第四十一話 届けたい思い
「閃華、行くわよ」
「うむ、しっかりと合わせてやるから思いっきりやるんじゃぞ」
「うん」
爆煙が薄れていく中で琴未と閃華はサファドに向かって走り始めた。
「シエラは上から行って」
「分かった」
昇の指示に従ってシエラは一気に爆煙が渦巻く中で一気に上昇を始める。
「じゃあ、ミリア、後は頼んだよ」
「うん、昇も気をつけてね」
「大丈夫」
昇はそれだけ言うとミリアの頭を優しく撫でる。
「絶対にうまく行くから」
そうだ。絶対に失敗するわけには行かないんだ。僕はミリアと雪心ちゃん、二人の笑顔を取り戻さないといけないんだ。
「じゃあ、行ってくるよ」
「うん」
昇はミリアから手を離すとサファドに向かって爆煙の中を走り始めた。まだ心配そうな顔をしているミリアを残して。
爆煙の中から飛び出した琴未と閃華は一気にサファドへと迫る。そんな二人を見たサファドは軽く肩をすくめて見せた。
「おや、まだ分からないみたいですね。力の差という物が」
「そんなに物分りがよかったら、何年も片思いなんてやってらんないのよ」
「……琴未、それは自慢なのか」
閃華のツッコミを思いっきり無視した琴未は一気に距離を詰めて、サファドが間合いに入ると床がヒビ割れるほど右足を踏み出す。
─新螺幻刀流 二乃太刀無用─
渾身の力を込めた琴未の初太刀だがサファドに届く前に結界がそれを防ぐ。
そのまま力を込める琴未だがサファドの結界を破るには至らず、しかたなく一旦距離を取るがそこにすかさず閃華が飛び込む。
そして方天戟を一気に突き出して結界の突破を図るが、やはり結界を突破出来ずに琴未と同じところまで退いた。
「どうしました。もう、終わりですか」
「くっ、閃華、あの結界がもの凄く硬いんだけど」
「そうじゃのう。私も琴未と同じところを攻撃してみたんじゃが、突破できんかった」
「というか、あいつが何もしてないのに退くのがもの凄く悔しいわ」
「ならこちらからも行きましょ……」
「シエラ!」
サファドの言葉を遮って昇が叫ぶと、上空にいたシエラが一気にサファドに向かって降下していく。
「ウイングクレイモア、フルブースト」
羽先が変形するほどのスピードでサファドに突っ込んでいくシエラ。だがサファドの結界が完全にシエラの攻撃を防ぐのと共に、ウイングクレイモアと結界がぶつかり合った衝撃で突風が巻き起こる。
それでも昇は爆煙から飛び出して左斜めに向かって走り続ける。
そして未だにぶつかり合う結界とウイングクレイモア。
ここで一気に決めないとサファドに攻撃を加えるどころか移動させるのも困難になる。皆で一気に叩くしかない。
「琴未、閃華、合わせて!」
昇の叫び声に琴未と閃華は頷いてすぐに攻撃態勢に入る。
シエラは上空から攻撃しているからそのすぐ下は開いてる。シエラの攻撃にあわせるにはあそこしかない。
「ツインフォースバスター」
「雷神閃」
「龍神激」
昇達の攻撃はシエラのウイングクレイモアが攻撃しているすぐ下、つまりシエラが攻撃している場所とは若干ずれてはいるがその一点に攻撃は集中された。
「ぐおっ」
さすがにこれだけ一点に集中攻撃をされては、さすがのサファドも両腕を前に出して結界を維持するのが精一杯だったのだがそこに昇は新たに叫ぶ。
「追加の、エレメンタルアップ!」
それと同時に四人の攻撃力は一気に上がってとうとうサファドの結界は砕け散った。
そして今まで結界を押し切ろうとしていたシエラが障害となっていた結界が無くなった事により、一気にサファドに迫る。
