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エレメンタルロードテナー  作者: 葵 嵐雪
純情不倶戴天編
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第五十八話 信玄暗殺

「龍水方天戟」

影潜薙刀えいせんなぎなた<影に潜む薙刀>」

 精界で人間が消えた世界で閃華と小松は己の精霊武具を身につける。

 小松の武器は薙刀、その出で立ちは袴にたすき掛けと防具を一切身に着けていなかった。

 小松と閃華はお互いに顔を見合わせると頷き駆け出す。

 青く染まった世界を閃華と小松が駆け抜ける。

「小松、分かっておるな」

「ええ、全て頭の中に入ってます」

「精界で邪魔な雑兵はすべて消えたからのう、後は半蔵殿が二重精界をどれだけ張り続ける事が出来るかじゃ」

 二重精界、通常の精界は二重に張ることは出来ないのだが、特定の条件が揃えば精界を二重に張って強化する事が出来る。

 その条件に必須な事は内と外に精霊が居る事。内に居る精霊は普通に精界を張り、外に居る精霊は張られた精界に力を贈り強化する。これにより外部からの攻撃に弱い精界を完全を強化して誰も入れないようにする事が出来る。

 だが精界は精霊の属性が大きく影響する。だから異なる精霊が二重精界を行うときには、外で精界を強化する者に高い技術が要求される上に大きな負担が掛かる。そのため、外に居る精霊は精界維持に集中しないといけないので他の事など一切出来なくなる。

 だからこの二重精界を使う者はほとんど居なくなった。そもそも精霊を二人そろえること事態が難しく、更に戦力を分散させる事になる。だったら精霊を全て投入した方が戦いは有利に進むというものだ。それに援軍が無い時にやっても遊兵を作るだけ、だから大して意味が無い。

 だが今の閃華達にはもの凄く有効だった。閃華が張った精界は必要最小限の物で、精界の外には信玄の精霊たちが何人も控えているのはすでに調べがついている。

 その精霊達が精界に気付けば駆けつけてくることは間違いない。そこで二重精界を張っていれば精霊達の介入を防げる。それに半蔵は仮にも徳川の乱波衆を束ねる者、見つかるような下手はしないだろう。

 だがいかに半蔵でも二重精界を長時間保つ事は不可能。だから閃華達は半蔵が二重精界を維持できる短時間で信玄を仕留めければ行かなかった。

 すでに信玄の寝所と周りの精霊達の情報を得ている閃華達は迷わずに野田城を駆け抜ける。

 閃華は自分達に近づいてくる気配を察する。

「思っていたより早いのう、さすがは信玄じゃな抜かりない」

「数は?」

「最初に三、後に五」

「半分ですか」

「後は信玄の元に居ると思ってよいな」

 現在精界内に居る信玄の精霊は十六名。これは半蔵達が調べた精霊の配置図と閃華が張ろうとした精界の範囲から割り出された数字だ。確証は無いがこの人数が精界内に居ると思っていいだろう。

 更に気配が近づいてくる。

「来るぞ!」

 閃華の言葉に小松にも緊張が走るが、それでも二人は駆けるスピードを緩める事はしない。

 障子を突き破り左から二本、右から一本の刃が二人に襲い掛かる。だが閃華と小松はそれをうまくかわすと更に駆け続ける。

「それ以上行かせるな!」

 後ろから怒鳴り声が聞こえてきた。先程襲ってきた精霊の一人だろう。そしてその言葉を合図にふすまを蹴破り閃華達の前に四人精霊が立ち塞がる。

 狭い廊下は閃華達二人が並んで走るだけのスペースしかない。そこに四人もの精霊が立ち塞がれば先程のようにかわすだけは不可能。だが閃華達は駆けるスピードを落とさない。

 前に居る精霊二人がタイミングを合わせて閃華達に斬りかかる。上に跳ぶ事で攻撃をかわす閃華達。だがそれでは後ろに居る二人には良い的なのだが、この二人がそこまで甘いわけが無かった。

 閃華と小松は天井を蹴ると後ろの居る二人の精霊に襲い掛かる。小松は体当たりで弾き飛ばし、閃華は体を回転させた勢いを使い蹴り飛ばした。そして二人とも着地すると後ろを振り向くことなく駆け出す。

「なにをやってる馬鹿者ども!」

 更に後ろから響く叱責する怒鳴り声。だがその直後に天井が崩れ去ると巨漢の精霊が二人の前に降り立ち。手にした大剣を二人に振り下ろす。

「閃華!」

「うむ」

 小松の掛け声に閃華は短く応えると再び上に跳ぶ。小松は逆に大剣を避けると、体勢を一気に低くして廊下を滑り、そのまま相手の股を滑り抜けるのと同時に足に薙刀を絡ませる。そこに巨漢の精霊を飛び越した閃華が、まだ残っている天井を足場にすると巨漢の精霊に向かって跳ぶ。そして首の後ろにある頚椎に蹴りを入れると、巨漢の精霊はバランスを崩してそのまま前に倒れた。

