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エレメンタルロードテナー  作者: 葵 嵐雪
純情不倶戴天編
60/166

第六十話 長篠へ

 岐阜への帰り道、閃華達はわざわざ海沿いの道を選んで三河、尾張へと抜けてから岐阜へと入った。

 この道は遠回りなのだが、わざわざこの道を選んだ理由はただ一つ。海の幸を満喫するためだ。

 大任を果たした閃華達にもう緊張感は無いが、大任を果たした開放感は大いにあった。

 それに岐阜への連絡は半蔵達、徳川の乱波衆が走ってくれている事になっていたので急ぐ必要は無い。更に家康から褒美としてかなりの路銀が送られてきたものだから、小松が閃華のわがままに付き合うことになった。

 結局、二人が岐阜に帰りついたのは空気が暖かくなり始めた頃だった。

「懐かしいか?」

「そうですね、少し」

 数ヶ月ぶりに見る我が家の前に立って、小松はやっとここに帰ってきた事を実感する。

 まあ普段は家の留守を預かる側じゃからな、懐かしく思うのも無理は無いじゃろ。

 感慨にふける小松を閃華が隣で見守っていると家から誰か出てきた。

「奥方様!」

 それは林家に仕える下女。下女は閃華達の姿を見つけると駆け寄ってきた。

「奥方様……よくぞご無事で」

「ただいま戻りました。何か変わったことはありましたか?」

 小松が聞くと下女は涙目になりながら嬉しそうに答える。

「それが聞いてください奥方様、奥方様のご活躍には御館様も大いにお喜びで、旦那様に奥方様が帰ったら大いに尽くしてやれと、直々のお言葉を貰ったそうですよ。それに旦那様も奥方様のおかげで再び以前のような威厳を取り戻されたようです」

 よっぽど嬉しいのか一気に捲くし立てる下女。その言葉を小松も嬉しそうに聞いていた。

 さて、これで旦那様のお株が上がったわけじゃが。……なんじゃろうな、何か引っ掛かっているような気がするんじゃが。

 心を過ぎる一抹の不安、閃華はその正体を探ろうと考え始めるが、急に下女が閃華の腕を引っ張った。

「さあさあ、閃華様もそんな所に突っ立っていないでお上がりください」

 玄関に目を向けると小松はすでに家の中にいた。閃華はしかたなく思考を中断させると懐かしい家へと入って行く。



「う〜ん、やはりここが一番落ち着くのう」

「閃華、はしたないですよ」

「帰って来た時ぐらい大目に見て欲しいもんじゃな」

 閃華は部屋に寝転がると両手両足を思いっきり伸ばした。その様子を小松は呆れ半分、笑い半分で見ている。

 そこへお茶を持って入ってくる下女。閃華は勢い良く起き上がると下女に尋ねた。

「そういえば、私達の事は話題になっておるのか?」

「いえ、硬く口止めされていますので。ですが織田家のご重臣で知らない者はいないと思います」

「そうか」

 つまり口には出さぬが皆知っていると思って良いじゃろうな。

 閃華達の功績は決して表に出してはいけない物。だけど、その功績は誰もが知りうる事が出来た物だ。

 私達の功績は誰もが認めるものじゃろう。じゃからだろう、どうも心配でならん。

 下女が下がると閃華は小松に目を向ける。小松は上機嫌でお茶をすすっていた。そんな小松に閃華は真剣な面持ちで話しかける。

「小松、今回の事をどう思う?」

「どう、とは?」

「今回の功績をどう思っておるかじゃ」

「良かったのではありませんか。旦那様も自信を取り戻したようで、また織田家の筆頭家老としてやっていけるでしょう」

「じゃが、今回の功績はあまりにも大きすぎるのではないのか。これほどの功績を旦那様は手に入れたんじゃ。疎む者も出てこよう」

「道勝は織田家の中でも筆頭に立つ家老です。そのような者が居ようと旦那様ならどうとでも出来ます」

「そうじゃろうか?」

「そうですよ、閃華がウチに来る前は旦那様も立派に責務を全うされておりました。ですが御館様、柴田殿、ひいてはあの秀吉まで精霊を手に入れたので焦っておいでだったのでしょう。だから空回りもしておりましたが、今回の事で全てが元に戻るのですよ」

