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Lost Story -ロストストーリー-  作者: kii
第5章 日常(10〜11月)
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第53話 三者三様

「また、通り魔か……荒れてるねえ」

「珍しい事ではないにしろ、連鎖してる感じだな」


 11月1日、金曜日。時刻は21時過ぎ。

 SCM隊長室にて、SCM総隊長マモルと、SCMチームAである音有(おとあり)新多(あらた)は、来客用のソファに座ってつい先ほど発生した通り魔事件について話していた。

 事件発生時刻は20時頃。内容は、E地区内にて友人宅から帰宅途中の男子生徒が女子生徒(未確定)に、息もつかせぬ速さでチェーンソーのような物で腹部を斬りつけられたというもの。

 なお、犯人が女子生徒というのは声と瞬間見えたスカートのようなものから、凶器であるチェーンソーは音から、それぞれ被害者が判断したものである。


 これらは、先ほどSCMOBからマモルが得た情報である。


「で、大丈夫なのか? その男子生徒は」

「ちゃんと状況説明できるみたいだし大丈夫だろう。特に何も、それに関しては言ってなかったし」


 そう言って、マモルは再びメモを見た。


「E地区……まあ、これはチームに任せてもいいか」

「あいつらに任せるのか……」


 マモルの言葉にアラタは同意しかねた。何故なら、チームEがSCMの中でも"仲良しで不仲"なチームだからだ。


「大丈夫だよ。あいつらはやる時はやる」


 SCMチームE。男2人、女1人で構成されるチームで、毎回毎回"ある事"で喧嘩しているチームだ。

 そんな彼の中のチームEの印象を頭に過ぎらせ、アラタはため息を漏らす。とにかく、彼の中ではチームEにはいい印象は無く、ただただめんどくさい存在だった。


「にしても、これは計画的犯行なのかね」

「……だろうな」


 「どうして?」そう言って、マモルはソファに背を預け腕を組みアラタの答えを待つ。


「もしこの事件が計画的なものなら、加害者と被害者は知人関係にある可能性が高い。なら、被害者である男子生徒が、まあ突然の事で確認できなかった可能性もあるが、女子生徒が誰か分かる筈だろ」

「しかし、今回は相手が女子生徒という事しかわからなかった」

「そう。まあ、これはちょっと無理矢理な仮説だけどな」

「確かに。……俺は、今回女子生徒が目にも留まらぬ速さで男子生徒を襲った、という所から計画性無し、と思ったな」

「ほう」

「計画性があるなら、ターゲット、つまり被害者に自分の姿を認識させようとする筈。この前の氷結魔事件でもそうだったろ?」

「心理的なやつか?」

「そうだね。でも、今回は相手に姿を見られないようにした。だから、俺は今回の事件は計画性無し、と見るな」

「……つまり、無差別か」

「うん。目についた奴をやった、と」


 まあ、目的はどうあれ、とマモルは続ける。


「今日、もう1回やると思う?」

「後先考えない馬鹿なら、恐らくは」

「なら、今からチームEに連絡入れた方がいいか」

「9時か……襲う相手が居ない気もするけどな」

「事件発生から1時間。今日はもう無いかもね」

「まあ、可能性は潰しとくべきだろうけどな」


 そう言って、アラタは立ち上がり携帯をポケットから取り出した。






 11月2日、木曜日。時刻は19時。

 学園都市E地区内の、とあるビルの屋上にて。

 時折冷たい風が吹く中、アラタからSCMチームE、新谷(しんたに)真宏(まひろ)陸原(りくはら)眞太郎(しんたろう)付箋(ふせん)理優(りう)の3人は今回の事件について改めて、確認も含めて聞いていた。