 閃華が着地すると再び二人は走り出す。後ろに居る精霊達は巨漢の精霊が倒れた事により一時的に足止めを食らっている。

 小松がちょっと後ろを振り向くと、何人かの精霊が倒れた巨漢の精霊を乗り越えて閃華達を追走し始めたところだ。

 だが一時的でも足止めに成功した閃華達とはかなり距離が離れていた。

「ずいぶんとうまく行きましたね」

 予想以上の成果に小松は感心するが、閃華は前を気にしながら簡単に説明する。

「実体化している精霊は人間と変わらん、じゃから人間の急所は精霊の急所でもあるんじゃ。私が蹴りを入れたのは頚椎という運動機能が集まる場所じゃ。それに足も取られておったからのう。立っているのは不可能じゃ」

「よくそんな事を知ってましたね」

「くっくっくっ、私は海の向こうにある国も周っておるからのう。そのついでに覚えただけじゃ」

 海の向こうにある国はこの国よりもはるかに人体の研究が進んでいる。閃華が得た知識はそういった国を巡って得た知識だ。

 使えそうな物は何でも覚えておく。それが長い時間を生きる精霊である閃華が選んだ手段だった。

 閃華達は外の飛び出すと別の建物を目指して更に走り続ける。

「あそこじゃ、小松」

「ええ」

「手筈は分かっておるな」

「任せてください。閃華も後ろは頼みます」

「うむ、誰一人として通さんから信玄に集中せい」

 小松が頷くと二人は戸板を蹴破り、その建物に飛び込む。

 そして閃華は気配を探ると、すぐに信玄の場所が判明した。

「そっちじゃ」

 閃華は指差すとすぐに駆け出す二人。だが閃華は珍しく舌打ちをした。

「どうしたのですか?」

 小松が聞くと閃華は苦い顔で答える。

「数が多いようじゃ。思ってた以上に精界内に精霊が居たようじゃな」

「数は?」

「全部で十三、一つは信玄じゃろうから精霊は十二じゃ」

「四人も多いのですか」

 想定外の事態だがここまで来た以上は中止には出来ない。どれだけ数が多くとも信玄の首を取らない限り二人はこの場から帰る事が出来ないのだから。

 それでも閃華はあえて問う。

「やれるか?」

「やれます」

「うむ、頼もしい返事じゃな」

 この場に来て動じる小松ではなかった。それどころか緊張が逆に小松の神経を鋭くする。

 二人は幾つもの障子やふすまを開けて突き進む。後ろから閃華達を追っている精霊達も段々とその距離を縮めてきた時、閃華は信玄が近い事を感じ取る。

「小松、あの向こうじゃ」

 閃華が目の前にあるふすまを指差すと、小松はふすまに向かって突き進み、閃華はその場で反転して追ってきた精霊達と対峙する。

 そして小松はふすまを蹴破り中へと入った。



 その部屋は暗く、奥にある障子から月明かりが差し込むだけだった。

 部屋には幾つもの人影があるが暗いために誰が誰だか分からない。

 なるほど、そういうことですか。

 信玄の意図を理解する小松。そう、この暗さこそ信玄が仕組んだ罠だった。

 この暗闇なら普通は身動きが出来ない。だが信玄の方は部屋の配置は頭の中に入っている。後は相手さえ捉えればいつでも斬りかかれる。

 逆に小松がやぶれかぶれで突っ込んで行っても誰が信玄だか分からない以上、信玄に刃が届く事は無いだろう。その前に切り伏せられるのが関の山だ。

 さすがは信玄公と言ったところですか。まずは信玄公を見つけないといけませんね。

 小松は刃を下に薙刀を構えてから口を開く。

「お初に御意を得ます、信玄公」

「ほう、女子がよくここまで来れたな」

 人影の一人が上からの物言いで返してくる。だがそれが信玄とは限らない、逆に怪しいと思うが当たりかも知れない。迷う小松は態度に出さずになんとか信玄を見つけ出そうと策を廻らす。

