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4話 ないない

今季のアニメはどんなかな~

と思って友達にいくつか聞いてみてからニコニコで1話目だけ視聴したんですが、

ニャル娘さんネタ多すぎてツッコミが追い付かない!

これは12話まで見てから切るな!


凍「大学では学部唯一のツッコミと言われてる作者も形無しだな」

焔「人間エクセルじゃないの?」

雷「どれも無茶苦茶な評価よね」

花子「この小説の作者さんですから」


あながち否定できなかった……

「焔の抜け駆けを注意しながらあなたが抜け駆けだなんて良い度胸ね」

「あ、雷っ、これはちょっと凍君の可愛さに興奮し過ぎただけで、」

「黙れっ! 発言を許可した覚えはない!」

「イエス・マム!!」


何だこれ、海兵隊の訓練場みたいな空気になってる。


「花子、お前はどこの出身だ?」

「ジャングルであります!」

「なぁにぃ~、ジャングルには2種類の生物しか居ない。力で全てを解決するか、他者と分け合うかだ。お前はどちらだ!?」

「後者であります!」

「発言を許可した覚えはない!」

「んんんん~~~~~~っ!」


ん? 胸で窒息させてる!?

雷さん何してはるんですか!? ……何で京都弁?


「私が口を開いて良いと言うまで口を開くな。分かったならば右手を上げろ」


速っ! ほとんど言い終わってない段階で手上げやがった。


「よろしい」

「ぷはあっ! ハァハァ……」


……これは夢だ。俺は夢を見てるんだ。

ハハハッ、夢なら何が起こっても不思議じゃないよな。


「花子、焔を起こしなさい」

「はい……」


あ、海兵隊モード終わった?


「雷のキス怖い」


焔が半泣きなんだが?


「あの、雷」

「気にしなくても直ぐに治るわよ」

「凍~、怖かったよ~」

「抜け駆けはさせません」


あ、今回は花子が防いだ。


「さて、始めましょうか?」

「はいっ」

「何を?」

「凍を皆で分け合」

「さあやろう!!」


最後まで言わせたげて。言われても困るんだけどな。


「凍君、覚悟は……あれ?」

「凍が居ないよ!?」

「くっ、霊帝の肉を炙って匂いを誤魔化すなんて」


え~、実は海兵隊の辺りで逃げました。窓から中の様子を窺ってます。中に居たら喰われるからな。三十六計逃げるにしかずだ。


「焔、匂いは?」

「ギリギリ追えるよっ。玄関の方」

「行きましょうっ」


しまった。付き合いの長い焔はこの匂いの中でも少しは分かるらしい。

ん? 玄関の方に獣人の男が数人居るな。


「あ、幻狼様たちも飲みますか?」


あ、復活したのな。さっきまで若いのはベロンベロンで死んでたし。


「焔っ、凍はどこっ」

「こっちだよっ」


スルーかよ。


「幻狼様、無視しないで下さいよ~」

「そうそう」


「あ、窓の方に向かってる!」

「凍君、意外と近くに居たんですね」


もう屋根の上に移動してるけどな。


「ほら、一緒に飲みましょうよ~」


「触るなっ!」


……いや、雷、感電させてどうすんだよ。触られたくないんだろうけどちょっと怖い。


「なっ、何すんですかっ! おいっ、大丈夫か? 起きねえ!?」


まあ暫くは無理だろうな。


「ちょっとっ、少し触ろうとしたくらいで何するんですか!」


雷は触れられるの嫌いだからな。てか空気読め。今の雷は相当危険だぞ?


「死にたくなかったら私に近付かないことね」

「今大事なところなんです邪魔しないでください」

「あれ? 全部燃やしちゃえば良いんじゃない?」


危険思想過ぎるだろ。

しかし、しつこい男共だな。いい加減離れろ。


「そんなことしたら皆キレますよ?」


「殺せば良いだけじゃない?」

「そうだねっ」

「食糧の節約になりますね」


3匹の危険さが分かったら速く離れろ。


「俺たちを助けてくれたのは、一体何だったんですか!」


「ただの損得勘定よ」

「凍を追い詰める方法が欲しかっただけだよ?」

「別に助けたなんて思ってませんよ?」


……俺ってあいつらから見たら獲物じゃね?