だがシエラのウイングクレイモアはサファドではなく、サファドが居た位置の床を砕いた。
よし! これで雪心ちゃんへの道が開けた。後はサファドを遠ざけるだけだ。
「琴未、閃華、追って!」
「誰をですか」
すぐ後ろで聞こえた声に昇は振り向くことなくすぐに床を転がるようにしてその場から離れて、そこに閃華が突っ込んできた。
そして琴未も加わりサファドと攻防を繰り広げる。
昇はというと未だに座ったままで先行した琴未達に戦闘を任せていた。というか立ち上がれないようだ。
うわ〜、びっくりした。いきなり後ろに現れるからとっさに避けたけど、あれでよかったのかな。
ようやく昇が立ち上がるとそこへシエラが舞い降りてきた。
「昇、大丈夫?」
「うん、何とかね」
「そう、でもいい判断だった。昇があのまま立ち尽くしてると、今頃昇の頭は胴体と繋がってなかった」
……マジですか、シエラさん。って、こんなことしてる場合じゃないか、二人を援護しないと。
「シエラ、なるべくサファドから離れないように出来る?」
「攻撃に専念しなければいける」
「分かった。じゃあ、シエラは二人を援護しつつ、サファドに引っ付いてて、そうじゃないとまたさっきみたいに僕の後ろに回られそうだから」
「そうだね。昇さえ死ねば私達の実体化も解かれちゃうから、そうなれば私達の負け、もうどうしようもなくなる」
いや、そうなんですけど。そうハッキリと言われると凄く怖くなるんですけど、というかシエラさん、ワザとやってます。
「まあいいや、じゃあシエラ頼んだよ」
「任せて」
シエラはウイングクレイモアの翼を羽ばたかせると、一気にサファドに向かって突っ込んで行いくと二人に合流してなるべく防御に専念しながら、サファドに張り付いている。
さて僕も行かないと、ミリア、後は任せたよ。
昇は完全に爆煙が消えて姿が見えるミリアに頷いて見せるとミリアも頷き、昇は再びサファドの元に向かって走り始めた。
昇はああ言ってたけどそんなに時間は無いはずだよね。雪心、今起こしてあげるからね。
ミリアはなるべく気配を消しながら、雪心が浮いている魔法陣へと近づき辿り着くのだが魔法陣の中には入れないようになっていた。
う〜ん、やっぱり中には入れないよね。じゃあ、この魔法陣の壁を叩きながら叫ぶしかないか。
ミリアは大きく息を吸い込んで思いっきり叫ぶ。
「雪心──────っ!」
その声が部屋中に響き渡る。
まあ、それだけの大声を出せば当然サファドも気付いてミリアの元へ移動しようとしたが、その前にシエラが立ちはだかった。
だがシエラは攻撃をするわけでもなく、ただサファドの前に立っているだけで何もしようとしない。
シエラの意図に気付いたサファドは一瞬悩むてそこに追い付いて来た琴未と閃華が攻撃に移る。
そう、シエラはサファドをミリアの元に行かせなければいいのだから、無理に攻撃する必要が無い。ただ足止め出来れば良かっただけだ。
結局、足止めを喰らったサファドは昇達の相手に専念するしかない。だが、サファドは余裕の笑みを浮かべるとミリアにも聞こえるような大声で叫んだ。
「無理ですよ。その器には充分に寝てもらってるので、何を叫んでも聞こえはしませんよ」
それでもミリアは魔法陣の壁を叩く。
そんなことは無いはずだよ。例え聞こえていなくても、私とシェードの思いは届くはずだから。