「写真は無しか……まあ、取り敢えず怪しい奴とっ捕まえりゃいいんだろ!」


 元気に、まるで少年漫画における主人公のようなマヒロが言う。


「そんな簡単な問題でもないでしょ」


 ため息混じりに、まるで少年漫画における主人公のライバルのようなシンタロウが返す。


「どうせ、そういう人はオーラ出てるし簡単に見つかるって」


 まるで少年漫画におけるヒロインのようなリウも答えた。


「…………」


 この、ある意味個性的、またある意味無個性的なチームEがアラタは苦手だった。


「じゃあ、どうする? どうやって捕まえる?」


 髪を後ろに括った所謂ポニーテールを風に揺らしながら、リウが言う。


「そういう人は得てして挙動不審だからね、目を凝らして探せばすぐだろ」


 眼鏡をかけ知的な雰囲気を持つ、シンタロウが答えた。


「じゃあ、見つけたら俺の携帯に連絡な」


 そう言い「よしっ」とマヒロは動こうとするが、それを「待て」とシンタロウとリウが制止する。

 それを見て、瞬間アラタの脳裏にいつもの光景が過った。


「それは、リーダーである俺の役目だ。連絡は俺の携帯にしろ」

「はあっ? リーダーは私でしょ? 連絡は私の携帯!」

「いやいや……リーダーは俺だって、全くお前ら好い加減憶えろよ」


 これを皮切りに、3人による「俺がリーダー」論争が始まってしまう。こうなってしまうと、暫くはこの状態が続いてしまう。それをアラタはよーく知っていた。

 しかし、今はそれに時間をかけている場合ではない。いつ、通り魔が出現するかわからないからだ。

 3人を止める為、毎回の喧嘩を見て思い付いた、喧嘩を止める一言をアラタは放った。


「じゃあ、通り魔を捕まえた奴がリーダーでいいだろ」


 めんどくさそうに、アタラは提案する。

 通り魔の実力は不明だが、1対1でも十分に対応できるだろう、と見込んでの発言だった。

 

「わかった。じゃあ、アラタの言う通りな!」


 マヒロの言葉に他2人も頷いた。


「……要件は伝えたから、俺は帰るぞ」

「おう!」「ああ!」「うん!」


 マヒロ、シンタロウ、リウの元気な声を背に、その場を足早にアラタは立ち去った。


「じゃあ、早速……ヨイドン!」

「えっ?」「はっ?」


 よーいドン。スタートの合図と共に、マヒロは勢いよく落下防止のフェンスを飛び越え隣のビルへと移っていった。






 この時間帯、外を歩くのは生徒か社会人しかいない。そもそも、ここは学園都市なので上記以外の人はいないのだが。

 まあ、そんな顔から疲れが滲み出る社会人や、楽しく歩く学生のグループ、カップルなどがこの時間帯は外を歩いていた。といっても、先日起きた通り魔事件の事もあり、いつもに比べると人通りは目に見えて少なかった。

