第十八話
朝食後、テーブルに二つのアイテムを置きます。
昨日Aランクパーティー『やばいモグラ』さんから買取したものです。
おそらくこの二つのアイテムを『リペア』すればランクアップするはずです。
母さまとジーヤがニコニコしながら見守るなか僕はスキルを発動します。
「『修復』」
鑑定結果
「金のピアス」
良品
【黄金の耳飾り】
幸運+1
110,000ゴルド
(金貨一枚、銀貨一枚)
「翡翠のペンダント」
良品
【翡翠の勾玉】
幸運+1
140,000ゴルド
(金貨一枚、銀貨四枚)
続いて僕自身に鑑定をかけてスキルランクと経験値を確認します。
ユニークスキル
『リペア』R2 (59/1000)
スキル
『直感』R1 (5/100)
『鑑定』R2 (42/200)
『剣術』R1 (61/100)
『算術』R3 (66/300)
『識字』R3 (47/300)
『社交』R3(270/300)
羊皮紙に【青鷲の羽根ペン】で書き写し、母さまとジーヤに見せます。
母さまはニコニコしています。
ジーヤはじーと羊皮紙を見ています。
「リペアスキルはやれる事は変わらない気がする。でも直せる範囲が広がったのかな。あと消費魔力が減った気がするんだ。多分だけど」
「直感スキルを得たトキンがいうなら、そうなんじゃろうのぅ」
「それで幸運アイテムも増えたから、小さい木箱が欲しいと思ってて」
「バニーちゃんの店に見に行ってみたいのかしら」
母さまの言葉に僕はにっこり頷きます。
「じゃあ早速いきましょう。今から出ればティータイムの前には帰ってこれるわ」
幸運アイテムを『山葡萄の編み袋』に入れ斜め掛けします。
これで幸運コレクションも七つになります。
カエルのコインケースも忘れずに首から下げて出発です。
母さまと手を繋いで歩きます。
途中『白猫の隠し部屋』を冒険者さんに紹介したことを報告しま
す。
母さまはニコニコしながら頷きます。
ソプラ通りから小道に入って到着です。
生活雑貨・小物専門店
『野生のバニーガール』
ゆっくり店内を見てまわります。
バニーちゃんは接客中のようです。
気になるアイテムを見つけます。
早速鑑定です。
鑑定結果
「マホガニー材の小箱」
良品
【マホガニーの筆記箱】
幸運+1
100,000ゴルド
(金貨一枚)
やった幸運アイテムです。
蓋を開けてみると、羽根ペンとインクボトルを置くスペースがあります。
あとで『青鷲の羽根ペン』を入れなきゃとうれしくなります。
もう一つ木製小箱を買って店を出ます。
喫茶店には寄らずに小さなお家に帰ります。
小さなお家に着きます。
ジーヤがティータイムの支度を終えて待っててくれます。
今日はミルクティーとチーズケーキです。
このチーズケーキは最近人気の品だそうです。
門番ズも喜んでくれそうとにっこりしてしまいます。
食器の後片付けをして鑑定屋さんの準備を始めます。
今日も楽しみです。
トキンのメモ
鑑定 ランク2 (45/200)
リペア ランク2 (59/1000)
直感 ランク1 (3/100) NEW
幸運コレクション (8/100)




