10話 調査開始
さあスネーキングミッションの始まりだ!
作者はあのゲーム下手すぎてできませんが
コスプレアンケートにさっそく答えてくれた方が現れました
さて、一体皆にどんな服を着せようか
凍「発言が変態っぽいぞ」
焔「何か気持ち悪い」
雷「凍、ぽいんじゃなくて変態なのよ」
花子「恥ずかしいのは嫌です」
ちょっと悪ノリしたくなった今日この頃です
先生の驚愕の背景が発覚したその夜、焔と花子が泣き出してしまい慰めるのに凄く疲れた。
雷も放心してて役に立たないので3匹の面倒を見ることになってしまった。
こんな感じ。
「焔、もう大丈夫だから泣くなって」
「でもっ、でもあの先生がっ!(メッチャ近い)」
「ああ、あれは驚いたな。だけど大丈夫だって。事件の調査中なら先生だって俺たちには何もできないんだから、な?(頭を撫でる)」
「……手、繋いで。そしたら、落ち着けそう(気持ち良さそう)」
「分かった」
「凍の手、安心する(手を舐めている)」
ちょっとして焔が寝落ち。次は雷。
「よう、大丈夫か?」
「あら、凍。ええ、大丈夫よ、私は平気、平気に決まってるわ、何も問題ないわ」
「繰り返すたびに大丈夫じゃないって分かるな」
「何を言っているの私は、」
「ハイハイ(頭を撫でる)」
「ボンッ!(雷の顔が沸騰する音)」
「もう寝ろ」
額をチョンっとついたら倒れるようにベットに堕ちた。最後は花子。
「花子、涙拭けって。痕が残るぞ(タオル渡す)」
「ありがとうございます(ゴシゴシ)」
「キツかったか?(隣に座る)」
「はい(手を握ってきた)」
「寝て忘れろ。嫌なことは全部」
「そう、します(俺の手に縋るような姿勢でベットに入った)」
「お休み」
「お休みなさい」
全員メンタル弱いな。あれしきのことでここまでダメージを受けるなんて。俺は君たちから日常的にダメージ受けてるからもう平気なんだぜ!
……言ってて悲しくなってきた。俺も寝よう。
で、翌日の昼間。
本当なら森に聞き込みに行くペアと帝都で聞き込みをするペアに別れたかったんだけど女性陣のメンタルが安定しないので固まって動いている。
ちょっとメンタル鍛えようか? これは駄目過ぎる。
「私、今日から凍にもっと優しくなろうと思うの」
「うん、私もっ」
「私もです」
何か昨日の一件で俺のメンタルの強さを見て普段の自分たちを反省することにしたらしい。
言いたかないけど先生様様だ。本当に言いたくないな。
「でも、収穫のないまま夕方になっちゃったね」
「分かったのは政治に関わる老人たちには良くない噂があるってことくらいでしたね。あと、戸籍の無い人間たちが減った、でしたっけ?」
「大まかにまとめるわね。
幼女に踏まれて善がる。ロウソクを尻にぶち込まれて喜ぶ。痕が残るほど強く縛られて絶頂する。霊帝の写真を肌身離さず持っている。鞭を持った女性に興奮する。浮浪児やホームレスが減った気がする」
変態しか居ねえ!! てか変態じゃない奴が居ねえ!! そして最後のがよく分からねえ。
「不潔ですっ!!」
「スゴイッ」
「流石に気持ち悪いわね」
と言うか霊帝の写真ってなんだよ!? 話してくれた内容だと風呂場にまで持ち込んでたよな? ロリコン? ロリコンなのか? てかMジジイが多くないか? この国大丈夫なのか? こんな国に居たくないんだが? もう依頼とか全部ブッちぎって帝都出ちゃ駄目? 物語が終わるから駄目? くっそおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
「とにかく、夜になったら有力政治家の家に忍び込むぞ。宿に戻ってメンバー決めよう。4は多くて隠れるのが難しい」
「そうね。連絡用も兼ねて2でどうかしら?」
「はいっ、凍と留守番したい!」
「凍君と宿で待ってます!」
「ジャンケンにしましょう」
「そうしよう」
「「ノオオオオオオオオオオオオオ!!」」
五月蝿いぞ焔に花子。雷が真面目モードなんだから静かにしてくれ。真面目モード中は被害が減るから楽なんだ。
てか留守番が良いな。絶対忍び込む組は見たくないもの見る羽目になるじゃん。超嫌だな。
「速く決めてしまいましょう。ジャンケン、」
「「「ポン!」」」
俺チョキ、焔チョキ、雷グー、花子グー
「勝ったわ。留守番にするわね」
「凍君と離れ離れ……」
焔と隠密って、無理じゃね?