「……そうだと良いんじゃがな」

 なんじゃろうな、何かが引っ掛かっておるような、そんな気がするんじゃが。

 考え込む閃華に小松は笑いかける。

「大丈夫ですよ、閃華が思っているほど旦那様は弱くはありません。だから下手な杞憂は疲れるだけですよ」

「……そうじゃな」

 いくら考えても答えなど出てこない。そのことが閃華に杞憂だと思わせたのだろう。

 そして先程とは別の下女が部屋に顔を出した。

「奥方様、閃華様、お食事の用意が出来ましたのでお出で下さりませ」

「食事?」

「はい、旦那様の言い付けで奥方様がお帰りの際には、予てより用意しておいた物を出せといわれております」

 顔を見合わせる小松と閃華。とりあえず二人は食事が用意されているという部屋に行く事にした。



「ほう、随分と凄いのう」

 部屋に入るなり閃華はそんな言葉を口にする。

「これは?」

「はい、奥方様に召し上がってもらおうと各地より取り寄せた物でございます」

 そこには小松と閃華の二人分、各地から取り寄せて贅を尽くした食事が並べられていた。

「誰がこのような事を?」

「旦那様の命にございます」

「くっくっくっ、しかたないのう。どうするんじゃ小松、まさか捨てるわけにも行くまい」

「本当にしかたない旦那様ですね」

 もう笑うしかない小松は笑顔を閃華に向ける。

 これだけの食材を揃えたのだから安いはずが無い。一体どれだけのお金を掛けたのか、普段ならそのことを考えただけで目眩がしそうなのだが、この時ばかりは呆れるのを通り越して小松は自然と笑った。

「では頂くとするかのう」

「そうですね、今は旦那様の行為に甘えましょう」

 食事の席に着く小松と閃華。しかも酒まで用意してあるようで、二人はそのまま宴会気分に突入して行った。



 道勝が帰ってきたのは日が暮れてすぐにだった。

 二人が帰ってきた事を知った道勝は、すぐさま二人が居る部屋へと駆け出した。大きな足音を立てながら、二人が居る部屋の障子を勢いよく開ける道勝。

「あっ、旦那様、おかえりなさいませ」

 多少ろれつが回らず、フラつきながら小松は道勝を迎え入れた。そして閃華に至ってはもう何を言っているのか聞き取れなかった。どうやら二人ともかなり酒が入っているようだ。