「雪心! ……ごめん、ごめんね。私、何も知らないでシェードの事を悪く言って。そうだよね、シェードは雪心にとって大事な人だったんだよね。それなのに、あんな事言って勝手に喧嘩して、本当にごめん。
私、雪心にそのことを謝りたくてここまで来たんだよ。だから雪心、起きて、そして私の声を聞いて」
……ミリアちゃん。……そっか、シェードの事、分かってくれたんだ。……よかった、本当によかった。……これで、ミリアちゃんとも仲直りできて、お母さんも帰ってくるから。……本当によかった。
「それとね雪心、私、どうしても雪心に告げないといけないことがあるの。本当ならシェードもこの事を告げたかったんだけど、もう無理だから、私が言うね。
雪心、雪心がエレメンタルロードテナーになってもお母さんは帰ってこないんだよ。それは全部、あいつの、サファドの嘘だったんだよ。シェードも最初はそう言ってたんでしょ。シェードの言ってたことは嘘じゃないんだよ。だって……シェードが雪心に嘘をつくはず無いもん」
……それは、嘘だよ。……お母さんは帰ってくるって、シェードもそう言ったもん。……だから、それは嘘だよ、ミリアちゃん。
「けどね雪心、私、今ならシェードの気持ち分かるよ。雪心はお母さんが帰ってくるって信じちゃったから、もうシェードの声も届かないから、だからシェードは雪心が少しでも笑顔でいられるなら、だからシェードはロードナイトになって、私達と戦ったんだよ。
本当に命を賭けてシェードは雪心を守ろうとしたんだよ。だからお願い、信じて、私が言ったこと、シェードが本当に思ってたことを信じてあげて。シェードはもう、消えちゃったから……」
……そっか、だからシェードは最初の時には、あんなに必死に私に信じるなって、言ったんだ。……でも、私が聞かなかったから、私がシェードの言葉よりサファドの言葉を信じちゃったから。……ごめんね、シェード。……ずっと傍にいてくれてたのに、ずっと守ってくれてたのに、私が気付けなくて。……本当にごめんね、シェード。
「だから雪心! お願いだから起きて、そして強くなって、もうお母さんも帰ってこないし、シェードも雪心のために死んじゃったから。だからお願い、雪心は起きて、そして強くなって、一人でも生きていけるように。そのためにシェードは消えて行ったんだよ。
私にはこんなことしか出来ないけど、雪心は強くなって戻ってきて欲しいんだよ。それが私とシェードが本当に願ったことだと思うから雪心、戻ってきて、私達のところに」
ミリアはもう立っていることが出来ずに壁に手を押し付けたまま下がっていき、座り込んだまま涙を流した。
もうミリアは言いたいことを全て言った。だから、今のミリアには泣いて待つしか出来ない。それだけがミリアが今できる事だった。
……ミリアちゃん。……分かったよ。……ミリアちゃんの思いも、シェードの思いも、全部分かったよ。……全部、私が悪かったんだね。……私のわがままが、シェードを苦しめた。そして、ミリアちゃんも同じなんだね。……そしてもう、お母さんも、シェードも私傍にはいてくれない。……私また、一人になちゃったんだね。
……また、私の傍には誰も居なくなっちゃた。また一人になちゃったんだね。……嫌だよ、寂しいよ、こんなの嫌だよ。また、一人になるのは嫌だよ。
なんで、なんで私だけが一人になるの、……一人っきりの世界、それが私の世界。……そんな世界なら……。
もう、こんな世界なんて要らない。
突然雪心の体が光りだすと魔法陣の壁は消え去って、それと同時に雪心から力が流れ出して突風を巻き起こした。
