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創作用語集

作者: Aster/蝦夷菊

◎世と世界

1、枯花参道(かれはなさんどう)

 現実世界(現世)と鈴の岬とを繋ぐ、金木犀の大木が中央に位置する四つの浮島。“アウケ”と名付けられたその大木は、夜にのみその姿を変える。アウケに着けられた扉と扉の間に存在する通路の名称。


2、枯花之道(かれはなのみち)

 世界と世界を繋ぐ、扉と扉の間に存在する幅約5メートルの通路。上から行き先に合った花が吊るされている。また、小説家の部屋と同じく様々な事柄からの干渉を受けない。(アウケの通路を除く)


3、星浮島(ほしうくしま)

 枯花参道・アウケのある、雲上に位置する浮島の総称。


4、小説家の部屋

 星浮島の一つ、祠と鳥居のある島から行ける不思議な場所。水鏡面之世、現世のどれにも属さない隔離された空間。

 小説家と嘘憑き狐と呼ばれる二人の少女が居る。また、この場所には宝蝶が集まり、人型を殆ど通さない。白色の大木が生えているが、その役目は「幻想」。小説家の少女、彼女の空想を終わらせない為の植物だと本人が語っていた。


5、水面の儀式

 現世に居る人間達が水鏡面之世に行くための儀式。殆どは一生を終えても一般居住区、という天国と変わらない場所へと行くが、儀式を行うと水鏡面之世(鈴の岬)から水鏡面之世界に行けるようになる。


6、鈴の岬、水鏡面之世

 枯花参道を通った先に存在する“水鏡面之世”、その中心部に位置するのが“鈴の岬”。

 水鏡面之世には幾つかの浮島が中心部から伸びる糸によって、行き来が可能とされている。

 鈴の岬に“鈴の館”があり、そこに枯花参玉がある。

 水鏡面之世、世界に居るためには命の石が必須。


7、枯花参玉

 全ての世界に繋がる星扉と、人型の物語が記されている蝶本を維持する為に必要なコアである。


8、鈴の館

 鈴の岬に位置する館の事。

・玄関の一番星

 玄関の扉には鍵穴がないものの、普段は開かない。開けるには鍵の一番星、“シュリッセル”に頼む必要がある。

・照明

 館内の照明は“照明係”が管理している。管理するだけであって、係は消灯時刻と点灯時刻を守っている。普通に釦からでも点灯・消灯が可能。

・部屋

 星書庫、食堂、風呂場、管理室、客室、住人の個室。

 廊下は階により敷かれている絨毯の色が違う。



◎人型と命の石(魂石)

・人型

 人間の性質を持つすべての種族、その総称。

・命の石(別名︰魂石)

 生命維持に必要な器官の一つ。水鏡面之世、世界に居る人型全員が身に付けている。形、色は人それぞれ異なるが、持主が死亡した場合に色を失う事、石が壊れた場合には鈴の岬への資格を剥奪される事は共通である。

 持主が死亡すると、その者の魂は全て色の無い石に含まれる。“アスタリクス”の姓を持つ者にのみ、宝蝶へ変化させ小説家の部屋に送れる。

・宝蝶

 色を失った魂石が蝶の形になったもの。


◎巫女と神化者

・巫女

 約束に縛られ、死後も残る“神に選ばれた者”。

 思い入れ深い場所に、地縛霊同様に縛られている。縛られた地の結界範囲内に設置された祠に、依代が存在する。これは巫女の約束相手が破壊する事でのみ巫女の実体を取り戻せる物。(巫女は実体を持たず、依代を破壊できない)

 巫女の殆どは約束に縛られ、心を無くすことがある。

 資格のある者が鳥居の前で名を名乗り、鳥居を潜ることで巫女となる。資格を持つものは極少数。

 ある一説には、楽器を用いて巫女と対話が出来たらしい。

 また、巫女の状態から開放された場合、“アニマ”と呼ばれる“死を超越した者”となる。アニマになった人型は、消滅や強制的な輪廻転生になることは無い。しかし、魂石が依代に変わったのが巫女の為、それを壊したアニマは長時間水鏡面之世、世界に残ることは出来ない(鈴の岬、スピカの自室に送られる)。その場合、管理室に連絡が行く為、アニマ専用の魂石を渡す事で解決が可能。

・神化者

 神に近付いた者。元の現世にて語り継がれていた“神話の者達”の名と力を受け継ぐ。神話の者達と同様の死に方をする事により、一神につき一人が神化者と化す。(尚、完全に死因が一致するとは限らない)

 神化者は感情の欠落、記憶の欠落の可能性がある為、その者達は大抵が人型に敵対している。


※巫女と神化者の蝶本は一部変化する事がある。また、魂石が他の人型と比べて色素が薄くなる。



◎その他

・管理室

 管理室は異常を感知・確認する為の部屋。

 異常とは、正史でない物語の展開、登場人物では対処しきれない危険な状況の事を指す。


・術

 魔法は杖、手、詠唱を用いた直接的な魔力の放出。

 魔術は法器、魔法陣、大杖を用いた間接的な魔力の放出。

 マナはMP(魔力)の別名。大気中にあるもの。


・精霊

 精霊はマナで出来た自然の象徴。

 霜光(しゅこう)は精霊の上位的存在であり、人型の語を解する。その中でも固有色、人型への変化が可能なものを一等星と呼ぶ。一等星からマナを借り、魔力を放出する事は魔術、魔法とは呼ばず、奏法と呼ぶ。


・選択者

 読者、観客席に座る観客の事。

 2024/02/24、話と噛み合わない点・誤字を見つけた為編集致しました。

 2024/03/09、新たにアニマの項目を巫女に追加致しました。

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