりつけて、死ぬまで生活保護の人生ね。亡くなる間際に言う言葉は働いたら負けかなっておもっているですって。ほんっとクサった堕落した人生ねえ。生きる価値あるのかしら。このおデブちゃんは」


 聞きたくない聞きたくない。自分はデブじゃないぽっちゃり系だ。


 人の人生をボロクソに言うドS女神は、非常に満足そうに、耳を塞いでいる涙目で体育座りしている自分に近づいて、女神なのに悪魔の顔で金の瞳を輝かして囁いた。


「転生の神々の中でのルールでは、そういう底辺人生の子にそれなりに良い来世を用意するようになっているのよ。ご存知、転生ね」


 暗黒に光明、地獄に仏、色々言葉があるけど、救いの言葉が用意されていた。


 自分は救われるのか……?


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