ミリアは魔法陣のすぐ傍にいたために突風の直撃を喰らい、大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。
「ミリア!」
昇は吹き飛ばされたミリアに向かって駆け出し、突然の出来事にサファドをはじめシエラ達との攻防が一旦中止された。それほどの力が雪心から放出されておりそれは突風となってシエラ達をも襲ったからだ。
「ちょっと閃華、いったいどうなってんのよ」
「分からん。じゃが、この力はまさしく精霊王の力じゃ」
「さすが、精霊王の力」
「シエラ! 感心する前に何とかしてよ」
「無理、これだけの力を出されると飛ぶ事さえ困難」
「ああ、もう、いったいどうなってんのよ」
突然の出来事に混乱するシエラ達。だが事態を把握できていないのはシエラ達だけではなく、サファドも同じくこの突然の事態を理解できていなかった。
「バカな、儀式の最中に器が覚醒するなんて、いったい何が起きたというんですか」
だがサファドはすぐにやるべき事に気付くと、シエラ達の攻撃が中断している隙に一気に雪心の元へと移動した。
「しまった! シエラ、追ってよ」
「だからこんなに力が流れ出てる状態だと飛べない。だから追う事も出来ない」
「じゃあいったいどうすんのよ!」
「とりあえず落ち着け琴未。まずは昇達と合流しよう、話はそれからじゃ」
「う、うん、分かった」
シエラ達が移動をしている最中でもサファドは流れ出る力に逆らいながら、雪心を再び眠りに付かせようとしていた。
「まさか本当に覚醒するとは思いませんでしたよ。ですが、今は起きてもらっては困るんですよ」
サファドは雪心に向かって手を差し出してその先に魔法陣が展開される。
だが、その直後に一本の青く光る槍がサファドを貫いた。
「ぐはっ、な、なぜ……」
そして雪心は静かに口を開く。
「サファド、ずっと私のことをだましてたんだね」
「ぐっ、器の分際で」
「だから、サファドも、もう要らない」
「ぐはぁっ」
更に二本、三本と青く光る槍がサファドを貫いていく。そして合計で五本の槍がサファドを貫いた。
「なぜ、こんなことに、私は、王になるはず、なのに」
サファドは体から光の粒子を発するとそれは天に昇っていく。それと同時にサファドの中にあった精霊王の力も器である雪心の元へと戻っていく。
そしてサファドは実体化を解かれて元素の元へと戻っていった。
「ミリア、大丈夫?」
昇はミリアの元に辿り着くとすでに座り込んでいるミリアの肩に手を掛けて、これ以上突風に吹き飛ばされないように支えた。
「昇、うん、大丈夫。それより雪心は?」
昇は雪心に目を向けて衝撃的な光景を目にした。
「サファドの実体化が解かれてる」
もうほとんど見えなくなっている程透明になっているサファド、そしてそのサファドの前には宙に立っている雪心の姿があった。
「とりあえず、雪心ちゃんは無事みたいだけど、この力はいったい」
そしてサファドの姿が完全に消え去ると、今まで吹きすさんでいた突風も止まってシエラ達が昇達と合流する。
「昇、ミリア、無事?」
「うん、なんとかね。それより、さっきの力はいったい」
「精霊王の力じゃ」
「なんで精霊王の力が雪心ちゃんから?」
「うむ、何故だか分からんのじゃが、雪心は自らの意思で器を完成させて精霊王の力を自らに注ぎこんでいるらしいのう」
なんで、なんで雪心、そんなことするの?
