無機質な君へ
「そこに愛はあるのかい?」昔江口洋介が言ってたろ。
君には愛がないよ。いや、別に恋人がいないとかそういうことを指してるんじゃない。
心がないんだ。
なんで君の人生はそんなに無機質なんだ。
君、ちょっと頭の中で昨日のことを振り返ってみろよ。
朝起きる、朝食を摂る、学校に行く、授業を受ける、バイトに行く、友達と夕飯をとる、寝る
こんなもんだろ?
もちろん間違ってはないよ。君の行動は、というより大方の人間が同じような一日を過ごしているだろ。
でも正解じゃない。
なんでそこに心がないんだ?
朝起きる。今日楽しみなことがあってワクワクしてるのか?憂鬱なことがあって眠れなかったせいで、まだ眠いのか?朝食はどうだ。朝食はどうだ、最近野菜が足りてないからレタスを摂ろう、いや、今朝は豪勢に外に食べに行くか。
もちろん毎日なんてありふれた行動の繰り返しさ。
ただ、それだけじゃない。その都度どう感じるか?何を考えているのか?それによってその行動一つ一つが違う意味を持つんだ。
なあ、君があの子と何度かデートをした時どうだった?
君の頭の中では、ダメ元で誘ってみる、食事に行く、またデートを申し込む、OKをもらう、またデートを申し込む、、、これの繰り返しだろ?
もちろん恋愛における行動はその通りさ。誘う、デートに行く、それを何度か繰り返す、想いを告げる。君が考える通り非常にシンプルだよ。
ただ、君は割り切りすぎる。君はそれをこなせばいいと思ってるだろう?人間がこれまで積み上げてきた既成の概念やセオリーに乗っかって行動すればいいと思っている。
大方の人間がそうだって?ああ、そうだよ。結果的に見ればそう行動してるし、大方の人間がそうしてきたからこそ、セオリーってのは生まれていくもんなんだ。
でも、そこには各々の心がある。愛があるんだ。
あぁ食事に誘いたいけど来てくれるだろうか。あの子は僕との会話を楽しんでくれただろうか。そろそろ告白してもいいころだろうか。
皆、色々なことで悩み、どうすればいいかを考えて行動してるんだ。
それが遠目から見たら一般論という形になって表れてくる。そうさ、そういう意味では一般論なんて糞くらえなんだ。
なあ、いい加減一般論で勝負するのはやめないか?
君の哲学を持てよ。
心を持てよ。
愛を持てよ。
君に愛はあるのかい?