 そんな事をまったく気にせずに、道勝は刀を置くと二人の間に座り小松の手を取る。

「小松、ようやってくれた。御館様も大喜びで儂にお褒めの言葉を下さるぐらいだ。おかげで儂の一文も立った。小松、ありがとう」

 小松の膝に尽く位、頭を下げた道勝。小松はそんな道勝を優しく起き上がらせる。

「旦那様、私が林家に嫁いできてから長い事になりますが、初めて旦那様のお役に立てて私は嬉しく思います」

「小松」

 道勝はもう一度小松に頭を下げると、今度は閃華の方に向く。

「閃華、そなたが来てくれたおかげで儂はようやっと、柴田やサル如きに負けない功を治めることが出来た。全ては閃華が来てくれたおかげだ。礼を言う」

 閃華にも頭を下げる道勝。そんな道勝に閃華は笑って答える。

「くっくっくっ、私も小松と契約したおかげで面白い経験が出来た。礼を言うのはこっちの方じゃ」

 閃華としても満足しすぎるほどの事をしたのだから文句は無かった。

 武田という最強の敵を下して、織田が天下へと向かう道を切り開いた。それは正しく歴史が動いた事を意味していた。

 そして歴史を動かしたという実感が、閃華をこれ以上無く満足させていた。

 それでも裏の仕事、決して評価されるわけではない。そして道勝にはそんな閃華の心はよく分かっていないのだろう。

 道勝は大声で人を呼ぶと下女の一人が部屋に入ってきた。

「お呼びでしょうか」

「うむ、確か最近手に入れた銘酒が有っただろう。それを持ってきてくれ」

「かしこまりました」

 下女はすぐに酒を持ってきて、道勝は自らそれを受け取ると閃華の元に行く。

「儂にはこんな物しか出せんが閃華、飲んでくれ」

 自ら酌をする道勝、閃華も杯を差し出す。

 やれやれ、ここまで気を使わなくても良いんじゃがのう。じゃがせっかくじゃからのう、ありがたく飲ませてもらうかのう。

「今夜は無礼講で行こうではないか、閃華、思う存分飲んで食ってくれ」

 再び宴会モードに突入する。道勝も大いに飲んで、そのうえ舞まで舞うというはしゃぎよう。おかげで閃華と小松は大いに楽しむことが出来た。



「まっ、こうなる事は分かっていたがのう」

「よほど御館様に褒められたのが嬉しかったのでしょう」

 小松の膝上で静かに寝息を立てる道勝。そんな道勝を小松は優しい眼差しで見ている。

 閃華は持ってきた布団を道勝に掛けてやると、再び徳利を手にする。

「まだ飲む気ですか?」

「今夜ぐらい良いじゃろう。せっかく旦那様がいろいろと出してきてくれたんじゃからのう」

 だが閃華の周りには空になった徳利が数え切れないほど転がっている。空の徳利に囲まれながら、更に空の徳利を作り出す閃華に小松は溜息をついた。

 静かに酒を飲む閃華、小松はしばらくそんな閃華を見ていたが急にこれからの事を話し始めた。

「これから御館様は、どうするおつもりでしょう?」

「まずは北の浅井朝倉じゃな。姉川では叩けんかったからのう、今度こそ本気で叩き潰しに行くじゃろう。それから一向宗じゃな」

「ですが一向宗の多くは民百姓、そのような者を相手に御館様はどういう手段を取るおつもりでしょうか?」

「そんなの決まっておるじゃろう」

 閃華は手にした杯を置くと真面目な顔を小松に向ける。

「御館様は天下布武を唱えておるんじゃ、相手が民百姓でも同じじゃろう」

「やはり閃華もそう思いますか」

 天下布武、天下に武を布き収めるという信長の思想、要するに武力で全てを従わそうという考えである。それは戦国乱世を収めるには最も適しているのかもしれないが、人々の心に恐怖を植えつけるのも確かだった。

 御館様の考えは完璧すぎるんじゃな。じゃからそれを理解できぬ者をおれば、受け入れられない者もおる。御館様はそこを理解しておられるのじゃろうか。もし、理解せずに強行していけば命取りになるかもしれんというのに。

 それは閃華が前から感じている事だった。信長のやり方は確かに社会全体を上から見れば正しいやり方かもしれない。けど、下に居る者がそれを理解してるかどうかは怪しい。だからもし、織田家が崩れる事になるなら下からの反乱だろうと閃華は思っている。

 下をどう押さえるかじゃな。そこをしくじらねば織田家は天下を取れるじゃろうが、下手に恐怖心を抱かれては反乱を招くだけじゃな。

 この閃華の懸念は最悪の形で当たる事になってしまった。



 天正元年、ここから信長は再び疾走を始めるが、人によってはこれが暴走にも見えただろう。

 まずは閃華の予想と反して信長が行った事は、北へ攻め込むのではなく、扇動する者を叩く事だった。各国の大名を扇動して信長包囲網を作り上げた人物、足利義昭その人であった。

 信長は兵を率いて二条城に取り囲み、遂に義昭を追放してしまった。これにより足利幕府はその幕を閉じた。

 そして次は浅井朝倉。信長は一乗谷の朝倉に攻め込み、朝倉当主である朝倉義景は遂に自刃して果ててしまった。信長はそのまま兵を翻して次は小谷城を包囲する。ここでは羽柴秀吉の活躍により、信長の妹であるお市の方は助け出された。その後、浅井長政は自刃、浅井家は滅びその領地は秀吉の物となった。

 更に時は過ぎて翌年、天正二年。これは閃華も予想していたとおり、本願寺勢が再び兵を上げた。一時は勢いを弱めていた一向宗であったが、再び勢いを取り戻したのだった。もちろん、一向宗を弱めたのは信長の影に居る精霊であっただろう。

 そしてその年の七月、信長は一向一揆鎮圧のために兵を挙げる。そして九月、家臣一同が驚愕する命が下されるのだった。

 それは伊勢長島焼き討ち。伊勢長島には女子供も居る、そのような場所を焼き討ちにするにだから誰もがその耳を疑った。こうして伊勢長島に火は放たれて、合計二万人近くの者が焼け死んだ。

 この報を聞いた閃華もさすがに驚いたが、信長がやりたい事も分かった。

 これは見せしめじゃな。一向宗などという物を信じて戦ってもこうなるだけだと、御館様はそれを示されたんじゃろう。じゃが御館様、人の信仰という物は根が深いものじゃ。そう簡単に拭い去れぬじゃろう、時代が荒れれば荒れるほどにじゃな。