 E地区の東にて、そんな彼らを眼下にマヒロは建物の屋根から屋根へと、ハリウッドもびっくりの身のこなしで飛び移っていた。


「今日は、また一段とさみいな」


 時折冷たい、肌を突くような風がマヒロを襲う。


「……いねえな」


 次に飛び移る屋根と、眼下の学生に交互に目をやるマヒロ。しかし、依然としてそれらしき人物は見当たらない……。


「…………ん?」


 スタっと、何かを見つけマヒロは屋根の上で動きを止める。その目線の先には、前髪が目を隠すほど長い1人で歩いている女子生徒がいた。


「うーん、あれか?」


 直感。

 実際にも、学生で1人で歩いていたのは彼女が初めてだった。

 考えるより動け。マヒロは、いつもの様にその直感だけで彼女の元へと屋根から飛び降りた。


「えっ?」「なになに?」


 人が突然上から落ちて来たとしても、驚きはあれど、ここに住む人達のリアクションは小さい。

 故に、目の前に突然落ちて来たマヒロを見ても、長髪の少女は眉一つ動かさなかった。


「単刀直入に聞くけど、お前が通り魔か?」


 マヒロの唐突で真っ直ぐな言葉に、周りからは前髪に隠れて見えないが目を丸くする少女。当然、それは周りの野次馬も同じだ。


「……違う」


 俯き加減に、消え入りそうな声で少女は答える。


「そうか……悪いな、疑ったりして」


 マヒロは、周りの野次馬に早く帰るよう促し、再び屋根へと飛び戻った。

 マヒロは、あっさりと少女の言葉を信じてしまったが。実は、彼女こそが今回の通り魔事件の犯人だった。

 しかし、少女にマヒロは全く疑いの目を持ってはいなかった。






 同刻、E地区の西の方にて。

 眼鏡のシンタロウは、歩道を他の生徒と同じように目的地もなくゆったりと歩いていた。


「(特に変わった人は無しか)」


 シンタロウは目線のみを動かし、すれ違う人の動向を見て不審な人物を捜すも、一行にそういった彼の中の不審な人物像は見つけられないでいた。


「…………」


 時刻は既に19時30分。すれ違う人の観察に、シンタロウは早くも飽きがきていた。






 同刻。E地区の東の方にて。

 ユラユラとその後ろに括ってある髪を揺らし、リウは自身の能力によって作り出した彼女の身長程の大きさの槍を手で回しながら歩いていた。

 といっても、ただ歩いているわけでは無く、シンタロウの様に(彼女の場合堂々と)すれ違う人の動向を観察していた。

 この2つの事もあって、リウは周りから一定の距離を取られているが、彼女はそのことに気付いてはいなかった。


「いないじゃん、変な人」


 小声でリウは愚痴を漏らす。

 体感気温もどんどん下がってきており、時折強く吹く風がリウのやる気を大きく削いでいた。


「これは、見つからないパターンだよ……」


 はあ、とリウは大きくため息をつく。と、その時彼女は先ほどマヒロが出会った少女を視界に捉えた。

 壁に背を向け、通行人をチラチラと目で追っている少女。その目にかかるほどの黒い前髪も含めて、リウは彼女を犯人だと直感した。


「見つけ〜た!」


 瞬間、リウはその手に持つ槍を少女の顔の横を目掛けて放つ。

 本来なら、先ず事情聴取の為に一言二言聞くのだが、早く帰りたかった為に今回はその過程を飛ばし槍を飛ばしたのだった。

 ぐさっ、とリウの狙い通りに槍は少女の顔のすぐ横、少しズレれば当たっていた距離にコンクリートの壁を貫いて刺さった。

 しかし、ここから少女はリウの予想外の行動に出る。本来、すぐ横に槍が刺されば暫くは動けない筈なのだが、彼女は槍を放ったリウを確認後、直様その場からリウのいる方向とは逆の方向に走り去った。


「えっ!? あっ、待てっ!」


 その動作の速さに、また予想外の行動にリウは一瞬呆気に取られるも、直様逃げた少女を追いかけた。

 SCMであるリウは、当然ながら基礎能力値も高い。しかし、そのリウの速さ以上に少女は速く走っていた。


「(速いな……なら)」


 先回りして少女を止める為、リウは自身のもう1つの能力「分身」を発動する。これは、実態のある分身と、実態のない分身の2種類の分身が可能な能力で、今回リウは後者を選択した。何故なら、前者は最大で1人しか分身を増やせないからだ。E地区の地理を知り尽くす彼女はこの先、横に道が2つに別れる事を知っていた。なら、分身を2人出現させその2つの道に向かわせれば挟み撃ちが出来るということだった。


 しかし、余裕があるので今回リウは合計12人の分身を出現させた。ちなみに、頑張れば100人以上の分身を出現させることもできる。


「(名付けて『びっくり大作戦』!)」


 再び槍を作り出し、リウは更に走る速度を上げた。




 一方、リウと同じエリア内に居るマヒロは変わらず屋根から屋根へと飛び移っていた。


「いねえのかな……」


 寒さの中、徐々に下がっていく体温。マヒロは、一旦屋根から降り目についたコンビニへと入った。


「っしゃいませー」


 コンビニ内は暖房が効いており、マヒロの冷えた体を暖める。彼は真っ直ぐ雑誌コーナーへと向かい、適当な漫画雑誌を手に取った。


「(ちょっと休憩……ん?)」


 漫画雑誌をペラペラと捲るマヒロの視線の隅に、一瞬少女の姿が目に入る。マヒロは瞬間的に先ほど会った少女を思い浮かべた。


「(まさか)」


 視線の隅で見ただけなので確証は無い。だが、マヒロはその直感を信じ雑誌を元の場所に置いてコンビニを勢いよく出た。


「待てー!!」


 少女が向かった場所に走り出そうとしたその時、マヒロは背後から聞き覚えのある声を耳に捉えた。


「あっ! マヒロ!!」

「リウ!?」


 マヒロは槍を持ち、全速力で向かってくるリウを確認し直ぐさま走り出した。


「あっ! 待て!!」


 それを見たリウは、瞬間マヒロが通り魔と思われる少女を追いかけるつもりだと察する。

 今回の勝負は、通り魔を捕まえる事。先回りしている分身によって立ち止まった少女を、このままではマヒロが捕まえてしまう。故に、リウは手に持つ槍をマヒロに向かって力一杯放った。


「うお!」


 放たれた槍はマヒロの肩を掠める。しかし、マヒロは気にせず更に走る速度を上げた。


「惜しい!」


 仲間であろうと、勝負なら容赦はしない。リウは再び槍を作り出すも、ある事に気付き足を止めた。


「(私が先回りすればいいんじゃん)」


 今回の挟み撃ち作戦は、リウ本体と先回りした分身で少女を挟み撃ちするというものだ。なら、リウ本体がやる予定だった少女を追う方をマヒロに任せ、自分は先回りをすればいい、と考えたのだ。


「(私って、頭いいかも)」


 自画自賛し、リウは横道へと進行方向を変えた。




 一方、マヒロは進路を変えたリウを少し気にするも、直ぐさま少し先を走る少女に再び視線を向けた。


「やっぱりか」


 少女は走りながら、その長い黒髪を右へ左へ激しく揺らしている。


「速さなら、負ける気しねえよ」


 SCMチームE最速の男、マヒロ。その名の通り、少女との間は縮まってきていた。


「この距離ならいけるな」


 マヒロは、走りながら指を鳴らし始める。

 ぱちっ、ぱちっ、ぱちっ、ぱちっ、ぱちっ……。

 それは確かに、少女の耳にも入っていた。


――発動!!


