周辺探索~本屋編~
この話はストーリー調に書かれています。
雄:・・・雄仁の台詞。
康:・・・康太郎の台詞。
千:・・・千紗都の台詞。
を表しています。
千:「私ちょっと本屋行ってきていいかな?」
雄:「いいですよ。僕も丁度行きたかったので。」
康太郎も軽く頷き、三人で本屋へ向かう。着くと康太郎と、雄仁はコミックの方へ、千紗都は雑誌売り場へ行った。
数十分後各々が本を持ってレジに並ぶ。康太郎は今季アニメ化したラノベを、雄仁は昨日発売された新刊を、千紗都はファッション誌を持っていた。
康:「やっぱ女子ってこういうの読むんだな。でも、千紗都はメイクなんかしなくても十分可愛いけどな。」
康太郎は爽やかに言ってのけた。お世辞という訳ではなく心からの気持ちのように感じとれた。
千:「もー、こー君ったら、変な事言って。浮気は重罪ですよ。」
最後の方はマジトーンで少し怖かった。
雄:「もうそれ新刊出てんだ。早いね。そういえば、それのアニメ見てないね?実は面白くないとか?」
康:「いや、滅茶苦茶面白いよ。ただ、俺は原作読んだ後にアニメを見たくない派なんだよね。ほら、本読む時って無意識に脳内で誰かしらの声を当てるじゃん。それとアニメとの声のギャプが嫌というか。まぁ、そんな感じだ。あっ、レジ空いたよ。」
今月はフェスをやっていたらしく500円買う毎に一回くじを引けるらしい。今日は1000円分買ったので2回引けた。1回目は残念ながら白玉、ハズレだった。しかし、2回目で奇跡は起きた。カランカラン。
店員:「おめでとうございます!緑玉、5等です。」
当たりの中では1番下のランクではあるがはずれでなかっただけ良しとしよう。さて、気になる景品は何かな。
店員:「5等はたわしになります。おめでとうございます!」
雄:「ハズレやないかい!テレビとかで良く見るハズレの景品じゃん。うん?なんかこれ緑と言うよりは青に近くないですか?」
指摘すると、店員は玉を近づけまじまじと見る。数秒考えたところで、
店員:「申し訳ございません。こちら青でした。青は2等になります。今景品持ってくるので、少々お待ちいただけますか?」
そう言うと1度バックヤードに戻り景品を持ってきてくれた。大きなダンボールに入ったそれはかなりのものだと推測できる。重そうな箱を傾け、口を開けながら中身を見せてくれる。
店員:「こちらたわし1年分になります!」
雄:「結局たわしかい!本屋とは思えない景品だな。しかも1年分て。」
店員:「あとこちらおまけの、お釣りになります。」
雄:「そっちのが大事!」
なんか色々と疲れた。たわしは康太郎にあげた。少し苦笑いしながら受け取ってくれた。
今回もお読みいただき有難うございます!
新しく買った漫画の匂いがなんか好き。わかる人いるかな?
次から次へと新たな漫画が発売されて嬉しんだけど金銭的に・・・。
てことで次回もお楽しみに!