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未知なる世界の始まり
「火事だーー!」
その言葉と同時に周りにいた人みんなが走りだした
いったい何があったというのだろうか
私はただ一人で買い物に来ていただけなのに…
何でこうなったんだろう
私は生きているだけで不幸を招くのだろうか…
あぁ、いつも親にもクラスの人たちにもいわれるのは図星だったのね
〈あんたなんか産まなければよかった!この役立たず!〉
〈あんたのせいでパパは…あの人がいなくなったのよ!〉
〈ちょっと~ここにゴミ居るんですけど~w〉
〈お前がいると不幸が移るから消えてくれよw〉
急に走馬灯のように今まで浴びせられてきた言葉が頭をよぎっていく。
(あぁ、もっと幸せになりたかったのになぁ…)
炎が燃え盛る中、私はそっと目を閉じた。