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第四と二分の一話/とりあえずまずはこれを。/
とりあえず塩やら榊やらお札やらなんやらかんやらを村中のほこらと地蔵に供えまくることにした。
その数、全部で108。
煩悩と同じ数だね。
動員されたのはなぜか3人。
僕、あの男の子、大村さん。
なんか異常に少ないですね。
単純計算では、一人36箇所ずつやればいい。
そう、いいのだが。
結果からいうと、さんざんだった。
大村さんが面倒くさいとか言い出したため作業から離脱。
始まって25分で作業人員が二人に。
12/108。
先行き不透明。
しかもそのあと男の子が足を滑らせて『足首をっ、くじきましたあああ』とか言い始めた。
むう……。
とりあえず家まで背負ってあげた。
38/108。
終わる気がしないな。
その後一人で作業。
地蔵ないし祠を濡れ雑巾で拭き、榊を手前に置く。
十字架を下げて塩を篭に盛る。
最後に十字架を切って胸の前で手を合わせ、なむあみほうれんげきょうと唱えて完了。
一ヶ所5分ぐらいでさくさく回ったはずなのに、なぜかぶっ通しで4日間働きどおしてやっと終わった。
この村は非常にブラックだな。
作法?気にするな!