「!?」


 突如、マヒロの視線が揺らぎ始める。


「あれれれれっ?」


 マヒロは相手の五感に訴えて幻術をかける事ができる能力者だった。今回は、自らが発した音によって相手を幻術にかける能力を使用した、というわけだが……。

 ぐるぐると回り始める視界。マヒロは、何とか能力を解除しようとするが上手くいかない。


 パンっ!! 

 突如、乾いた銃声が響いた。その音に、少女は足を止める。


「お前が、通り魔か?」


 少女は声のする方へと目を向ける。そこには、黒い銃を片手で構えるシンタロウの姿があった。


「…………」

「返答なしは、肯定と取るが?」

「ち、違う、私は通り魔じゃない!」


 シンタロウの脅しに、少女は直ぐさま否定の言葉を述べる。


「しんにゃろう……お前のせいかにゃ〜」


 ふらふらと、千鳥足のマヒロが全く見当違いの方を向いて言った。

 シンタロウの能力は「鏡面」。マヒロの言うとおり、先ほどもマヒロが放った音をマヒロに"反射"させた、といったかんじだった。


「この勝負、俺の勝ちだな」


 そう呟いて、シンタロウは少女の身長程の鏡を出現させる。


「この鏡は、嘘を見抜く鏡。さあ、もう一度この前で先ほどの質問の答えを言いなさい」


 シンタロウはニヤリとそう言った。ちなみに、彼が作り出した鏡に嘘を見抜く効果はない。つまり、ハッタリだ。


「私は……」


 少女は俯く。相手は恐らくSCM。なら、そういった効力を持つ能力を持っていてもおかしくはない。そういった考えから、彼女は言葉を選んでいた。


「先ほども言ったが、俺は無言を肯定と捉える」


 シンタロウは笑顔で言った。その笑顔が、少女を更に追い込む。しかし……。


「私は……そう、通り魔」


 少女の表情が変わる。追い詰められた表情から、快楽の表情へ。


「お前らも、削ってやる」


 少女は能力を発動。作り出した彼女の身長の2/3程度の大きさのチェンーソーを両手で持ち、まだふらつくマヒロへと走り出した。


「ったく」


 シンタロウは「はあ」と息を吐き、銃を走る少女の足元に向けた。

 シンタロウが引き金を引こうとしたその時、マヒロの背後から再び聞き覚えのある声が……。


「見つけたー!!」


 その声に、足を止めた少女目掛けて槍が飛んでくる。少女は、それを軽くチェーンソーで弾いた。


「ちっ、リウか」

「あの子は、最初に私が見つけたんだよ!!」

「はあ、はあ、ちげえよ、あの子は俺が最初に」


 オエー、とマヒロはその場に四つん這いになる。


「吐くなよ」

「お前が言うかあ〜」

「大丈夫?」

「大丈夫じゃねえよ……げほっ」

「一旦、吐け」

「だから、お前がそれを」

「吐いちゃえー」

「こらっ、リウは背中さす……」

「ん?」

「あ〜、ちょっとやばかった」

「復活したの?」

「あ〜、微妙」


 その様子を、少女は黙って見てるも、徐々にイライラが溜まりチェーンソーのスイッチを入れた。

 空気を割くように、チェーンソーが音を立てる。歯が回り出す。

 少女は、再び「吐け吐け」と煽られているマヒロに向かって走り出した。


「ああ、忘れてた」


 シンタロウの足元に放った銃弾に、少女は足を止める。直後、人の腕程の小さい槍が少女の両手に刺さり、少女はチェーンソーを落とした。


「あ〜、気持ち悪」


 次の瞬間、少女の視界外に消えたマヒロが後ろから少女の首元に彼が作り出した大剣を添えた。


「!?」


 一瞬の出来事。少しの間を置き、少女はその場に力なく崩れた。






 数分後、駆けつけたSCMによって少女は連行されていった。


「だ〜か〜ら、あれはどう見ても俺が捕まえたんだろ」

「はあ? 何言ってんの、私の槍であの子を無力化したんでしょ!」

「いや、違うな。あれは、俺の初撃で怯んだからその後のお前らの攻撃が上手くいったんだ」


 再び始まる言い争い。共に、現場に駆けつけたアラタは見なかった事にして、静かにその場を立ち去った。

次回予告


「攻撃が当たらない!?」

 最近、南地区にて話題となっている能力者「見圏ヤヨイ」。彼は、決闘において無敗の強さを誇っていた。


次回「最強の最弱」

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