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フェンリルさん頑張る  作者: けんしょ~
ジャングル
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ジャングル裏話

初のヒロイン視点!

読者さんたち、ついて来れるか?


ちょっと作者の自己満強いかもです

そう、あれは凍が船の上から連れ去られた直後だったわ。


「凍っ!?」

「焔っ、落ちるわよ!」

「凍がっ、凍がどっか行っちゃう!」


焔が花子の方に走り出したのよね。船の上なのに。

焔ったら必死で力では勝ってるはずの私が振り切られそうだったのよね。


「海の上なのよ! 死にたいの!?」

「凍が居ないなら生きてる意味ないよっ!」

「だったら凍に会うまで生きてなさいっ!」


流石にちょっと依存心が強すぎると思ったわ。


「炎狼が船で3日以上の距離を泳げるはずないでしょう」

「っ! ……分かった、会うまで、生きてる」

「そう、良い娘ね」


同い年のはずなのに妹みたいに感じちゃったわ。

だから姉として、焔が凍に依存する理由を聞いてみようと思ったわ。

……でも船のベットで私に抱きつかないと寝れないのはどうかと思ったわね。

本当に、凍には色々と聞かないといけないことができたみたい。



―――time change―――




やっと港が見えた。凍が蝶に連れ去られて3日……凍、無事だよね?

速く、速く凍に会いたい、会いたいよ。

あっ、居たっ!

港で船が着くのを待ってる。私たちが今日くらいに着くから、先に来てくれてたんだ!

でも、その隣で今にも手と手を繋ぎそうなほど近いメスは誰かな? 誰かな?


「凍、そのメス、誰?」

「あなた、この数日でまた新しい女を作ったの? これだから思春期はっ!」


これには流石に雷も怒ってたよ。

私たちは凍が死んじゃったかもしれないって不安だったのに! その所為かは知らないけど人間のオスが励まそうと美味しいご飯くれたけど全然味も分からなかったのに! 雷に抱きしめてもらってやっと落ち着いたのに!

本当に凍は私の心を掻き回すのが得意だよね? 私は凍が望む生活させてあげるためにいつも色々考えてるのに、凍は知らないメスとスッゴク仲良くなったんだね!

昔馴染の山田花子って言うんだね、フンッ

凍が人間に捕まってると勘違いしたんだってね、フンッ

私たちの中では髪の色も真っ黒で1番人間に怪しまれないよね、フンッ


ちょっとメスだけでお話させてもらった。


「凍君とは、どういった関係なんですか?」

「旅仲間ね。もう少し踏み込んでも良いかとも思ってるわ」

「私が正妻だよっ」

「ええ、別に第2夫人でも構わないのよ。彼と居ると面白い、それだけよ」

「なっ! 不潔ですっ!」

「成獣にもなって何を言っているの? 魔獣なら子供を作ることを真面目に考えなさい」

「私は凍以外は絶対に嫌。だから凍の側に居るよ。覚悟が無いなら離れてくれない?」

「わ、私は……」

「自分の気持ちを伝えるのは恥ずかしい、でも彼には近くに居て欲しい。子供の我侭ね」

「私は認めないよ。自分に嘘つくようなら、相手にする意味もないもん」

「っ!」

「焔、凍の所に戻りましょう。これからのことを決めないと」

「そうだねっ」

「待ってくださいっ!」

「何かしら? 子供の駄々に付き合う時間は無いのだけど?」

「言いたいことがあるなら速く言ってくれないかな? 凍の声が聞きたいんだ」

「……認めます」

「何をかしら?」

「何をかな?」

「私はっ、凍君とっ……凍君が好きです」

「……最後は小さかったけど及第点かしら?」

「そうだねっ。絶っ対っ渡さないけど!」


速く凍の所行こっ。



―――time change―――




まさか凍君と同じベットで寝ることになるなんてっ! しかもこのベットってお父様とお母様が初夜を迎えたベットじゃないですかっ! これは、そう言ったことを期待されているのでしょうか? ならなら、焔さんよりも雷さんよりも先んじて凍君とそう言ったことをすれば良いんでしょうか? 無理ですっ! 恥ずかしすぎますっ! 抱きつくのだって心臓バクバクですっ!

