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旧子奈之隧道  作者: 群鳥安民
9/10

9月3日

 午前6時。日の出の時刻は過ぎようと、その陽光は山陰の向こう側には届かない。辺りは依然として暗い。しかし、一行には時間が無い。僅かな明るみの兆しを合図に、熊耳は寝床にしていたハイエースの車内から降り立った。その物音に連鎖する様に先鋭も目覚め、熊耳の出走を調えるのだった。

「コンディションは?」

「路上よりかは寝れた方です」

「行けそうか?」

「いつでも」

 熊耳は尚も平然とした顔でトレランザックを背負った。

「良かった」

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