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Lost Story -ロストストーリー-  作者: kii
第12章 存在消失
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第109話 信じる心

 12月18日、水曜日。

 ダラダラと午前から午後にかけて過ごしたリュウは、放課後、野賀原ユウマの所属するD組に来ていた。

 彼がD組に到着した時には、既にD組の終礼は終わっており教室内からは疎らに生徒が帰り始めていた。


――えっと……。


 教室内をパッと見渡し彼は先日、新聞部にて確認したユウマの写真を思い出す。

 もじゃもじゃヘアーに、目元まで伸びた前髪、そして眠そうな目。

 しかし、教室内にそんな見た目の男子は見当たらない。


 そんな、チラチラと教室内を確認するリュウの背に先日と同じように女子の声がかかる。


「誰かお探し……って、野賀原でしたね」


 そう勝手に納得し、彼に声をかけたミエは教室内に入って行く。ちなみに、今日は彼女の隣にユウの姿は無い。

 すれ違った女子らに声をかけつつ、彼女は奥の席にて帰り支度をしていた1人の男子の前に立った。

 彼こそが、リュウの探していたユウマである。奥の方に座っていたため、先ほどは彼の姿を捉えられなかったのだ。


「連れてきましたよ」


 そう言ったミエの後ろには、鞄を持ち俯き気味のユウマの姿があった。

 一言で言うなら、暗い。

 リュウは、彼からそんな印象を受ける。


「えと、私は席外した方がいいですよね」

「ああ、悪い。ありがとう」


 ミエは、「いえ」と会釈しその場から離れる。

 ざわざわと人の声で溢れる冷んやりとした廊下にて、2人の間だけ沈黙がはしる。


――まだ、決まった訳じゃない。


 リュウは、1つ息を吐いてから話し始める。


「えっと、野賀原だよね?」

「はい……」

「えと、ちょっと聞きたいことがあるんだ。まあ、ここじゃあれだし、食堂でいい?」


 その言葉に、彼が頷いたのを見てリュウは食堂に向かって歩き出す。

 彼としては、ゆっくりと歩いていたつもりだったが、何時の間にかその速度は速くなっていた。






 放課後ということもあり、大学の食堂並の大きさを誇る学校の食堂に人の影は少ない。


 2人は、そんな食堂内を見渡し窓際の適当な席に座った。


 少しの沈黙の後、リュウが話を切り出す。焦っていたこともあり、この上なくシンプルに、そして率直に。


「一二三カナエって子を知ってるか?」


 そのワードに、ユウマは眉をピクッと動かす。それを、リュウは見逃さなかった。

 今までと違う反応。それは、聞いたことのない言葉に対する反応では無い。


「知ってるよな」

「…………」

「消したのは、野賀原シンイチだな?」

「…………」

「シンイチは、お前の兄か?」

「…………」


 俯いたまま言葉を返さないユウマに、リュウは苛立ちを募らせていく。言葉にしないから分かる、彼がこの事件に関わっている可能性。

 リュウは、そんな苛立ちを抑えつつ冷静に言葉を繋げる。


「野賀原なんて、そう無い苗字だからな」

「…………」

「言っとくけど、お前が答えるまで」


 何で? ここで、ようやくユウマが俯いたまま口を開く。


「ん?」

「何で、一二三カナエの事を憶えて……」

「それは、知らん。つか、俺が知りたいくらいだし。つか、それはつまり」

「存在否定は、人の記憶からも存在を消す能力だろ」


 彼は、顔を上げ続ける。


「なら、俺も含めて発動者以外憶えてる奴がいるはずが無いんだ」

「ん? なら、何でお前は今カナエの事を憶えてるんだ?」

「それは……」


 失言したことを悔やむように顔を逸らした後、彼は観念したように再びリュウの方に目をやる。


「確認したんだよ。消した後、シンイチ兄に」

「じゃあ、やっぱ消したのはお前の兄か」


 それに、彼は静かに頷いた。その素振りに比べて、口調には苛立ちが込められている。真実を告白した事により、肩の荷が下りたこともあるだろう。


 そして、その反応を見てもリュウの中の怒りは爆発しなかった。

 目の前にいるのが犯人では無いからか。理由を聞いていないからか。あっさりと白状したからか。

 それは、リュウ本人にも分からない。


「何で、そんな事を?」

「大した理由じゃないですよ。ただ、少し前まで俺と同じ1人で居ることが多かったあいつが、最近は先輩も含めて人と居ることが多くなった事が原因です」


 気だるそうに彼は理由を語る。

 その、『少し前まで1人で居ることが多かった』という言葉に、リュウは違和感を感じる。

 少なくとも、彼は彼女が1人で居ることが多かった事を知らない。

 それは、彼女の振る舞いを見ても感じなかった事だった。


「カナエちゃんは、元々1人で居ることが多かったのか?」

「そんな事も知らないんですか? まあ、時期的に仕方が無いか。……トーナメントですよ。彼女が変わり始めたのは。あなたとタッグトーナメントに出てから、あいつの環境は変わった」