で、夜中の帝宅。
老人の半分は帝宅の敷地内に住んでいるらしい。何でも貴族街みたいな場所があるんだと。
帝宅の敷地裏から塀を飛び越え侵入。この辺は魔獣の身体能力でどうにでもなる。
「凍と敵地で2匹きり……
人気の無い所に身を潜めてたら偶々誰か来ちゃって慌てて隠れたらスッゴク密着しちゃって私はドキドキしちゃって凍はムラムラしちゃって意識し合う2匹の顔は次第に近付いて相手の唇しか目に入らなくなってついには、ついにはっ」
「妄想から帰ってこい」
流石にチョップ。隠密中にいつもの暴走されたらフォローできん。
「うう、痛い……はっ!
敵に捕まった私はあわや尋問と称した陵辱にかけられそうになるけど良いタイミングで凍が助けに来て2匹の関係はグっと」
「しつこい」
「痛っ」
油断も隙も無いな。
「真面目にできたら何か願い1つ聞いてやるから今は落ち着け」
「分かったっ」
小声で叫んで気合入れやがった……早まったか?
忍び込んだ帝宅の敷地には正面からでは見えなかった居住区のようなものが見えた。和洋様々な一軒家が並んでいる。
さて、表札を見ていくか。
「タナクル、イワスミツ、コウンドウ……どれにするか」
「このお屋敷は? 血の臭いがスゴイよ?」
焔が選んだのは表札にムラウと書かれた家だった。
本当に血の臭いが強い。それも地下からだ。これは直接この場で嗅がないと分からないだろう。霊龍の五感が優れていてもその場に行けないのでは情報も限られる。
「でかした。行くぞ」
「うんっ」
魔石を導力にした街灯に照らされた家だった。レンガ造りの2階建て。敷地は結構広そうだ。100平方はあるだろう。
ブルジョアめ!
中では誰かが活動しているようでステンドグラスのようなガラスの向こうで何かが動いているのが見える。
「屋根に煙突があるよ?」
「流石にススまみれになるから却下」
「密着のチャンスが~」
どうせ隠密するなら密着することになるだろうから無理に考えるなと言いたい。
結局光りの消えている部屋のガラスを焔の力で融かすことにした。
てか合い方が焔で良かった。侵入方法全然考えてなかったぜ。
あ、洋館じゃないとこ狙えば良いだけか。
侵入した部屋はヌイグルミとか写真でファンシーに飾られていて、ベットでは誰かが寝てた。今は11時だし就寝時間でもおかしくはないか。
さっさと老人の不正の証拠探そう。
臭いで若いか老いてるかくらいは分かるので年寄りの臭いを探す。
「ん、誰か来るな。隠れるぞ」
「うんっ」
煌々とロウソク型ライトに照らされる廊下に人気は無いが前方から汗臭い人間の臭いが近付いてくるのは分かる。
天井に施された凹凸のある装飾に身を隠してメイドをやり過ごした。
ここの主はメイドを顔で雇っていると確信させる美人だった。変態め。
さて、地下室探さないとな。
『顔で選ぶ』
歯医者などで見れる光景。綺麗な歯科医のお姉さん等。
焔「留学から帰ってきて以来作者さんが変だよ~゜(゜´Д`゜)゜」
失礼な