私から、何もかも奪おうとする男と私に何もかもくれる男!
私は二人の男の間で、心が揺れ動いている。
一人目の男は、“私の全てを奪おうと思っている男!”
私のお金や時間、私自身も雁字搦めに身動きできができない
ぐらいに締め付ける男。
ここまで束縛が酷いと私自身が壊れてしまう。
もう一人の男は、“私に何もかもくれる男!”
私に全てをくれると言う男。
お金や時間、彼自身も私にくれると言うのだ!
私は別に彼を“縛り付けるつもりなんてないのに”彼はそれを望むの。
私に一体、何をどうしてほしいのか?
その前に、“私は普通の男性がいい。”
気を遣わず、自然体で居られる男性。
こんな究極の選択を本当にする必要があるのか、、、?
どちらかを、絶対に選ばないといけないと誰かに言われた訳じゃない!
それなのに、【強迫観念】なのか?
自分で自分を追い込んでいる。
『“あのさ、俺達のうちどっちを選ぶか決まったかな?”』
『うん。』
『僕は愛海ちゃんが真剣に考えて決めたんなら、どっちでもいいよ。』
『俺も同じ考えだ! さあ、言ってくれ!』
『“じゃあ、どちらも選ばない事にしたわ。”』
『えぇ!?』
『なんで、そんなの反則だろう!』
『なんでよ、二人のうち1人を選ぶなんて私にはできないし、
どちらかと言えば、私は普通の男性がいいの。』
『・・・普通?』
『なんだよ、それ?』
『“二人は両極端なのよ、私は真ん中がいいの!”』
『俺は納得できないね!』
『・・・僕は、愛海ちゃんがそう言うなら、仕方ないと思う。』
『うん、ありがとう!』
『なんで、なんで? ふたりの中から決めないんだよ!』
『“私は自由でありたいの! 普通がいい!”』
『・・・・・・』
『信田君も、愛海ちゃんの考えに理解を示した方がいいよ。』
『・・・で、でもさ、俺は、』
『僕も同じ気持だ! でも、これが! 愛海ちゃんの答えなんだと思う!』
『・・・あぁ、分かってるよ、』
『もう大丈夫! 僕達二人は、愛海ちゃんの出した答えを受け入れるから。』
『・・・・・・』
『ねえ、そうだろう信田君!』
『・・・あぁ、ううん。』
『“二人共ありがとう、これからは良い友達でいてね!”』
『うん。』
『あぁ、』
*
今では二人共、私の良き友達になった。
それと? “未だ私は本当に好きな男性と出逢えてはいない!”
それでもいつかきっと? そういう男性と出逢うと私は信じてる。
心から何でも許せる関係で、お互いの気持ちを尊重できる男性。
その日が来るまでに、“私は女を磨かなくっちゃ!”
料理が美味くなるために、料理教室にも通うようになったし、
“まだ見ぬ愛する王子様の為に、、、。”
私と縁の深い王子様は、もうそこまで来ていると私は信じている。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




