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萬のエロはしその香り   作者: 工口郷(こうこうごう)
第2章 初演
24/73

塩南先生は制服で征服する

柔軟体操部とは?

 昨日、俺(千乃工口ちのくぐち)はうっかりAV界と言う異世界に来てしまった。


 全く勝手の分からないこの”AV界”と言う世界。

 だが、不思議とトントン拍子に事が運び、今俺は”併性へノ路学園高等学校へいせいへのじがくえんこうとうがっこう”通称”へ高”という、AV界の名門高校の”第1スタジオと言う施設の入口に居るのである。


 このスタジオは、”へ高”で校内成績第1位の部活”柔軟体操部”のみが使用できると言う特別な部室兼練習場である。


 この部活の順位とは、てっきり生徒からの人気ね順だと思っていたのだが、第2位のマッサージ部の方が部員数は倍以上なのだ。


 一体、何で順位が決まるのだろうか。それに、何故ストレッチを行うだけの柔軟体操部が第1位なのだろうか。

 

 これから、この謎に迫ろうとしている。

 

 第1スタジオの扉の向こうには一体、何が待っているのだろうか・・・。 


★☆ 第 16 話 ★☆

☆★ 塩南先生は♂ ☆★

★☆  制服で  ★☆

☆★ ♀征服する ☆★

 部活に対して充実した設備が整っている”へ高”は、部室や練習場に対しても然りで、校舎の1階(と言っても丘の傾斜に建てられており、頂上側の2階に玄関があるため、実質は地下である)全が部活動の為の設備として使用されている。


 中でも、校内部活動第1位に与えられる三角屋根の別棟”第1スタジオ”は、校舎1階の一番端、丁度”へ”の字の短編の先に、離れの様に別棟で建てられているのである。


 今、俺は第1スタジオと校舎を繋ぐ廊下に立っている。

 もちろん俺のサポート役に指名された里緒と一緒にだ。


 このスタジオの扉は高さ3mはあろうかと言う大きさで、そのデザインは洋館の門を思わせるゴージャスな観音扉になっている。

 全く、高校の部活の場としては相応しくない重々しさである。

 

「ここがそうよ」

 里緒は建物の雰囲気を全く感じさせい軽い口調で、これまた、重そうな扉を軽く開けてしまう。


「びっくりしたでしょ。この扉、重そうだけど、実は凄く軽いの。樹脂製よ」

 何て嬉しそうに笑って見せる。


「なるほど~」

 と扉を見上げ全体を確認する俺だが、近づいて来る大群の足音に驚いた。

 その音は、肉食獣の様に猛ダッシュでこちらに向ってくるのである。

 

 反射的に俺は一歩後ずさりして、里緒の陰にそっと隠れた。

 その足音に対して堂々とした彼女の姿は、ジャングルの王ターザンを思い出させてくれる。

 と言うことは後ろに隠れる様に立っているのはチンパンジーのチーターと言うことになってしまうのか

・・・。

 

 まあ、俺はともかくとして、ここに来た彼女は生き生きとしているのだ。

 生徒会長の嫌味な言葉からも立ち直っている様に見える。良かった・・・。


 ところで、押し寄せて来た大群だが、幸い、それは荒々しいけもの達の群れでは無かった。

 不意を突かれて驚いてしまったが、やって来たのは質の高い、制服姿の可愛い”ウサギちゃん”達の群れである。

 何せ男女の比率が1:4なのだ。肉棒獣の群れ、いや肉食獣の方がよっぽど珍しい。


 ”ウサギちゃん”の運んで来た、季節はずれの春風が頬を撫でる。気持ち良い・・・。


 彼女達は俺達の、いや里緒の前で3列横隊に整列し、姿勢を正す。

 そして、前列中央の一際可愛いウサギちゃんが皆を先導する。

 

「『部長おはようございます』」


 腰を直角に曲げて、張り裂けんばかりの大声で挨拶をして来た。

 ウサギちゃん改め、部員達の一糸乱れぬ姿には、緊張感がみなぎっている。

 この状況に俺は三分の興奮を感じる。


 里緒は、


「おはよう」

 とにっこり笑って軽く応える。


 それに、女群の代表者が里緒に出欠の報告を始めた。

 

「今日の欠席は1年AV科西組の鉾田矛ほこたほこ1名の全29名です」

 その報告に、これまた、


「ご苦労さま」

 里緒はニッコリ応える。


 何かすご~く偉く見える。お前は”隊長”か!と突っ込みたいところだ。


 確かに隊長、いや里緒はこの”柔軟体操部”の部長の様だが、部長とはそんなに偉いのだろうか?

