これが家の風呂!?
この話はストーリー調に書かれています。
雄:・・・雄仁の台詞。
康:・・・康太郎の台詞。
千:・・・千紗都の台詞。
を表しています。
()内は心の声です。
ここに来た初日はこー君と、センパイが歓迎会を開いてくれた。その関係で、風呂掃除を忘れていたらしく、近くの銭湯に行くことになった。女子は私1人だけなので、少し寂しかったが同じ浴槽に入ったいた人と世間話をした。銭湯は広々としていて、結構気に入った。毎日行きたいところだが、流石に金銭的な問題でね。
そんな訳でここに来て初めて家の風呂に入る。まず扉に洗濯物について色々と書かれていた。タイツとかはネットに入れるそうだ。センパイはまめだな。書かれていた通りにする。
さて、脱ぎ終わったし、お風呂に入るとしよう。扉を開けると周囲を湯気が包む。この時間が何気に好きだ。家の風呂なので大きさは期待出来ないが、借りている身として文句を言うのは宜しくないか。
ある程度湯気が引いたところで1歩前に進む。霞んであまり見えなかった風呂の全貌が顕になる。眼前に広がる風呂は家庭用の風呂とは到底思えないほどの大きさを誇っていた。大きな浴槽、ジャグジーがあり、冷水風呂もあり、そして何より露天風呂まで完備されていた。
しかし、広々としていて良いのだが一人で入るには寂し過ぎる。昨夜は他のお客さんと話していたので、楽しかったが今は一人である。その寂しさを紛らわせるため露天風呂に入る。ここは駅からそう遠くないのだが、この家の裏に山がそびえ立っている関係で周辺に光害が無く星空がよく見える。
千:「センパイ、ここの風呂凄い大きいですね。」
雄:「ああ、まぁ、一応風呂屋だしね。」
千:「えっ、嘘!通りで広いわけだ。凄い私これから無料で温泉に入れるんですね!」
千:(私、この家来てよかったな。)
今回もお読みいただき有難うございます!
温泉いいですよね。自分は温泉が好きです!
家が銭湯とかって割と憧れる。でも、広い風呂を1人で独占している時って優越感的なのがあると同時にやはり寂しさが残りますよね。
てことで次回もお楽しみに!