「トーナメント……」


 先ほども言った通り、そんな事をリュウはカナエからも、その他の取り巻きからも聞いた事がない。

 とはいえ、そもそも、そんな事を話す理由も無いといえば無いのだが。

 それでも、リュウはカナエにそのような面がある事に驚きを隠せなかった。


「本当に知らなかったんですね」

「…………」

「それでよく、あいつの事を憶えてましたね」

「どういう意味だよ」

「消された奴と親密な関係にある者。例えば、血の繋がりがあるとか、恋人とかは記憶から消えない可能性もあるんですよ」

「……じゃあ、一二三兄も憶えてる可能性が」

「いえ。憶えてたら、何かしらのアクションを既に起こしてる筈。それよりも、問題はあなたです。恋人とかじゃないんでしょ?」

「あ、ああ。そういうんじゃないけど」

「だから、おかしい。何で、あなたが憶えてるのか理解できない」


 何時の間にか立場が逆転しつつあることに気づき、リュウは「まあ、それは今はいいだろ」と話を戻す。


「取り敢えず、理由は分かった。けど、カナエちゃんの存在は戻してもらう」

「…………」

「で、今からシンイチを呼べるか?」

「存在を戻したい、か」

「ん?」

「結局、俺がシンイチ兄を呼ばなきゃ先輩は何も出来ないんだよ」

「何が言いたいんだよ。さっさと、呼べるかどうかを」

「呼べるかどうかじゃない。俺が、呼びたいかどうかだよ」


 ガタッ!

 椅子が倒れる音と共に、リュウの手がユウマの胸ぐらを勢いよく掴む。


「好い加減にしろよ。お前の兄がやった事がどういう事か分かってんのかよ」

「分かってますよ。しかも、それが表沙汰にならない事もね」


 殴りそうになる握り拳を堪え、彼から怒りに震える手を離しリュウは息を吐き自身を一旦落ち着かせる。

 殴っても仕方が無い。

 リュウも、冷静になった今なら彼の言いたい事がよく分かっていた。

 だからこそ、厄介な問題に直面したと、自分が関わっている問題は普通の考え方では解決出来ない事を痛感していた。


「一二三カナエを知っているのは、今のところ俺とシンイチ兄、それに先輩だけです。つまり、あなたは誰かに頼る事など出来ない。そんな中で、俺を説得なりなんなりして元に戻して欲しいとシンイチ兄に頼むしかない」