 閃華が思ったとおりだった。一向宗はその勢いを弱めるどころか、その気運を高めていくのだった。



 更に翌年、天正三年。再び武田が動いた。

 信玄亡き後を継いだ勝頼が長篠城を攻め取った。この報告を聞いた信長はすぐに出陣の準備を開始する。だがその準備の段階からこの戦いが特別な物だと物語っていた。

 まずは数多く集められた鉄砲、至る所から引っかき集めた鉄砲三〇〇〇丁。それから、精霊と契約者、更に布にくるまれた大岩のような物。合計一六〇〇〇兵が長篠に向けて出陣した。

 そして五月、織田軍は徳川軍と合流して長篠の西方、設楽原に陣を張り武田軍を待ち構える。

 その陣中には閃華と小松の姿があった。

 目の前で組まれる巨大な馬防柵、その光景を見ながら閃華はのんきにお茶をすすっていた。

「あなたも少しは働いたらどうですか」

 握り飯を閃華に持ってきた小松がそんな事を言って来た。だが閃華は胸を張って反論する。

「私は何も命令を受けておらんからのう。じゃからこうやってのんきにしておるんじゃ」

「胸を張って言わないでください」

 閃華の隣に座った小松が大きく溜息をつく。

 ただでさえ女性が居ない織田陣中で女性が二人、特に閃華などはよく目立っていた。それに小松などは進んで飯炊きなどをやるものだから、兵士達からは随分とありがたられている。

 だが閃華は何一つとして働こうとはしなかった。

「皆一生懸命にやっているのですから、閃華も少しは動きなさい」

「お断りじゃ。ここに居るだけで被害を受けておるというのに、そのうえ働けなど酷な話ではないか」

 小松は返す言葉も無く、しかたなく溜息をつく。

 精霊というのは男女に関係なく、その容姿は整っており美しい。もちろん閃華も例外ではない。多少幼いとはいえ美しい女性がこんなむさい連中の中にいるのだから言い寄ってくる者も出てくる。

 もちろん閃華はそういう連中を重症にならない程度に叩きのめしている。だがそういう連中はなかなか後を絶たないもんだから、閃華はいい加減にうんざりしてきた。

「まったく、いい加減にして欲しいものじゃな」

「若い方もおらっしゃいますから、しかたないのでしょう」

「言葉だけで来るならまだしも、中には力づくで来る者もおるからのう。困ったものじゃ」

「なんとまあ」

「まあ、そういう連中は首だけ出して埋めてやったがのう」

「何をしてるんですか」

「女に力づくで迫るとは万死に当たる行為じゃ。じゃからそれぐらい当然じゃろう」

「その方々はどうしたのですか?」

「知らん」

「知らないって」

「埋めた時は思いっきり笑えたんじゃがな、最近では飽きてきたのう」

「……もう好きにしてください」

 呆れた顔のまま握り飯を手に取って口に運ぶ小松、その隣で閃華も昼食に入った。

 それからしばらくして、小松がじっと何かを見ているのに気付いた閃華は声を掛ける。

「どうしたんじゃ?」

「いえ、前々から気になっていたのですが。あの布が掛けられ物はなんなのでしょう?」

 小松が指差したのは、作業の邪魔にならないように馬防柵から少し遠のいたところにある、布で隠されている大岩のような物。閃華もそれを見て首をかしげる。

「さあのう、どうやら御館様が用意した物みたいじゃが。誰も詳しい事は聞いておらんそうじゃ」

「そうなの、ですか」

 誰も知らないというもの妙であるが、信長がわざわざ長篠に持ってきた物だから、それなりの意味があるのだろう。

 小松は昼食を終えると戻って行き、閃華はまたそこで暖かい日差しを浴びながら日向ごっこを始めた。



 そして遂に武田軍は長篠城を出て設楽原に向かった。そして五月二十一日、晴天の中で両軍は激突する事になる。







 さて、いつ間にやら六十話です。……もっと早く閃華の過去が終わるはずだったのに、いつの間にやらかなり長くなっています。というか、いつになったら現代に帰れるのだろう。そんな事を思ったりもします。

 いや、書いている分には楽しいのですけどね。現代ファンタジーでここまで時代小説のような事を書いていいのだろうか、とそんな事を思ったりなんかしたりしたんです。

 背中痛い―――!!! いや、ちょっと痛みを感じたので短く叫んでみました。最近姿勢が悪いのか変な所が痛み出しました。そこでやったのがたすきがけ、これで姿勢改善と思ったのですが、よほど姿勢が悪かったようで背中が痛いです。皆さんも姿勢には気をつけてください。

 ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。更に評価感想、そして投票と人気投票もお待ちしております。

 以上、ようやく社会復帰し始めた葵夢幻でした。

 

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