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2話 焔って昔から変わらないのね

ジャングル編終了までの凍のヒロインたちの印象

焔:ヤンデレ幼馴染

雷:ドS女王様

花子:清潔お嬢様


キングゴブリンの大きさをミスっていました

3メートル→5メートルです

さて、今日は氷狼の村目指して森の奥へ向かう予定だ。そしてある程度深い所まで入ったら狼の姿になったんだが、花子は人化したままだ。蝶の姿で移動されても、ねぇ?

花子には俺に跨ってもらっている。


「良いんです、合法的に凍君に密着できるから悲しくなんてありません! 私だけ仲間外れだなんて言いません!」


その台詞は涙を拭いてから言うように。悲しそうに俺の背中に顔を埋めないように。


【ズルい】


焔さん?


【私だって凍に密着してたい! 私も人化する! あ、でも2匹も乗せたら凍が大変? じゃあ凍が私に乗って。凍の手足になるからっ。花子は雷に乗れば良いよっ。さあ凍っ、カモンカモンカモン! 私は凍のモノだよ凍の好きにして良いよ遅かったらお尻叩いて耳を引っ張って毛を毟ってそして酷いこと耳の近くで言って! 夜みたいに私が辛くても凍の好きなように嬲って辱めて貶めて! 凍のやりたいことなら全部全部っぜ~んぶっ、やって!!】


うぅわ~、久しぶりに暴走だ~

あ、豊胸の件で長過ぎない暴走があったな。


「焔だってズルいじゃないですか!」


花子さんもか?


「この中で最初に凍君に出会ったのも最初にキスしたのも最初に凍君が自分からエッチなことしたのも最初に本番したのも全部焔じゃないですか! 私が気絶している間に寝たままで襲われるなんて、どんなご褒美を貰ってるんですか! 私なんて雷が気絶寸前で発した悲鳴で叩き起こされてそこからのスタートだったんですよ! 私だって無理矢理襲われてみたいです凍君に嬲られたいです蔑まれたいです! そして最後には優しく犯されたいですよ!!」


何か最後の切実だったな。俺はそんな鬼のような所業はした覚えないぞ? ちゃんと同意の下でだな?


【何を巫山戯たことを言ってるのかしらこの駄犬は。あなたが鬼のような所業をしていない?馬鹿も休み休み言いなさい。ガクガク震えて休ませてと泣いた私たちのことなんて構いもせずに自分の欲望で満たしておいてよくそんなことが言えたものだわ。しかも喜んでいるのかと思っただなんて言ってくれちゃって、本当に乙女心の分からない粗暴な駄目野郎ね。初めては甘々にしたいと思うのが普通でしょう? 何か言いたいことでもあるの? あるならハッキリ言いなさい!!】


何もありませーん。

しかし、雷さん怖っ。確かにやり過ぎたと反省したけど怖くて素直に謝れないって。しかも雷狼の姿で微妙に帯電してるから怖さ倍増だって。


そうこうしている内に森の外側、ゴブリンのテリトリーに到着。ゴブリンはドテ腹でコブのある緑色の肌の人型で体長は1メートルくらいが平均だけどおさとなるキングゴブリンは5メートルくらいある。理由は不明。群の規模によってキングの大きさはある程度変わるらしいが俺はこの群れのキングしか知らない。

キング以外のゴブリンは氷狼や炎狼からすると小さくて栄養不足なので情報交換相手にしている。幻狼に兎は小さいがゴブリンには充分、ということで鹿とかの魔獣の情報をゴブリンが俺たちに教え俺たちは兎とかの魔獣の情報をゴブリンたちに教えている。個体数が多いからちゃんと聞くと良い情報持ってるんだ。

遠吠えでキングゴブリンを呼んでみた。


【王様~】


【凍かっ!?】

【凍っ、凍だっ!】


何かドタドタと小さい足音が数匹分近付いてくる。匂いで分かる。知り合いのゴブリンたちだ。


【見つけた!】

【凍見つけた!】


草むらから飛び出してきたゴブリンは5匹。全部知ってる顔だ。ちょっと舌足らずな話し方がゴブリンの特徴だな。人間には片言で聞こえているらしい。


【久しぶりだな。王様に会わせてもらえるか?】

【分かった。こっち来る!】


元気一杯で走り出したけど歩幅が小さいから狼の姿で早歩きすれば丁度いい。

俺は色々な魔獣を食いたかったからゴブリンの情報には助けられた。そんでもって1度食べて不味かったり栄養無くて2度も食べる意味の無い魔獣の情報は大量に持ってたからお互いに有益だったんだよな。ただし1つだけ問題があってだな、


【おうっ、久しぶりじゃねぇか凍。再開を祝し、て……ぎゃああああああああああああああああああああああっ!!】


キングゴブリン、俺は王様って呼んでいる気の良い奴なんだが、実は俺と王様の間には致命的な溝があるんだよな。

それがこの絶叫。


【あおおあああおああっ、ほほほほほほほ焔様におかるましては本日も凍様と大変お似合いでござぃすねっ!!】


言えてない言えてない。

前に俺が狩に夢中になっている時に俺を探していた焔がキングゴブリンから俺の匂いを嗅ぎ取って襲撃したらしい。キングゴブリンが殺される前に俺が止めたから良かったが以来王様は焔に対して怯えてしまい挙動不審になる。この森で焔に惚れたことの無い数少ないオスだ。代わりに酷く恐怖しているが。


【何で教えなかったんだよ! 分かってたら絶対隠れてたのに!!】


他のゴブリンに泣きそうな小声で怒鳴っているが、隠れても匂いで簡単に位置分かるぞ。


【凍が尋ねて来るのに隠れる? そんなことさせると思ってるのかな? そもそも凍から逃げるなんて何を考えているのかな? あなたは凍の質問に答える。余計なことはしない。前に約束しなかったかな? 忘れちゃった? なら思い出させてあげるから前みたいに無様に転げ回ると良いよ】

【焔、その辺でストップな】


ちょっとゴブリンの子供が怯え過ぎて泣くこともできてなかったので止めた。何か不満そうな顔したから耳元で【俺のために怒ってくれてありがとう】って言ったら大人しくなった。焔の将来が不安で仕方ない。やっぱ雷と花子と協力してちゃんと教育するべきか?


【王様、ちょっと湧水の場所を教えて欲しいんだ】


あんま怯えてないでさっさと教えてくれ。でないと焔から開放されないぞ?


【はいっ! 湧水はこっから山側に1日くらい歩くとあります! 今出発すれば明日の昼過ぎくらいに着くと思から急いだ方が良いと思ったりするんだけどどうでしょうかっ?】


早急に焔から離れたいんだな。さっさと出発しよう。このままじゃゴブリンの群にただいな被害を与えそうだ。




翌日、恐らく湧水だと思われる場所に到着した。

ここに来るまでに数回昆虫系の魔獣と遭遇したが皆俺を見て過去の殺し合いを思い出して殺意を抱き、焔を見て血の色な自分の青春とトラウマを思い出したようだ。

昆虫系は不思議な味や食感の奴が多くて何回も俺と殺し合いを演じている。そのせいで焔との面識も多少はあり、焔に殺されかかって何とか生き延びた奴が居る。そいつらが同族に忠告したことで俺と焔は結構有名だったりする。完全に悪評なのはご愛嬌。


さて、植物系の魔獣は居るかな? 


帝都編以降の凍のヒロインたちの印象

焔:ドM系テロリスト

雷:巨乳ツンデレ

花子:痴女覚醒

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