獣人の男たちは何も言えないようだし、これは家の中でどうにか逃げ回ってないと村人がピンチだな。死なれると民主国に近い出口が分からないから面倒だし殺さないようにしとくか。


「花子は家の中で凍が来ないか見張って。焔は私と凍の匂いを辿るわよ」

「うんっ」

「はいっ」


……どうしよう。家の中に戻りづらくなった。


「あっ、凍見っけ」

「あら、屋根の上なんてベタな所に隠れたものね」

「凍君、もう逃がしませんよ」


観念して家の中で戦おう。




何も起きてないよ。18禁なことは絶対起きてないよ。見せられないよ的な展開は本当に起きてないよ。

何故言い切れるのか? ふっ、理由は簡単だ。


気絶したから何も分からん!


うん、体に異常な倦怠感とかあるけどこれは気のせい。いや、単純に睡眠不足だ。流石に何かされても起きないほどに鈍くはない、ハズだ。でもこの状態デジャブ。

それ以前に発情期はまだ終わってないから今日だけ切り抜けても意味がない。幻狼の発情期は約1週間ある。その間は常に逃げ回らないといけない。


……心が折れそうだ。


とにかく、俺は自分の発情期をどうにかしよう。

またしてもベットを繋げて4匹で一緒に寝ていたせいで動けない。どうしたものか。

ん? 何か、家の扉がノックされてる? 今は……大体朝の6時か。


「おい、起きろ。誰か来た」


「ん~」

「何よ~」

「眠いです~」


さて、一体誰だ?


「おはようございますっ!」


緊張した様子の猫娘だった。

何の用だ?


「えっと、焔様と雷様と花子様のお召し物が汚れていましたし、新しいお洋服を作ってさしあげようかと思って……ご迷惑でしたか?」


そういや霊宅での戦闘でボロボロだったな。

本人たちに聞こう。


「良いねっ」

「この服、きつく感じていたから丁度良いわ」

「私も新しい服が欲しいと思っていました」


……昨日と比べれば格段に落ち着いているな。顔はちょっと赤いが。

採寸やデザインのスケッチをするにはどうしても家でないと無理だと言われたので猫娘の家に向かう。

途中の広場には昨日騒ぎ過ぎた獣人たちが倒れている。予想通りだ。


「先にどんなデザインが良いか聞いてもよろしいですか?」


「私は、雷のドレスみたいなの着てみたいなっ。でもこんなに長いスカートは嫌かも」

「私は少しゆったりした服が良いわね。胸元も少し開いてる方が良いかしら」

「私は刀を扱うのに邪魔にならない服が良いですね。腰回りに布があるとひっかかったりするんです」

「俺は銃を隠しおける程度に腰回りに布があると良いな」


言ってから思った。実用性考える組と考えない組で綺麗に分かれたな。


「じゃあ採寸が終わったらデザインを考えてみますねっ」


とか言ってる間に猫娘の家に到着。服屋だったのか。てか布とか流通してんだな。


「綺麗な肌ですね。わっ、胸おっきい。髪綺麗だな~」


誰への感想だか直ぐに分かるな。

で、俺の番。


「そう言えば、誰が凍様の1番なんですか?」


こいつ最悪の地雷踏みやがった!!

全員メッチャこっち見てる!? 焔と花子なんて目から若干ハイライト消えてるし!


「ユーリア、居るか?」

「あっ、お兄ちゃんっ!」


来客か?

助かった。お兄ちゃんとやら、君は自覚のない勇者だよ。心の中限定で崇拝してもいいぐらい感謝するよっ。


「幻狼様たちでしたかっ」


ん? 何か含みのありそうな顔だ。あ、店の外に昨日の男たちが居る。

焔と雷と花子に近付くなよ。

……あれ? 俺、今何考えてた? ……まさか、ねぇ?


新キャラの猫娘は大変な質問をしましたが、空気の読めないお兄ちゃんの登場で有耶無耶に!

でも凍の胸には色々とメスキャラ歓喜な感情が!


焔「凍が、嫉妬してるっ」

雷「嫉妬というか、独占欲よね」

花子「これは、凍君のデレ期突入ですか!?」


凍「……いや、そんな馬鹿な。しかし……」


いや、悩む要素あったか?

まんま3匹に対して独占欲だろ、あれは


待て、次回!


こんな次回予告あった気がします

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