第四十二話 辛い決断
ダメだ。こんな終わらせ方しちゃ、絶対にダメだ。
昇は未だに涙を流しているミリアの頭を軽く撫でるとその場に立ち上がる。
「閃華、雪心ちゃんの状態がわかる?」
「う、うむ」
突然の質問、というより昇が別人のような目つきに変わったので閃華は戸惑ったが、出来うる限りの情報を昇に告げる。
「雪心の器は本来なら未完成のはずじゃったんだが、今では何故か完全に完成している。たぶんじゃがこれは自力で完成させたんじゃろうな。何かしらの強い思いが器を完成させる最後のピースとなった訳じゃ」
「じゃあ、今の雪心ちゃんは……」
「うむ、完全に器の資格を持つものなんじゃが、所詮は作り物の器じゃから何処まで持つかは保障できん」
「それはどういう意味?」
「本来器の資格を持つ者は、生まれもって自然と精霊王の力を受け止めることが出来る者の事を言うんじゃが、雪心の場合はあくまでも作り物でそれが何処まで精霊王の力を受け入れきれるかは分からんのじゃ。そして下手をすれば……器が壊れる」
……ということは、下手したら雪心ちゃんの命は無いって事か。けど、その前に止めなくちゃいけないんだ。ミリアと雪心ちゃんの涙を止める為に。
「閃華、雪心ちゃんを止める手段はある?」
「無い」
「そう、分かった」
「昇?」
本来の昇なら確実に何らかのリアクションをするところだが、今の昇は完全に閃華の冗談を無視した。
ならどうすればいい。どうすれば雪心ちゃんから精霊王の力を消し去ることが出来る。……そうか、なんだ、簡単じゃないか、なんでもっと早く気付かなかったんだろう。
「閃華、雪心ちゃんの下にある魔方陣は何?」
「あれは地下に溜めてある精霊王の力を注ぎこむための魔法陣じゃ」
「つまり、あれが有る限り精霊王の力は雪心ちゃんに注ぎこまれるの?」
「うむ、そうじゃが、あの魔法陣を破壊するのは困難じゃぞ。かなり複雑な術式で組み立てられておるし、力ずくで消し去れるほど軟な魔法陣でもなさそうじゃ」
「そう、分かった。琴未、閃華、先行して雪心ちゃんを魔法陣から追い出して」
「って、昇! まさか、戦うつもり」
「違う。あの魔法陣をこっちで操って雪心ちゃんへ注がれてる精霊王の力を逆流させるんだ。そのためにはいったん雪心ちゃんをあそこからどかさないと」
「ふむ、なかなか良い手じゃが。今の雪心は完全に暴走状態じゃぞ、じゃから素直にどくは思えんがのう」
「だから力づくでどかすんだ。仮にも今の雪心ちゃんは精霊王の力を宿している、だからこっちも手加減無く全力で戦うしかない」
「……本気、昇」
「うん」
「……分かった、そうする」
「ちょっと、シエラまで、昇は本当にこれで良いの?」
昇に詰め寄ろうとした琴未だが、閃華が琴未の肩に手を置いて止める。
「閃華?」
「今は昇を信じるしかあるまい。それにのう」
そこから閃華は琴未に耳打ちする。
「今の昇の顔をよお見てみい」
「はあっ、なんで」
「まあ、よいからよいから」
「分かったわよ」
昇は先程から雪心に目を向けているが、琴未は明に違っている昇の顔つきに自分の顔が赤くなっていくのを感じた。
そして更に耳打ちする閃華。
「なっ、なっ、分かったじゃろ。というか惚れ直したじゃろ」
「う、うるさいわね」
「くっくっくっ、どうやらとうとう昇に火がついたようじゃのう」
「昇は今までだって一生懸命だったじゃない」