枕が大きくて柔らかいから凍君が上に乗っていても大丈夫ですが、横から抱きついている焔さんと雷さんは凄いです。私なら顔を見られてしまうと考えるだけでも気絶ものですっ! 後ろで良かったです。


あ、凍君寝ちゃいました。


「自衛のために寝たわね。あら、ここが弱いのね」

「あっ、凍の指っ、スゴイッ」


何をしているんですかっ、何を! 凍君は寝ているんですよっ! 少しは大人しくできないんですかっ! 私なんて触れているだけで満足しているんですよっ! 背中にくっついてる所為で凍君がビクッとするのが凄いよく分かるんですよっ! もうたまらなく可愛いですっ!


「小声で叫ぶなんて器用ね」

「触れているだけで満足だなんて、勿体ないよ?」


ああっ! どこに手を伸ばしているんですかっ! そんなっ、ズボンを下ろしちゃ駄目ですっ! あっ、ちょっ、そんなっ、服越しにもたくましい、って違いますっ! 寝ているのにそんな無理矢理なんて駄目ですっ!


「前に見たよりも大きいかしら?」

「凍も成長してるんだね。これは、本番では相当な勇気がいるねっ」


本番……っ!!!!!


「花子、湯沸かし器じゃないんだから熱を出すのは止めなさい。そういうのは炎狼の焔の役目よ?」

「う~ん、いっそのこと凍が無理矢理してくれないかな? 凍に無理矢理……キャーッ」


何を想像しているんですかっ!


「あなたも同じでしょうに」

「あっ、凍っ、そんなっ、休ませてよっ」


あんなハレンチな想像してませんっ! 私はもっと、こう、優しめのを……


「えへへ、この子の名前はどうしよっか?」

「「速っ!」」


……焔は色々な段階を飛び越している気がします。あ、自然と『さん』が抜けました。

何だか焔たちの相手をしていたら疲れました。私も速く寝ます。

凍君、朝になっても、何も気付かないでください。私のためにも、自分のためにも。


雷のお姉さん、焔の花子対面、花子のプラトニック?でお送りしました。


新章開始まではまた少し空くと思います。

そして、ちょっと申し訳ないのですが2月中盤から3月の頭まで感想、メッセージに返信できないかもしれません。

短期留学することになっているので向こうのネット環境によってはアクセスできないんです。

そうなったら帰ってきてからの返信になると思います。


一応新章は予約掲載しておくつもりですので掲載が止まるということはないですが、数日に1話載せることにしようかと思っています。


凍「ふむ、留学の準備はバッチリか?」

作者「大丈夫だ、問題無い」

雷「パスポートが見当たらないわね」

作者「!!??」

焔「寒いから焚き火でもしよ~」

凍「焔、その手に持ってる黒い手帳は何だ?」

花子「あ、Japan Passportって書いてありますね」

作者「止めてええええええええっ!!」


無事に帰ってきたいものです


――次章予告(嘘?)――


老害蠢く帝都で若き氷狼は自分の大切なものと向き合うことになる


「言葉よりも」


幼馴染とイチャイチャするため、


「経験よりも」


ドSの嬢王様に苛めてもらうため、


「この手が覚えている!」


お姉さんに甘えるため、


「だからっ!」


若き氷狼は戦う。


「俺のハーレムを、返してもらう!!」


――coming soon――


凍「何じゃこりゃああああああああ!?」

焔「凍、そんなにイチャイチャしたかっただなんてっ」

雷「あなた、真正のドMだったのね」

花子「凍君が甘える……えへへ///」

凍「ちょっ、何これ!?」


お楽しみに~

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