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旧子奈之隧道  作者: 群鳥安民
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9月1日

 8月は最終日となったこの日、糸島先鋭は漸く現地調査に乗り出すことができた。本当は昨日にでも実際の状況を目の当たりにしておきたかったのだが、幾つかの条件が重なり、一日遅らせる運びとなったのだ。

 所有車を走らせる糸島先鋭の隣には、今日はある人物が腰掛けている。

「じっちゃん、良かったなあ、墓参り行けて」

「おお、石碑もよお無事やった。土砂で埋もれとるんやないかと危惧しとったが、よお無事で」

「何年振りだ?」

「もお5、6年になるや分からん」

「花が置いてあるところもあったから、人は来とるんやろうな」


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