「……お前は、どうしてそこまでカナエの存在を戻したくないんだ」

「さっきも言ったでしょう。あいつに裏切られたから」


 たった1人の理解者だったのに。

 彼は、何か思い返すように言う。


「いつだって、1人だった俺に、初めて話しかけてくれたのがあいつだったんだ。なのに、あいつはトーナメントを境に変わった」


 「そう、あなたにも原因があるんだ」。彼は、その細い前髪に隠れた目でリュウを睨みつけ言う。


「あなたとタッグトーナメントに出てからだ。あいつが、双葉さんや羽風さん以外と笑顔で話すようになったのは」


――……だから、何だよ。


「だからって、存在を消していいと思ってんのかよ!!」

「どうせ、あなたには分からないでしょうよ。1人でいる奴にとって、同じ存在がどれほど大きな存在かなんて!」

「ああ、分からなねえよ! だからって、お前がカナエちゃんの存在を消す理由もな!!」


 2つの怒声が、静かな食堂に響き渡る。

 彼らから、少し離れた所でいつからか静かに談笑していた生徒らも今はその様子を見守っている。


「とにかく、絶対に存在は戻してもらう。お前が、どれだけ嫌だって言っても無理矢理にでもな」

「なら、やってみてくださいよ。他の人に助けを求められない、この状況でやれるならね」


 その言葉に言い返さず、リュウは鞄を持って食堂を足早に立ち去った。

 行き先は、パソコン室。

 野賀原兄について調べるためだった。






 暖房が効き暖かいパソコン室。その、後ろの方の席に座りリュウは野賀原兄について調べていた。

 いつもなら、彼はこういう時レイタに訊きに行くだろう。

 しかし、ユウマにも言われた通り1人でどうにかしたいと、彼は意固地になっていた。


――アビリティマスターなんだ。検索すりゃ出てくる筈。


 リュウの考えとしては、野賀原兄の居場所を突き止め直接怒鳴り込みに行くという計画だった。当然、言い争うだけでは解決する気がしないため、戦闘も止む無しの考えである。


――野賀原シンイチ。……あった。


 SNSサイトに書かれた、野賀原兄の個人情報。

 SCMに所属する研究員であり、現在、日本の学園都市の研究所に所属している。


――意外に近いな。


 ユウマの時といい上手く事が運びすぎ、という感想を持ちつつもリュウは更に情報を調べて行く。


――存在否定に関する事も書いてるのか。


 書いてあるのは、『limpidity(存在否定)』の簡単な説明。

 『limpidity』とは、存在を他者から認識させないようにする能力である。つまり、そこに居るのにそこに居ない状態を作り出す事が可能となる。

 消える能力なら、『stealth(透化)』もある。言ってしまえば、『limpidity』は『stealth』の下位互換的な能力となる。

 とは言え、アビリティマスターともなれば話は別だ。どちらでも、同じことが出来るようになる。

 また、実際に可能かどうかは不明だが、アビリティマスターともなれば人の存在を他者の記憶から、また歴史上から抹消できる力を使えるようになるらしい。


 私は、この存在抹消に酷く興味がある。


 とは言え、さすがに未知の領域。遊び半分でやる訳にもいかない。


――こいつは……。


 リュウの中に、事の概要と怒りが湧いて出てくる。

 纏めると、カナエの存在を消したいユウマはアビリティマスターである兄に頼み存在を消させた。また、兄であるシンイチも実験的な意味も込めて協力したという事になる。

 つまり、1人の勝手な感情と1人の勝手な欲求にカナエの存在は消されたという事になる。


――ふざけやがって。


 溢れ出す怒りを堪えながら、リュウはパソコンの電源を落とす。

 彼には、SCMで働いてる両親や知り合いがいる。故に、野賀原兄に会う事はそこまで難しい事では無かった。


 鞄を持ち、リュウは足早にパソコン室を後にする。行く先はSCM本部。時刻は既に17時を回っていた。






 時刻は18時過ぎ。

 すっかり暗くなった中、冷たい道を歩き、リュウはSCM本部に到着した。


 身体を震わせ、本部内に入った彼は疎らに白衣を纏った者が歩くエントランスを見渡す。


「電話入れときゃよかったな」


 そう呟いた彼の背に、低い男の声がかけられる。

 それに、彼はハッと振り返った。


「君が、リュウ君だね」


 振り返った彼の視界に入ったのは、もじゃもじゃの長い髪に気だるそうな目を彼に向ける白衣の男性だった。

 その姿に、リュウは自然とユウマの姿を重ねる。


「えっ、はい。えっと、野賀原シンイチさん?」

「ああ、そうだ。で、ここに何か用かな」

「それは、あなたがよく知ってる筈ですが?」


 はっはっ、と野賀原はワザとらしく笑ってみせる。


「確かにね。仕方ない白状しよう。僕は、弟のユウマから君の事を言われてね。まあ、弟は僕に念のため釘を刺しておいたんだろうね」

「なら、話は早いです。改めて、俺はここに一二三カナエの存在を戻してもらうよう来ました」

「そうか。ちなみに、早々と期待折らせてもらうが、結論から言うと君の要望には応えられない」

「でしょうね。俺も、そんな簡単に話が進むとは思ってませんから」

「なら、どうするんだい? まさか、無策で来たわけではないだろう」


 リュウは、一旦息を吐き次の言葉を言った。