 さて、どうしたものでしょうか。こちらから切り込めば間違いなく返り討ち、だがこのまま待っていても時間切れ、八方塞ですね。

 月に雲が掛かってきたのだろう、部屋の闇が更に濃くなって行く。

 ……刹那の勝機が訪れるまで、待つしかありませんか。

 膠着状態になる小松と信玄達。小松は微動だせずに、そして隙も見せずに信玄たちを牽制している。そんな小松に信玄を囲む精霊達は業を煮やしてきた。

「どうした、儂の首が欲しくないのか?」

 人影の一人がそんな事を言って来るが小松は動こうとはしない。小松は信玄が何を待っているのかが分かっている。だからだろう、ここまで冷静さを保てるのは。

 どうやら信玄公も私達と同じく時を相手にしているようですね。さて、どっちが先に時を打ち負かせるか、そこが勝負の決め所ですね。

 闇の中に身を潜めるのと攻勢に打って出ないことが、その事を示している。つまり時間稼ぎ、信玄は援軍を待って確実に閃華達を屈しようとしている。

 ずいぶんと手の込んだ事をしますね。ですが、それこそが油断であり、私達の勝機です。

 月が更に隠れて、部屋に浮かぶ人影さえ消えて行く。こうなってくると信玄達も動けなくなってくる。

 そんな時、部屋の外で追撃を掛けてきた精霊達を相手にしている閃華が小松に向かって叫ぶ。

「まずいぞ小松、外壁が崩れる!」

「二重精界か、どうりで」

 対峙している精霊の一人だろう、いつまでも来ない援軍に納得をする。だがさすがに信玄の精霊、それ以上は口を開かなかった。下手に口を開いて相手に情報を漏らす愚を行わなかった。

 そして閃華の言葉を聞いた小松も動じることなく膠着状態を保ち続ける。

 遂に月は完全に隠れて、部屋が常闇に沈む。

 その瞬間に小松は一気に動く。

影鎖縛符えいさばくふ!」

 小松は一気に力を解放すると闇から黒い鎖が飛び出して信玄達を全員縛り付ける。そして間髪を置かずに小松は薙刀を足元の闇に投げ込む。

 白刃が部屋を舞い、閃光を残す。

 それは刹那の瞬間と言っていいだろう。その一瞬で小松は信玄を倒した。

 崩れ去る全ての人影。薙刀を手に戻すと小松は部屋の奥に進もうとするが、すぐに足を掴まれた。

「な、なぜ儂の居場所が、分かった」

 そこは人影達から離れた光が届かない場所。信玄はそこに隠れていた。

「なるほど、確かにあの状況なら人影の誰かが信玄公だと思いますね。まさかそんな所に隠れているとは思いませんでした」

「ならば、どうやって」

「信玄公、闇はあなたの味方ではありません、私の味方です。私の能力はエレメンタルですから属性も使用できます。そして私の属性は影、故に影が勝る常闇こそ最大の味方なのです。後は闇に投げ込んだ薙刀が闇を繋ぎ、この部屋を縦横無尽に走り回ったというわけです」