 柔軟体操部とは、そんな上下関係の必要な部なのか?

 和気あいあいと、来たる中年の日々の為に身体を解すだけでは、いけないのだろうか?

 疑問なところだ。


 取りあえず、分ったことは挨拶が昼でも”おはようございます”と言うことと、里緒が思いの外偉いと言うことだ。頭にインプットしておこう・・・。


「じゃあ、”への路高体操”やりまーす」

 そう言う里緒に、


「『はい』」

 と部員全員の気前の良い元気良さが返ってくる。部員達は、列を成したまま体操体系に広がった。

 

 俺は里緒から何の紹介もされないどころか、誰からも触れられることも無く、事が流れて行く。


 全く無視なのか?

 男の俺が居ることに何も感じないのか?


 若干の温かさを期待をしていただけに、少し心が折れそうだ。足元の血行が悪くなていく。


 そう思ったのだったが、部員達からは頻繁に横目の視線がやってくる。

 気にならない訳ではないらしい・・・。

 俺はそれにホッと胸を撫でおろす。


 危なく腹の調子を悪くすることろであった。

 いつしか、足元にも熱が蘇っている。


 特に熱いのが、

 おー、男子が2人居た!


 彼らは優雅に体操を見物する俺をしきりと気にしている。

 普段であればあまり歓迎しない視線だが、男子が俺一人で無かったことには安心する。

 俺も小さい男なのだ・・・。


 シーンとしたスタジオに音楽が掛かり、部員達が体操を始めだした。


 興味を持って見ていたのだが、この”への路高体操”は俺の世界のラジオ体操と殆ど変らないようだ。 それなのに、何かが違う気がする。

 何だか、妙に色気を感じるのだ。いや、エロの花がほのかに咲いているのだ。


 一体何だろう?


 もちろん、裸でなければ下着姿でもない。昨日の里緒のブリッジの様に・・・。


 里緒との仲も修復できた今、いい思い出のカテゴリーに入ろうとしているのだが、ここでは余り思い出さないことが懸命だ。もちろん、俺個人の身体的な理由でだが・・・。


 彼女達はしっかり制服を着ているのだ。もちろんエロさに含まれない+2人もだ。

 それなのに・・・。


 何故だ?


 しかし、その疑問への回答は直ぐに出た。

 これも常日頃から鍛えている賜物だ。

 

 制服・・・?

 そうだ、制服だ!


 部員達は制服姿のまま体操をしているのである。

 そう言えば、ジャージ姿以外の体操を見るのは、小学生の時の”夏休みのラジオ体操”以来のことである。


 その時は所詮子供の姿である。

 それが、画像送信されて来ても、何も気にならないのは当然のことだ。まして、その時は受信する俺も小学生だった訳である。


 しかし、高度な通信方式が可能となった高校生18歳ともなれば話は別だ。

 余計な付加情報を連れてくれば、受け側の妄想と言う加工も容易になる。


 それに、ただでさえこの”へ高の制服”はフィット感がいい。タイトな縫製が魅力的なのである。


 下半身は、肩幅に開いた両脚がタイトなスカートを圧迫し、ずり上がろうとするスカートと、腿の摩擦の攻防が繰り広げられている。野球で言えば9回裏二死満塁、一打逆転の醍醐味である。

 

 そして、上半身は”ぶるんぶるん”と縦横無尽に動かす両手が、ブレザーの中のブラウスのたぐいを胸元に張り付かせている。


 ブレザーのボタンも締めている女子も多いのだが、ウエストを存分に絞っている制服には、はち切れんばかりの無理が掛かっており、拘束感が俺に語りかけてくる。


 さすがに生徒会長の様なインナーの部員こそいないが、それでも充分に見応えのある体操である。


 もちろん、俺は29-2=27人の女子生徒に視線が定まらず泳ぎ回っている。

 だからと言って、この俺が外見でそれがばれるようなドジは絶対にしたりはしない。


 遠くを見ている様な漠然とした視野の中で、一点のみを確実に捉えると言う技術位は標準仕様として装備しているからだ。

 その脳の訓練は常日頃から鍛えている。


 この体操の1番が終わり2番が始まる頃には、俺はしかとこの体操を楽しみながら、もしかすると、この柔軟体操部のチョイスが正解だったかもしれない・・・。

 そんな気持ちに満足していた。


 その時である。俺の周りに誰もいないと思っていたのだが、急に、  


「制服の体操って美があるでしょン」 

 に横から声を掛けられて体をビクつかせた。俺の心を簡単に読んでいる奴が、気付かぬ内にふわふわと近づいていたのである。


 んっ、ふわふわ?