「俺が、カナエちゃんの代わりになります」


 その予期しながらも彼の口から出るとは思っていなかった言葉に、野賀原は思わず閉口する。


「あなたは、存在消滅の実験を兼ねて今回の弟の頼みを受け入れたんですよね。なら、俺が代わりになったらカナエちゃんの存在は戻してくれますよね」

「……君は、それでいいのかい? そんな、自己犠牲を」

「他に、あなたからカナエちゃんの存在を戻させる方法を思いつかなったんですよ。仕方ないけど。まあ、それでカナエちゃんの存在が戻るならいいです」

「そうか、全く……面白くない」


 遊びに飽きた子どものように、彼は興味の失せた目でリュウを見つめる。


「確かに、君の言うとおりだ。僕は、あくまで個人的な欲求のために彼女を消した。だから、君が代わりとなるなら彼女の存在を戻しても構わない」


 だが、と野賀原は何か悪巧みを思いついた子どものような怪しげな笑みを浮かべる。


「君のことを少し調べさせてもらったが……君は、あの慶島君の息子さんなんだね」

「知ってるんですか」

「ああ、同じ研究者だからね。それに、仲もいい。で、君は珍しい能力の組み合わせを持った能力者だとか」

「炎と氷。それが、何か?」

「能力者の歴史上、君みたいな組み合わせの能力者は数少ない。また、そうなった原因が運によるものでないことが多いんだよ」

「つまり、俺を調べたいと?」

「そうだ。貢献度によっては、君の犠牲無くして彼女の存在を戻してやろう」

「……信じるだけの根拠は?」

「無い。だが、そういった中で最終的に選ぶのは君だ。デメリットのある前者かデメリットの少ない後者か」

「…………」


――確かに、後者の方が俺の存在を消さずにカナエちゃんの存在が戻るからいい。けど、こいつが約束を守ると信じられないんだよな。さて、どうするか。


「調べるって、どんな事をするんですか?」

「大した事じゃない。それに、少なくとも君に害が及ぶ事はないと約束しよう」


――また、口約束か。でも、この状況において前者を選ぶも後者を選ぶもあまり変わらない気もするな。どちらにしろ、口約束に変わりは無い。


「さあ、どうする? 前者か、後者か」


 リュウは、少し考えた後に口を開けた。


「前者で」

「前者? デメリットの方を選ぶのかい?」

「もし、後者を選んだとして野賀原さんが約束を守ってくれる保証はどこにも無い。それは、前者も同じだけど、早く結果が分かる分こちらの方がいいと思ったんです」

「そうか……。まあ、私としては残念だが、君の能力では無く存在消失を引き続き研究できると思っておこう」


 息を吐き、野賀原は「ついて来たまえ」と踵を返し歩き出す。

 少しずつ、高まっていく鼓動を抑えながらリュウもそれについて行った。






 場所は、野賀原の私室。

 普段からSCMに寝泊まりしている彼の私室は、書類や器具が散乱していた。


「少し汚いが気にしないでくれ」


 足元に散らばる書類を避けながら、2人は部屋の奥へ進んで行く。


「さて、先ずは一二三カナエちゃんの存在を戻すかね」


 特に何も置いていないベッドの上に向かって、野賀原は片手を出す。

 野賀原としては、リュウの存在さえ消してしまえばカナエの存在を一々戻さなくてもよかったのだが、彼の性格がそれを拒否していた。


 彼が手を出した先、リュウは暫くそのベッドを凝視していたが特に変化は見られない。

 本当に、存在が戻るのだろうか。リュウが、疑いを持ち始めたと同時に彼の視線の先に1人の少女が横たわっていることを確認した。


「あれ? ……」


 何の前触れも無く、意識と意識の狭間を狙ったようカナエは出現した。

 ベッドの上、目を瞑っている少女はすやすやと寝息を立てている。

 それは、彼の記憶の中の存在。

 今まで否定され続けていた、確かな存在。


「次は君の番だ」


 続けて、野賀原は彼に同じように手をかざす。

 瞬間、眠りに落ちるような感覚と共にリュウは意識を飛ばした。











「まさか、ここまで予測してるとはね」


 その声に導かれるように、その身に感じる温もりに導かれるように、彼はその目をゆっくりと開けた。

 視界に入ったのは光、そして黒いサラサラとした髪だった。


「そうか、上手くいったんだな。ありがとう」


 カナエちゃん。

 リュウの胸の中で、声をつまらせ泣くカナエの頭を彼は優しく撫でる。


「しかし、本当に記憶から消えていたんだな」


 野賀原の横に立つ一二三マモルが呟く。


「そうだね。で、僕はどういう処罰を受ける事になるのかな?」

「一応、アビリティマスターですからね。恐らく軽いですよ」


 でも、と彼は野賀原を怒気を纏い睨みつける。


「俺の妹を消した罪、そしてその友人を消した罪は俺が直々に償わせてやりたいけどな」

「ふっ、怖い顔するねえ」


 そんなやり取りの後、落ち着いてきたカナエは涙でぐしゃぐしゃになった顔を拭いながら、リュウの方へと顔を上げた。


「すみません。私のために、こんな」

「いや、俺が選んだ事だし。それに、信じてたから。絶対にカナエは憶えててくれるって。でも、心配かけて悪かった……ごめん」

「……本当に、本当に心配……」


 再び泣き出したカナエを、再びリュウは抱き寄せた。

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