「なるほど、な。狙わなかった、故に、儂に当たった、というわけか」

「そうですね、もし人影に狙いを定めていたら危なかったです。ですが信玄公、策を労せずに数で押したなら討ち取られていたのは私達かもしれません」

「ふっ、儂も老いた、ようだな」

「……では信玄公、その首貰います」

「させるかぁぁぁっ!」

 信玄の精霊二人が小松に斬りかかる。小松の攻撃は狙って放ったものではないから、傷が浅い者が居ても不思議は無い。

 だが小松は動かずに目線をそっちに送るだけだった。

「なにっ!」

 斬りかかって来た精霊の一人が驚愕の声を上げる。

 それも無理は無い。なにしろ刃は小松に届くことなく、手前の闇に止められているからだ。

 闇はそのまま刃に絡み付き完全に動きを封じる。

「言った筈です、闇は私の味方だと。闇に包まれている私を斬るのは不可能です。故に、私は防具を身に着けていないですよ」

 つまり闇と影が小松の防具だ。そして動きを制限する防具を身につけてない故に、小松は刹那の勝機を掴む事が出来た。

 薙刀を振るい、精霊二人を切り伏せると今度は振るい上げる。

「信玄公、お覚悟を」

 信玄は座りなおすと自らの首を叩く。

「この首、持って行きたくば持って行くがいい。だが一つ、信長に伝えてもらっていいか?」

「……受け賜ります」

「魔王の天下などこん、いずれその事をわが身で知るだろう」

「魔王なればこそ、この乱世を治める事が出来るのです」

「女子にはこの理は分からんと見える。さあ、この首を持っていくがいい」

 じっと座る信玄。長い、いや、実際には少しの間だけだったかもしれないが静寂が訪れ、小松は薙刀を振り下ろした。



 明かりが灯されたその部屋は首の無い亡骸が一つと、小松しか居なかった。

「終わったようじゃな」

「ええ」

 小松は信玄の首を包むと振り返って驚く。

「せ、閃華、大丈夫ですか!」

 部屋に入ってきた閃華はあちこちに傷を負っており、身形もかなりボロボロになっていた。

「心配ない。あれほどの数を一人で相手にしてたんじゃ、こうなって当然じゃよ」

「……今更言うのもなんですが、よくあれほどの数を一人で捌けましたね」

「なに、攻勢に出ずに防御に徹しておれば何とかなるもんじゃよ。私の役目は足止めじゃからのう、倒そうとしなければ捌けるんじゃよ」

「それでも凄いですよ」

 改めて閃華の強さに感心する小松。小松はエレメンタルの能力を使いこなす為に閃華と模擬戦をよくやっているのだが、未だに閃華に勝った事は無い。それどころか本気の閃華がどれぐらい強いかもよく分かっていなかった。

「さて、精霊達が消えたとはいえ、あまり長居したくない場所じゃからな。さっさと引き上げるとするかのう」

 閃華が急かせて来たので小松は信玄の首を持つと立ち上がる。

「では、行きましょう」

「うむ」

「……あっ」

 部屋を出ようとした閃華だが、小松が声を上げたので足を止める。

「どうしたんじゃ?」

 尋ねると小松は閃華を指差した。

「閃華、その格好のまま行くのですか?」

「んっ、何か問題があるのか?」

 改めて自分の格好を確認する閃華。八人もの精霊を相手にしていたのだから当然無傷では済まなかったが、それほど深い傷は貰わなかった。だから今では傷は綺麗に消えているのだが、精霊武具は切り裂かれたままだ。

 ただでさえ足の露出が多いチャイナドレス、更にお腹の部分を切り裂かれて露出が多くなっている。

 閃華はあえて切り裂かれて部分を強調するようなポーズを取る。

「なかなか色っぽいじゃろ」

「なにをバカな事を」

「くっくっくっ」

 笑う閃華に小松は溜息を付いた。

 この国の女性は硬いのう。いや、小松は結構いい年じゃからのう、それで説教臭くなっておるんじゃろうか。

 そんな失礼な事を考えている閃華に気付く事無く、小松と閃華はこの場を後にするのだった。



 閃華と小松は青く染まった世界を再び駆け抜けて、最初に潜入した場所に戻ってきた。そしてまた身を潜めると閃華は精界を壊して現実へと回帰する。

 現実の野田城はかなりの騒ぎになっていた。どうやら精霊達がいきなり消えた事が騒ぎの原因らしい。

 そして閃華達の元へ、音も無く人影が舞い降りる。

「半蔵殿」

「首尾は?」

「うむ、取ってきたぞ、信玄の首を」

 閃華は小松から信玄の首を受け取ると、包んである布を開いて半蔵に確認させる。

「確かに」

 再び信玄の首を包んだ閃華は半蔵に渡す。

「では半蔵殿、この首を家康様に、それから岐阜の御館様に届けてもらえるかのう」

「承知」

 首を受け取った半蔵は音も無く姿を消す。そして残された閃華と小松。閃華はここに来てから始めて安堵の笑みを小松に向けた。

「終わったのう」

「ええ、何とか無事に」

「そうじゃな、では戻るかのう」

「ええ」

 再び塀を乗り越える閃華と小松。茂みに身を隠してあたりを窺うが、城内の騒ぎでここまでは手が周る事は無かった。

 そして二人は茂みの奥へと姿を消した。







 何処まで強いんだ閃華―――!!! っと、思ってしまうのは私だけでしょうか。正直に告白しますと初期設定では閃華はここまで強くは無かったのですが、いつの間にか達人的な強さを手に入れていた。……実に不思議だ。

 さて、今回は早めに戯言を切り上げます。

 その理由として一つご報告。私のホームページである冬馬大社にエレメンタルロードテナー外伝を掲載しました。ワーパチパチ。……えっと、感想欄でもホームページの掲示板でもいいので少しだけ反応をください。さすがにちょっと寂しくなってきました。

 さて、エレメの外伝ですが、昇達の日常を一話完結で書いてあります。簡単に言うとネタですね。そんな訳で久しぶりに昇達の話を書きました。なんか凄く書きやすかったです。それに比べてこの五十八話は意外と苦労しました。なにが、というわけではないのですが、なんか言葉が出てこなかった。

 それから、ホームページの方は更新が不定期です。というか、これ以上定期的な更新は出来ません。そんな訳で外伝の方は気長にお待ちください。

 ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。更に評価感想、そして投票もお待ちしております。

 以上、奇跡って人が起こすから奇跡なんだよね、っと古いセリフをほざいてみる葵夢幻でした。

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