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私は悪役令嬢ではなく悪の令嬢になりたい!~私の推しは家族です!?~  作者: 苑央 秋
第二部 【緋(あか)の貴公子 蒼(あお)の騎士】
19/45

緋(あか)の貴公子 蒼(あお)の騎士 1

ブクマ・評価ありがとうございます


五体投地じゃ気が済まないので穴掘って中からお礼でも大丈夫でしょうか?


皆様のおかげで2週間程で累計10000PV達成いたしました


本当にありがとうございます( ≧∀≦)ノ



※タイトル誤字してました

すみません( ノ;_ _)ノ

 王子に置いていかれた私とセバスチャンは何事もなかったように図書館を出た後、そのまま王城を続けた。


 両親には話が終わったら迎えに行くからと言われていたし、王妃さまにも城内をある程度好きに見ても構わないと言われていたからだ。


 興味津々で城内を見て回りとても充実した時間だった。

 王妃さまは私たちがうろうろしていても咎められないよう話を通してくださっていたようで、ほとんど止められる事もなく様々な所を見て回った。


 時々、王子と一緒ではないことを尋ねられたが「急に機嫌を損ねて置いていかれた」と伝えれば、

 皆様同情に満ちた目で「大変だったね」と慰められた。


 ・・・・・・普段何やらかしてるんだろう、あの王子。


 一通り城内を見学が終わり侍従さんに声を掛けられた私たちは中庭でお茶をしていた所に両親がやって来た。


「待たせたかな、アウラ」

「ごめんなさいね、思いの外話し合いが長引いてしまったのよ」


 謁見室で別れたときとは違い両親の顔は明るい。


「いえ、色々とお城の中を見学できてとても楽しかったです。それにお城の皆様にとても良くしていただいて」


 前半は両親に、後半はお城の使用人の方たちに向けて笑顔で言う。


 使用人の方たちは「ありがたいお言葉です」

と感激しているようだった。


 小さな声で「王子と同い年とは思えない。王子にアウラさまの爪の垢でも飲ませたい」とか聞こえてくるんだけど、本当に普段何をやらかしてるだろう。


 私とセバスチャンは使用人の方にお礼を言い、両親と共に城を後にした。


 帰宅中、両親に婚約の事や王子の事を尋ねた。


「そういえばお父さま、お母さまのお顔が明るい様ですがお話は上手く言ったのでしょうかは? それに王子さまと一緒ではないこともお聞きになりませんし」


「あぁ、それはねアウラ。」

「話し合いの途中アルフォンスが泣きながら駆け込んできたのよ」


 聞けば、私と王子、セバスチャンの三人が謁見室を出た後、両親たちも話し合いの場を陛下の私室の方に移したらしい。


 そして話し合いの途中で王子が泣きながら乱入してきたとのことだった。


「アウラの事は置いてきたっていうし、おまけにアウラの事が大嫌いだっていうもんだから、じゃあ婚約はなしにしましようって言ったんだけど」


「「婚約破棄になりましたかっ!?」」


 何故かセバスチャンとハモった。


 そんな私とセバスチャンを驚いた表情で交互にみた後で父はため息を付きながら母の言葉の後を継いだ。


「それがね。アウラの事が大嫌いだというのに婚約破棄は絶対にしないと言うんだよ。それどころか今すぐ結婚するんだって言って聞かない」


「はぁっ? 結婚!?」

「・・・・・・ふざけるなよ、あのガキ」


 低く呟かれたセバスチャンの声が怖かった。


「うん、僕もそう思ったからね。陛下にこんな泣き虫の責任感の欠片もないような馬鹿ガキにうちの娘は任せられないって言ったんだ」


「そんなこと陛下に言っちゃったんですか!?」


 お父さまそれはもしかしなくても不敬罪と言うものなのではないでしょうかっ!?


「うん、言っちゃった」


 照れたように笑う父は貴い。

 思わず隣に座っていた母と手を握りあってしまったが、そんなことをしている場合ではなかった。


「大丈夫何ですかそんなこと言って!」


「大丈夫だよ。エドワードにはいつも言ってるし」

「平気よ。エドワード罵倒されるの慣れてるし、クリス・・・・・・王妃さまもアルフォンス王子の頭ひっぱたいてたし」


 聞けばエドワード陛下は父の、クリス王妃は母の友人ということで何でも言い合えるほど親しい間柄と言う事だった。


 だけどそれを見ていた城の使用人の人たちはハラハラしたことだろう。

 後で胃薬でも贈っておくことにしよう。


 まあ、そんなわけで私の両親と王妃さまに手厳しいお叱りを受けた王子は私との婚約を暫定的なものとし、いくつかの条件を満たしたら破棄できるというところまで持っていったと言うことだった。


 本当に頼りになる両親で良かった。

家に着くとお兄さまとユリウスが出迎えてくれた。


 家族だけでの楽しい食事に会話も弾み、ゆっくりと過ごすことができた。




 そう、その日の夜までは!!


 朝のトレーニングから帰ると家の中に入りきらない花の山。


 昼になれば何故か昼食の席に王子がいた。


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