ここまでのあらすじ(第1章)
~この物語は、全ての始まりであり、また一つの終わりである~
友人である添木レイタの勧めで、学園主催の能力バトルトーナメントに出場する事になった慶島リュウ。
トーナメントが始まり、リュウは1回戦、2回戦を辛くも勝利していく。そして3回戦、対戦相手は2年最強の一二三カナエだった。カナエに対し、リュウは全力を尽くすもあと少しの所で力尽きてしまう。
トーナメント敗退から数日後、レイタの進言で、リュウとその後敗退したカナエとでタッグトーナメントに出場する事になる。
そして、トレーニング期間を経てタッグトーナメントが始まる。
初戦では最強の負け運持ちである分杯ショウに、2回戦ではアビリティマスターである如月ミオに、準決勝ではルミナスと海堂ショウイチのコンビに苦しめられるも、リュウとカナエはどうにか勝利をものにしていく。
そして、迎えた決勝戦。敵の攻撃に苦しむも徐々に互角の展開に持っていくリュウとカナエ。しかし、対戦相手の牢月ミズヤの一太刀をリュウが受けてしまい優勝する事は出来なかった。
結局、リュウはトーナメントで優勝する事は出来なかった。しかし、リュウにとってはこれを通じて多くの友人と知り合えた事という意味で、充実した2週間となったのだった。