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無題  作者: 冒険したい焼きもろこし
第三章/そうくるか!?/
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第三十五話/刈ろう!ドスレベス!/

遅くなり申し訳ございません。スランプです。

ギルドを出たところで空に話しかけられた。

「…でさ、壮樹、今から何をするの?」

「…刈る。」

「何を?」

「…ドスレベス。」

「…むっちゃ心配そうな目を向けられたけど?」

そう言う空だって心配そうな目をしている。

「…いや、簡単だよ。空だってすぐできるさ。」

「…ほんと?ぼくでも狩れる?」

「ああ。」

「じゃ、まず、その…かめろんの森に行きますか。壮樹。」

「うん。」


「壮樹…かめろんの森ってどこ?」

「…あ。」


リンゴ売りのおばさんに、かめろんの森の位置を聞くことにした。

「かめろんの森ってどのへんですか?」

「あいよ、リンゴ一個な!」

「ちゃうちゃう。かめろんの森。」

「あんたねえ、情報には代金がいるんだよ。察しろよ、若い年して、もう。」

「…スミマセン。」

「…すぐ謝ったのはいいけど、気を付けるんだよ。」

「…ごめんなさい。スコップ売ってくれません?」

あえて新しい提案。

「リンゴじゃダメかいな…これでいい?」

ちょうどいい大きさのスコップをどこからか持ってきてくれた。地面から腰までぐらいの大きさ。

「…で、かめろんの森ってどのへんですか?」

「西の方、今田街道のほうだよ。」

「ありがとうございます。」



┏━━━━━━┓

┃かめろんの森┃

┃→→→→→→┃

┗━━━━━━┛

かめろんの森の遊歩道の入口にきた。かめろんの森は、全体が安全のため高い柵で囲ってあり、入口は限定されている。


空が近づいていって、

「かめろんの森に入りたいです。」

入口の警備員にそう言う。

「はい。少々お待ちください。お二人ですよね?」

「Yeah.」

「なぜに英語!?…少々お待ちください。」

腰のポーチに引っ掛けてあった無線機を取って、

「Ah,ah,this is the eighth gate. Two man come into forest of cameron, Ok?」

「おk」

※日本語訳:あー、あー、こちら、八番ゲートでーす。二人の男が森に入りまーす。おkですかー?


「許可が降りたので、どうぞお入り下さい。くれぐれも無茶はしないように。夕方五時半の時点で戻らない人の捜索を致しますが、必ずしも見つかるわけではないので悪しからず。」

「ありがとうございます。」


「ここらへんかな。」

少し行った森のなかで空に向き直る。

「空、見てろよ、これがドスレベスの安全かつ確実な刈り方だぞ!」

空の手が額に触れた。

「…熱はないね。」

「…げほんげほん」

「…喉かぜ?」

「そう真面目に取り合うなよ…」

「…で、なんなの?それ。」

「それは!これだ!」

すっとしゃがむ。


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