「千乃君はさすが”ラミア様”にスカウトされただけのことはあるわねん。この美に直ぐに気付くな~んて!」

 この喋り、他でもない塩南先生である。

 見られてしまった。


 んっ、見られた?


 おかしくないか?


 極力顔の向きも視線も漠然と全体像を捉えていたはずだ。

 それなのに、俺のエロ心をしっかり見られてしまっている。


 俺にカマをかけただけのか?・・・何の為に?


 それとも本当に、気付いたのだろうか?


 もし、そうなると、俺なんぞ、この先生から見るとまだまだ”ピヨッコぴよちゃん”と言うことにる。

 それがG2戦士の実力なのだろうか?


 そらに、塩南先生は俺に回答を求めてくる。


「今日の部長ちゃんは、一段とシャイなところが体に出てて堪まんないわねん、ねえ、千乃くん」

 いつもどうなのかは知らないのだが、それは俺も同感である。

 この先生、男並に鋭いぞ!


 だが、うっかり「そうですね」なんて同意していいのだろうか?

 この掴みどころの無い塩南先生だ。

 俺の本性を誘導しているのかもしれない。引っ掛け問題と言うことも考えられる。


 ここはどちらとも付かない回答で様子を探ろう・・・。

 そう思い、


「いつも制服で体操をするんですか?」

 逆質問の高度テクニックを使ってみた。すると、


「制服体操は、な~んと私の考案なのよン。素敵でしょ!」

 その繋がらない回答に、俺は驚きを見せてしまった。


 上手くかわしたと思ったのもつかの間、彼女の高度テクニックにやられ、本性をさらけ出してしまった。分かっていながらも、乗ってしまう。


 恐らく俺の瞳は輝いていたことだろう。

 止まらない衝動なのだ。


 それに、塩南先生は”乗って来た!”、”いただき”

 と言う顔をする。


 俺は、それよりも”先生の考案”と言うところが気になってしまう。


 いたずらだろうか?

 この先生ならありそうだ。


 しかし、もし本当だとすれば一体目的は何なのだ?

 疑問が募る。


 知りたいぞ!俺は知りたい!!

 だめだ、身体がむずむずしてくる。


 部活動とは言え、教育の一環だ。いや、ここはAV界だ。AV部と言うものであれば、それも有りかもしれない。しかし、ここは”柔軟体操部”であるのだ。


 部員達のきびきびとした動きといい、間違い運動部なのだ。

 しかし、そう言えばAV撮影の類の部が無かった気がする。これも妙だが・・・。


 先生は”美”と言う表現を用いたが、これは絶対に”エロ”を意識しているのに違い無い。

 まあ、エロを美と捉えるか否かは、賛否両論はあるだろうが・・・。


 言葉もなく興奮している俺に、先生は、


「今年はこれで攻めようと思うのよン。斬新でひょっ!最近の大会は技術に走り過ぎと思うのよン。

 ほら、あの娘見てどう思うン?くぐっちゃん」


 つい、あの子と言われて凝視してしまったが、大会とはAV大会のことではないのか?

 柔軟体操部もAV大会を意識するのだろうか?


 聞いてみなければならない。俺はもしかすると、大きな勘違いをしているのかもしれない。

 でも、その前にだんまりでは芸が無い。

 何か応えなくては・・・。


 だからと言って、この先生には適当な回答は良くなさそうである。俺の質を下げてしまうことになりかねない。

 この先生には全て見透かされている、そんな気がする・・・。

 よし、”正直”は人間の基本だ。


「はい、両手を上げた時の胸を反らしが足りなく、直ぐにでもブラウスから飛び出したいと言う”締め付けと躍動感”、そして、その狭間での抑揚に欠けるとみますが・・・」


 俺は思い切って素直な感想を伝え、先生の顔色を伺ってみた。すると、


「そ~よン、そうよね。さすが、くぐッちゃん。さすがだわン。あの娘は技術に溺れ過ぎなのよん、もっと、こう込め、込めないと」


 そう言いながら塩南先生は身体をくねくねさせる。その腰とヒップのうねりの時間差に俺は見とれてしまう。


 塩南先生は、ノリノリで一緒に体操を始めた。


 結局、塩南先生はただ俺の本音が欲しかっただけなのだろうか?

