そして僕の初恋は終わる
ゆるふわ設定な乙女ゲ-ムの皮を被ったなんちゃって現代物語です。合わない方は速やかにブラウザバックしてくださいね。
あれから無事卒業式を終え、社会人になるかならないかの月日が経ち
柏木の姫君は僕の手の届かない宮家の所縁あるところに嫁いでいってしまった。
それは匂い立つような幸せを振り撒いて
僕は情けないことに睦月の胸の中で泣いた。
それからひとつきも経たず睦月も新藤家の当主補佐として時期当主への道を歩み始めた。
そんな中僕は祖父母を含めた親の七光りも受け和装男子として誌面やテレビを少しだけ賑わせている。和装と洋装のミックスの先駆者みたいな扱いで。
あの二人?家の名を名乗ることを許さず一緒にさせたらしいよ。
相楽家は一時期醜聞で社交界を賑わせたけれど次代の弟くんが優秀で少しずつ業績も回復に向かっている。
そして僕はお見合いとして庭園を二人で歩いている。
相手のお嬢さんはややふっくらとしていてとても愛嬌たっぷりな笑顔の素敵な人だ。聞き上手な人で少しずつ心が温まってくる。
そして僕は決意する
今度こそ二人でハッピーエンドを迎えるのだ、と
ご無沙汰していました。気づけば前回から一年半も経ちほぼほぼ忘れられた設定や物語にも関わらずお読みくださりありがとうございます。何とか完結までいきました。巷はインフルエンザや風邪など流行っているので体調崩さないように気をつけてくださいね。それでは またいつかどこかで。