「つまりじゃ、今の雪心はエレメンタルロードテナーとは違うのじゃが、その力を使うことが出来る。まあ、ほんの一部じゃろうが、それでもこの威力じゃからのう」
「それじゃあ、今の雪心ちゃんは?」
「仮のエレメンタルロードテナーと言ってもいいじゃろ。しかも、自らの意思で何かをしようとしてるみたいじゃな」
嘘だよそんなの、雪心がエレメンタルロードテナーになるわけ無いよ。もうそんな必要が無いんだから、だから嘘だよ、そうだよね、雪心。
サファドが消えて突風が止まり静寂を取り戻した室内で、雪心はミリアに向かって静かに口を開く。
「ミリアちゃん、私、分かったよ」
「雪心! じゃあ、もうその力は使わないでよ」
だが雪心は静かに首を横に振る。
「ミリアちゃん、私、また一人になっちゃった。だからね、もう要らないの」
「……なにが」
「この世界、私を一人にしたこの世界はもう要らないの。だからね、私はこの力で強くなって、この世界を壊すの、だって、もう要らないから」
「きよ、み……」
「もう私は一人だから……」
「雪心───!」
違う。それは違うよ雪心。私とシェードの思いは、雪心にそんな事をさせたいんじゃないよ。
「だから、まずはここから壊してくね」
「違う、違うんだよ、それは違うんだよ、雪心」
「違わないよ。だって……私はもう一人になっちゃったんだもん」
「雪心」
ミリアは涙を流し続けている。そして雪心も同じく涙を流していた。
雪心、なんで、どうしてそうなちゃったの。違うんだよ、私とシェードが雪心に望んだことは違うんだよ。
なんで、私があんなに伝えたかったのになんで雪心には伝わらないの、どうして、こんなことになっちゃうの。
「雪心、違う。それは違うんだよ。私とシェードが伝えたかった事は違うんだよ!」
それでも雪心は首を横に振る。
「ミリアちゃん、これでいいの。だって、この世界は私一人だから、だから私が壊しても大丈夫なの」
「いかんのう。完全に精霊王の力を勘違いしておる」
「どういう意味なの閃華」
「うむ、精霊王の力は地球の意思と言ってもいいほど同調して調整しておるわけじゃ。じゃからエレメンタルロードテナーはその代弁者と言ってもよい。じゃから少しでも精霊王の力を取り入れた雪心はこの世界を自分一人の物と勘違いしておるようじゃ」
「なんで、なんで! 雪心はそんなことを思ちゃったの。ねえ、閃華!」
「落ち着くんじゃミリア。残念じゃがミリアとシェードの思いは別の形となって雪心に届いてしまったようじゃのう」
「そんな……」
じゃあ私が雪心に届けたい思いは何処に行ったの。シェードが私に託した思いは届かなかったの。私がやってきたことはまったく意味が無かったの。
こんなの、こんなの酷すぎるよ。私はいつもの雪心に戻ってもらいたいだけなのに、なんでこんなことになっちゃったんだよ。
涙を流し続けるミリアと雪心。それは昇が望んだ結果とはまるで違っていた物だった。
どこかで狂いだした運命の歯車、それはもしかしたら最初っから狂っていたのかもしれないけど、昇は狂い出した運命に必死に抗おうとしていた。
さて、そんな訳でお送りした四十一話ですが、その前に一言。
前回の後書きでもちょっとは触れたんですが、ロードナイト編が終わり次第、次のシリーズに行こうとしたんですが、その前に一話から見直して書き直そうと思ってます。
といいますか、いろいろな人から意見を頂き、その結果としてやはり書き直したほうがいいと判断しました。
まあ、私的には成長の記録でもあるのでこのままでもいいかなとも思いましたが、それではもったいないというご意見が多く、書き直すことにしました。
なので、新章は一話から見直して、もしかしたら全部書き直し、または修正したからになると思います。
そんな訳なので、ロードナイト編が終わり次第書き直しの作業に移るので、新章はその後になります。つまり、しばらくは新たな話をアップできません。なので、しばらくはエレメの更新が止まるので、そこのところをご容赦願いたいと思います。
それと新章にも軽く触れておきますね。次は閃華の過去にまつわる話を書こうと思ってます。一応ロードナイト編でも閃華のフラグを立てたので、新章でその話を囲うかと思います。
けどまあ、ロードナイト編だけは終わらせるので、新章は来月辺りになりそうです。それまでは修正作業に没頭します。というか、今に思えば書き直すとシエラのキャラがかなり変わりそう、まあ、ストーリー自体は変わらないので読み直さなくても大丈夫ですが、新たに追加するシーンや、大幅に変更するシーンなどがある予定です。なので、読み直したい人は読み直してください。
さて、長くなりましたがこの辺で終わりにして。
ではでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。更に評価感想もお待ちしております。
以上、久しぶりにまともな後書きを書いた葵夢幻でした。