「じゃが、今までの昇にはまだ迷いが有った。自分が戦う意味を見出せんかったんじゃが今は違う、雪心を救いたいという昇の戦う意思に火を付けたんじゃ」
「だから今の昇は一味も二味も違う」
「シエラは最初から昇のそういうところを見抜いておったんじゃろ。じゃから昇と契約した。そうじゃろ」
「そう、昇は自分の為じゃない。誰かを助けたいと思ったときに最大の力を発揮するタイプ。私は昇のそういうところが気に入った」
「そうね、そういえば昇は昔からそうだったわね」
「後は琴未さえ妨害できてれば完全に昇は私のものだったのに、それが残念」
「シエラ、あなたさりげなく私に喧嘩売ってるわけ」
「まあ、その戦いは後にせい。今は目の前の戦いに集中するんじゃ。何しろ相手は仮にもエレメンタルロードテナーの一部でもあるんじゃからな」
「分かったわよ。閃華、行くわよ」
「まあ、妾の琴未には正妻である私には敵わないと思うけど」
「シエラ、この戦いが終わったらグーで殴る」
「その時は加勢してやるから、ほれ、さっさと行くぞ」
「分かったわよ。シエラ、ちゃんと援護よろしくね」
「それは任せて、琴未にはちゃんと私が昇の正妻だということを見せ付けないといけないから、だからちゃんと援護してあげる」
「そうね。私も昇が私に惚れるところを見せ付けたいから、今は全力で戦うから後ろは任せたわよ」
「そんなことは絶対にありえないけど、この戦いだけは任せてもらって構わない」
「おーい、そろそろいいか、昇もそろそろ痺れを切らしそうじゃし」
「分かったわよ。閃華、シエラ、行くわよ!」
琴未のこの言葉を合図に琴未と閃華は雪心に向かって走り出し、シエラは宙へと舞い上がった。
頼んだよ、皆。
昇は傍に座り込んでいるミリアの頭を再び撫でる。
「じゃあ僕も行って来るから」
「昇、本当に雪心と戦うの」
昇は静かに頭を横に振る。
「それは違う。僕は雪心ちゃんを助けるために精霊王の力と戦うんだ。だから本当の敵は雪心ちゃんじゃない、精霊王の力なんだ」
「じゃあ雪心は、雪心は助かるよね」
「うん、絶対に助けるよ。だからミリア、今のミリアは戦える状態じゃないから今はここで休んでて」
「……うん」
「じゃあ行って来るね」
「昇、気をつけてね」
「大丈夫だよ。雪心ちゃんとミリアをもう一度笑えるようにしてあげるから」
「うん!」
昇はミリアの頭から手を離すと雪心に向かって一気に走り出した。そしてミリアは昇の背中を見送ることしか出来ずに未だに涙を流し続けていた。
先行する琴未と閃華が雪心に迫る。
「とりあえず雪心ちゃんをあそこからどかせばいいのよね」
「うむ、後は昇が精霊王の力を逆流させるだけじゃ」
「本当に、それでうまく行くの?」
「分からん。じゃが今は昇を信じるしかあるまい。それに琴未は将来昇の妻になる女子じゃぞ。こんな時に昇を信じてやらずにどうする」
「……そうね」
「おや、随分と素直じゃな」
「私だってシエラに負ける気は無いし、それに今は雪心ちゃんを助けないと」
「ふむ、昇だけではなく琴未も随分と成長したもんじゃのう」
「うるさいわよ閃華!」
「くっくっくっ、そう照れんでも」
「いいから、さっさと終わらせるわよ」
琴未は走るスピードを一気に上げると、そのまま雪心の下まで回りこんで思いっきり地を蹴ってその勢いを使い刀も同時に振り上げる。
─新螺幻刀流 滝返し─
