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「昨日17時20分ごろ、90代男性と小学生の男の子が川から救助されました。

「昨日17時20分ごろ、90代男性と小学生の男の子が川から救助されました。小学生の男の子は午後17時頃、小学生の男の子が川でおぼれていると90代男性の携帯から119番通報がありました。消防が駆け付けた時には男性と小学生の男の子が川辺で倒れており、小学生の男の子は軽症を負いましたが、男性は意識不明の重体です。捜査関係者は男性が小学生を助けようと川に飛び込んだが、連日の雨で川が増水していたため、溺れてしまったとみています」


「息子を助けてくれてありがとうございます」


『なにをいってんのかな』


「おじいさん、ありがとう」

「尾花沢さん、非常に危険な状態なので、退出願えますか?」

「はい、無理な願いを聞いていただき、ありがとうございます」


扉が開いて閉まる音。


pppp pppp pppp


「!!まずい、不整脈だ!心臓マッサージ、急げ!!」

「はい」


『え?俺、まさか死ぬ感じ?」


ppppppp pppp pppppp


「戻りません!」

「ちっ。電気ショック、準備!」

「はい!」


ppppppppppppppppppppppppppppppp


『やばい、死ぬし、嘘だぁ』


「心臓、停止しました」

「電気ショック行きます!」


「心拍数、戻りました!」

「良し、ここから心臓マッサージだ!」


「来全さん!戻ってきてください!!せっかく、子供の命を救ったのに!お礼も言わずに去ってしまわないでください!!」


『いや、帰りたいのはやまやまなんだけど、もう、俺の体動かないし、目も明かないし・・・。あ、走馬燈きた」


彼が童貞を捨てられなかった理由があるのだ。高校2年生の時まで、彼は幼馴染がずっと好きだった。。相手の名前は大和里美。二人はいつも一緒で、段々とお互いの気持ちに気が付き、付き合うことになった。


夏の暑いとある日、俺たちは神社で約束を交わした。絶対に互いを裏切らないこと。そして、いつか結婚することを。そして、その日がいつか来るだろうという安心感とか、彼女を大切にしたいという心から、今思えば馬鹿らしい理由で、しなかったのだ。彼女は事故で亡くなり、俺は80年後、魔法使いとなった。


「くっ」

「来全さん!!」


「ど、」

「なんですか!!もどってきてください、来全さん!!」


「どう、」

「そうです、息をしてください!!」


すううううううと彼は医者も驚くほどの肺活機能を発揮し、大量に酸素と二酸化炭素と窒素を取り入れた。

そして、彼が最後に放った言葉は童貞たちの指標となった!!!


「童貞すてときゃ良かったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」






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