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周辺探索 ~ゲームセンター編~

この話はストーリー調に書かれています。


雄:・・・雄仁の台詞。

康:・・・康太郎の台詞。

千:・・・千紗都の台詞。


を表しています。

千紗都のプチ歓迎会の翌日は部活がないので周辺を見て回ることにした。と言っても、この近くにショッピングモールがある訳ではなく、ゲームセンターやパチンコ屋、本屋、スーパーなどがある程度だ。今日はゲームセンターに行くことになった。


康:「ここが俺達が頻繁に訪れるゲーセンだ。そこそこ広くて、結構な種類の台がある。因みに俺は主にメダルゲーム、UFOキャッチャーが得意で、雄仁は音ゲーがマジで上手い!教室じゃ、音ゲーゴリラとか言われてる。」


千:「お、音ゲーゴリラ!?センパイもしかしてドラミングしちゃう系パーソンですか?なんか、意外です。」


雄:「ドラミング?まぁ、確かにドラムも叩くことあるけど。ただ、そんなに上手くないよ。」


千:「なんか意外ですね。想像するとなんか引く。」


雄:「そんなことは言われても困るな。って、本当に引かないでよ!!」


康:(なんか話がかみ合ってないな。ちーちゃんはゴリラって言う、たとえであることに気が付いてないし、雄仁は雄仁でドラミングのことを知らないし。何こいつら滅茶苦茶おもしろ!)


なんやかんやありまして音ゲーコーナーに到着。早速雄仁はプレイし始めた。彼の人間技とは思えぬ手さばきに一同度肝を抜かれた。


千:「センパイとてもかっこよかったですよ。見直しました。かっこいいセンパイを見ていたら、私もなんかやりたくなりました太鼓の名人とかどうかな。」


雄:「いや、ぼくは…」


康:「いいじゃん。やろうやろう。三人総当たりでビリの奴が全員分金出してな。」


なんやかんやありまして、やることに。皆同じ曲をプレイし、一番「良」(一番制度の良いことを表す)が多かった人が勝ちとなる、至ってシンプルな勝負内容だ。逆に一番少なかったものは敗者となりゲーム代を奢ることになる。1回100円で3曲できるので3曲の合計値で競うことにした。最初のプレイヤーは千紗都。


千:「そうだな、一曲目は最近人気のジャルルやるか。難易度は鬼でいいかな。よし、スタート!」


千紗都は全382打数のうち243回「良」をだした。


千:「次は部活にちなんで天球観測にしよっか。」


雄:「いいね。僕もこの曲好きなんだよね。」


康:「お前たまに一人で星空見ながら口ずさんでるもんな。」


雄:「えっ、知ってたの!」


康:「おう、だいぶ前からな。」


雄:「うっ、嘘だろ!!なんで声かけてくれなっかたんだよ。恥ずかしいー。」


康:「なんか声かけちゃ悪いかなって言う俺なりの配慮。じゃこれからは誘ってくれよ。」


なんやかんや(ry。最後の曲は最難関曲とも謳われる幽玄の嵐の鬼は無理なので難しいをやることに。結果的に千紗都の総良数は829回だった。次は康太郎。彼は792回と千紗都に後一歩及ばなかった。僅差で敗れた康太郎は悔しさを顕にしていた。


康:「最後は雄仁番だな。勿論全良だよな。なぁ、音ゲーゴリラさん。」


雄:「ゴリラじゃないし、それにこれ初めてやるんだよね。」


覚束無い手つきで操作していく。なんとか1曲目を選択した。普段素手で音ゲーやる雄仁にとってバチは重りのように感じていた。ジャルルのサビに入りかけた時、


雄:「何だこのバチは。使いづらすぎる。えいっ!」


と言ってバチを投げ捨てて、手で太鼓を叩き始めた。


康・千:「逆ドラミング!!!」



結局勝負は雄仁の負けで終わった。




今回もお読みいただき有難うございます!


何故音ゲーが上手い人のことをゴリラというのでしょうか?


音ゲーに興味のない人からすると、音ゲーの上手い人はどのように映っているのか、気になります。


次回もお楽しみに!

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