宙に立っている雪心に琴未の刃が迫るが、雪心が手を横に振るとそれだけで琴未は吹き飛ばされてしまった。慌てて閃華が琴未を受け止めるが、それでもかなり後退するほど、雪心の力は強かった。
「大丈夫か、琴未」
「うん、なんとかね」
昇は後退した琴未達の横を通り過ぎると、上空にいるシエラに向かって叫ぶ。
「シエラ、一番強いやつで合わせて」
シエラは雪心に向かって飛びながら頷いて適度な距離を取ってその場に止まると、下にいる昇も同じ位の距離を取っていた。
「フルフェザーバスター!」
「ヘブンズブレイカー!」
二人の攻撃が同時に放たれて雪心に向かっていくが、雪心は軽く手を前に差し出して結界を張ると二人の攻撃を軽く受け止めた。
そのまま押し切ろうとする昇とシエラだが、雪心は小さく呟く。
「もう邪魔しないで」
雪心の手のすぐ前に展開される巨大な魔法陣。その大きさは部屋の天井から床ぐらいまであるほどの巨大さだ。それを見た閃華はすぐさま叫ぶ。
「まずいぞ、皆集まるんじゃ」
その声に昇とシエラは攻撃を中断、一気に琴未達と合流するが雪心は呟くように口を開くのと同時に一気に力を解き放つ。
「エレメンタルブレイカー」
巨大な力が魔法陣から一直線に放出される。
そして閃華は後ろにミリアがいる位置に全員を集める。
「とにかく攻撃を防ぐんじゃ!」
それだけ言って、昇達は巨大な力に飲み込まれていった。そして全員で前方にありったけの力で結界を張った昇達は雪心の攻撃に耐え続ける。
だが雪心の放った攻撃は昇達が張った結界の所だけ流されて、他の力は一気にロードキャッスルを突き抜けていった。
そして雪心の放った攻撃は収束して行き細くなって消えた。
……どうやら耐え切ったみたいだけど。
昇が後ろを振り向くと、昇がいる位置からでもよく外が見えるほどの巨大な穴が開いていた。
すごい。これでも精霊王の力の一部であれだけの破壊力があるんだ。
「昇! 油断するでない次が来るぞ」
「えっ」
昇が再び雪心に目を向けると雪心は手を上に大きく上げて、その上には黒く渦巻いている球体の力が徐々に大きくなっていった。
「なにあれ?」
「詳細は分からんのじゃが、範囲空間攻撃じゃ。あれは飲み込んだものを全て破壊していく攻撃じゃ」
「あの〜、閃華、それってやっきのよりヤバイ?」
「……かなりのう」
「……皆! ミリアの元に集まって、それで出来るだけ耐え抜こう」
「うむ、それしかあるまい」
急いでミリアの元に集まる昇達、本来なら防御中心のミリアを先頭に防御陣形を取りたいところだが、今のミリアにそれを期待するのは無理と判断した昇は自ら先頭に立って防御陣形を取る。
さすがに二丁拳銃じゃダメか、とりあえずミリアの真似をしてみるか。
昇は二丁の拳銃を消し去ると盾を実体化さて大きく広がり昇達を包みドーム状になっていく。
「皆、この盾に出来るだけ力を加えて防御力を維持させて」
ミリアを除く全員が頷き、昇達を包んでいる盾が光を帯びていく。
そして完全に術式を完成させた雪心が呟く。
「デアボリックブレイク」
雪心の上にある力が渦巻く巨大な球体は一気に広がり、昇達が居るところを飲み込んで行きロードキャッスルの最上部全てを飲み込んでいった。
まるでロードキャッスルの最上部に球体がついたようになっているのが、中にある物を全て破壊して収縮して消えた。
そして破壊の衝撃で生じた爆煙により、ロードキャッスルの最上部には煙が立ち込めるがその中から雪心が姿を現す。
その表情は変わらず涙を流してまだ煙の向こうを見ているが、未だに煙がはれる気配が無い。それほど先程の雪心が使った術式が強かったということだ。
だが雪心は軽く手を横に払うと突然突風が吹いて煙を全て払いさろうとするが、その途中で雪心の眉が軽く動く。
そこには昇が作り出した盾が未だに顕在しているからだ。
「まだ、邪魔するの」
誰かに言ったわけではい様に雪心は呟く。
そして煙も晴れて雪心は吹かせていた突風を止めるのだが、ロードキャッスルの最上部にはもう壁も天井も無く床しか残っていない所為か、軽く風が雪心の髪を揺らす。
そんな中で衝撃も突風も感じなくなった昇は盾を消して元の二丁拳銃に戻した。
「嘘! なによこれ」
あまりの変わりように驚きを隠せない昇達。まあそれもしかたないだろう。なにしろあれだけ豪勢に作られていたロードキャッスルの最上部が床だけを残して全て破壊されているのだから。残っているのは床と雪心の下にある魔法陣だけだ。
まさか、こんなにも凄い力があるなんて、精霊王の力ってどれだけ凄いんだ。
改めて精霊王の力の偉大さに気づかさせる昇。だがこの雪心の攻撃は昇だけでなくシエラ達にも衝撃を与えていた。
「これほどの力、もうしかたないのう、昇、もう雪心から精霊王の力を取り除くのは無理じゃろう」
「それに、これ以上後手に回ると次はどうなるか分からない。本気でかからないと私達がやられる」
「本気って、ちょっと、閃華、シエラ、あなた達本気で言ってるの!」
「無論じゃ、琴未」
「……でも」
琴未がちゅうちょするのも昇にはよく分かっていた。なにしろ相手は一〇歳の女の子だし、いくら強大な力を持っているとはいえ、そんな子を相手に本気で戦えるわけが無い。
それに僕は決めたんだ。雪心ちゃんを助けるって。それなのに僕達は本気で戦わないといけないのか。それじゃあ、僕達はいったい何のために今まで戦ってきたんだ。
昇は突然コートを引っ張られる感じがして、振り返るとミリアがコートの端を持っていた。
「ミリア」
「昇、戦って」
「えっ!」
予想外の言葉に驚く昇。だがミリアは悲しい瞳で涙を流しながら昇に訴える。
「雪心には、もう私の言葉もシェードの思いも届かない。だから、今は、雪心と戦って倒すしかないんだよ」
「でも……」
そんな事をすれば未完成の器を持つ雪心の命さえも危ない。正直、昇はそんな危険すぎる賭けには出ることが出来なかった。
だが、それでもミリアは昇に訴える。
「昇、私達は出来るだけの事はやってきたはずだよね。でも、それでも雪心は目を覚まさなかった。だからもう、戦うしかないんだよ」
「けど……」
「このままでも、雪心は壊れちゃうんだよ。だからその前に、昇……」
「ミリア」
昇にはミリアの言いたいことをちゃんと分かっていた。分かっていたからこそ、ミリアがどれだけのことを覚悟しているのかも昇にはちゃんと分かっていた。
僕は、僕はどれだけ弱いんだ! あれほど決めたことなのに、それすら達成できないなんて、僕はそこまで弱かったのか!
昇は崩れるように座り込むと思いっきり床に拳をたたきつけた。
もう、それしかないのか。本当にもう、そうするしかないのか。僕が望んだことは、そんなに難しいことだったのか。
雪心ちゃんを救う事はもう出来ないのか。もう……倒すしかないのか。じゃあ! 一体何のために僕達はここまで来たんだ!
そんな昇の肩に閃華は手を掛ける。
「……閃華?」
「昇、ミリアの目をよお見てみい」
昇は閃華に言われたとおりに、真っ直ぐとミリアの瞳を見つめる。そこには、やはり悲しみしかなく、それを表すかのように涙が流れている。けど、昇の目にはミリアの悲しい瞳が前よりも悲しくなった気がした。
そして昇は再び立ち上がる。
「シエラ、閃華、琴未、エレメンタルアップを最大限にするから、みんなも全力を出して」
「昇! 本当にきよ」
「分かってる!」
琴未の言葉を遮り昇は叫ぶ。
「のぼ、る」
「私も、戦う」
「ミリアまで、本当にいい」
「分かった」
「昇!」
即答する昇の胸倉を琴未は思いっきり掴み、引き寄せる。
「昇! 本当にそれでいいの!」
「じゃあ他にどうしろっていうんだ!」
「けど、昇は雪心ちゃんを助けに来たんでしょ。それがなんでそんなことになるのよ!」
「僕にはもう、それしかできないんだよ!」
「諦めるの、ここで全部諦めちゃうの!」
「しょうがないだろ! 精霊王の力は強大だし今の僕達に抗う術は一つしかないんだから!」
「だからって雪心ちゃんを」
「なら琴未には雪心ちゃんを助ける事が出来るの!」
「昇」
琴未はゆっくりと昇を離してまるで失意に溺れて行くようによろける。
閃華は琴未の肩に手を掛けた。
「閃華?」
「琴未、昇もミリアも、もう決めた事じゃ。今更私達が何を言う権利も無い」
「けど!」
「琴未の気持ちも分からんでもないが、一番辛いのは誰じゃ、誰がこの決断をしなくてはいけなかったんじゃ」
「でも……」
「もう何も言うな。私達は私達の出来ることをやるだけじゃ」
「……分かったわよ」
力なく頷く琴未を閃華は軽く抱きしめる。
「すまぬな」
「なんで閃華が謝るのよ」
「元はといえば私が琴未を戦いに巻き込んだようなものじゃからな」
「違うわよ。私は私の選んだ道を進んできただけよ」
「そうか、なら最後まで、その道を信じて進んで行け」
「……分かってるわよ、そんなの」
閃華は琴未を離すと、再び昇と向き合う。
「よいな」
昇は目を擦ると顔を上げてしっかりと閃華を見詰め返した。
「うむ、まだ意思は死んでおらんようじゃな」
昇は閃華に背を向けると雪心に目を向ける。
「僕は、こんなにも弱かったんだね」
「……思ったことが全て叶う人間はさぞかし幸せじゃろうな」
「それに、本当に強い人なんて居ないかもしれない。皆、どこかで弱いところがある」
「そうだね、でも僕は……」
「昇、それ以上言っても詮無き事じゃ」
「……うん」
昇は自分の手を見詰めると思いっきり握り締める。耐えられない辛さを少しでも和らげるように。
そして昇は顔をしっかりと上げると雪心を見詰めてそのまま振り向くことなく全員に向かって口を開く
「皆、いくから思いを一つにして」
「大丈夫じゃ、もう皆の思いは一つになっておる」
「分かった」
それだけ言うと昇は意識をいつもの黒い空間に沈める。
そしてそこには既に四本の赤い糸が今までに無いほどの強い力を放ちながら、昇の目の前まで伸びて来ていた。
なんか、皆悲しいよ。
四本の糸はどれも強い力を放っているが昇にはどれも悲しく見えた。
昇は四本の糸を一気に掴むと意識を浮上させていく。
僕は、僕は……。
途中で流れ出た涙を拭くことなく、昇は現実へと意識を戻した。
そして全ての思いを乗せて超え高らかに叫ぶ。
「エレメンタルアップ!」
はい、そんな訳でかなり長くなった今回ですが、とうとうロードナイト編も佳境に入りました。終わりまでもう少しです。
まあ、少しだけ本編に触れておくと、もう言うことは無いというところでしょうか。はいそこの方、まったく本編に触れてないじゃんとか思わないように。あれが今の昇の決断であり、限界でもあるわけですよこれがまた。まあ、そういうわけなんで本編に関することはこれで終わり。
というか、今の私の後書きで本編に触れたことがどれだけあったんだろ。というか、いつも勢いや思ったことを書いただけだったからな。
まあ、今回は本編がああだったので後書きも短めで終わりにします。はいそこ方、充分長いじゃんとか思わないように、私の中では短めだからいいんです。というか後書きに境界はない、ボーダレスだーーー!
ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。更に評価感想もお待ちしております。
以上、結局いつもと同じ後書きになったなと思った葵夢幻でした。