 俺に本音を言わせ、何を求めてるんだろうか?


 それにしても、さっきからこだわっている”技術”とは一体何の技術だろうか?

 ”込める”とは何を込めるのだろうか?


 これも疑問だ。聞かねば・・・。

 聞きたいが、この俺にノリノリで体操する先生の邪魔は出来そうにない・・・。


 そうこうしている内に残念ながら斬新な、といっても体操自体はノーマルなのだが、終わってしまい、こちらに部員達が集まってきた。


 さすが顧問の先生、里緒の時以上に猛ダッシュだ!

 

 俺はすっかり山ほどある質問のタイミングを外してしまい、”柔軟体操部の行き着く先”、”先生の求める先”他、諸々を聞きそこなってしまった。


 それに、”くぐっちゃん”と呼ぶことのリアクションも取りそこなってしまった。きっと先生は満足しないに違いないはずだ。

 次に呼ばれた時のリアクションを考えねば・・・。



 部員達は、やはり3列横隊に整列、そして、里緒が前に出て部員達と対峙した。

 俺の両サイドを里緒と先生が挟みサンドイッチだ。このサンドイッチは悪くない・・・。


「『おはようございます』」

 スタジオ内に、再び大音響がこだまする。吸音壁は使用していない様である。


 まず、塩南先生の話から始まった。

 

「おはよ~ん、みなさ~ん。今日は、一人多いのが気になってたでしょン。

 ちょっと、見つめ過ぎだったわよ~ン、まあしょうがないけどねン。


 今日から、新しい部員が一人増えま~す。

 見ての通り待望の男の子で~す。

 名前は、千乃工口ちのくぐち君ですよ~

 工口くんは”第48部、を地区”から・・・・・」


 と、俺の一通りの紹介の後で、


 「・・・千乃君、どうじょん」

 先生は俺に挨拶を振って来た。


 パチパチと瞬きをして、俺に挨拶を促す。

 ここは予想通りだ。既に準備はしてある。

 だが、多少振り方が気にはなるのだが・・・。それでも、


「千乃工口と言います。AV科3年アルパカ組に明日から転入します。宜しくお願いします」

 ここは色気を出さずに普通に行くのが鉄則だ。こんな時、ウケ狙いをする奴がいるが大概失敗をするのだ。 

 

 俺は無難に手短な挨拶をしたのだが、塩南先生がそれに不満そうに見える。


 この先生は、一体俺に何を期待しているのだろうか?

 しかし、ここは敢えて小細工せずにこのまま流すとしよう、俺に期待しているものが掴めない。


 塩南先生は物足りなさを見せながらも続けた。

 昨日の”お願いします”の話である。


 里緒も辛いだろうが、俺も耳の痛い話だ。

 どうしても、生徒会長、稲荷家一子いなりやいちこの嫌味な言葉を思い出してしまう。

 それにあの、臀部でんぶのプニプニも・・・たまらない・・・。


「先週、新3年生初の代表にの部長ちゃんが選ばれて、昨日の”お願いします”に出場したのですけど、残念ながら失敗しちゃいました~ン。


 いきなりの”無差別級”だからしょうがないわねン。だから、今日の撮影大会には出られませ~ん。

 でも、今日は予定通り3時で練習は終わりにしますから、帰ったら、みんな今日の大会を是非見てくださいねン・・・」


 なに?あ・・あの昨日、里緒の家で見たたぐいのビデオ鑑賞を進めると言うのか?

 スッポンポンなんだぞ!


 しかし、良く考えれば当たり前のことなのだ。学校代表が出場する大会なのだ。ここはそう言う世界、AV界なのである。こんなことで驚いてはいけない世界なのだ。


 つい俺の世界に似ているので忘れてしまいそうになるが、ここで驚いては、”第48部、を地区”から転校してきたことが疑われてしまう。平然と流さなければ・・。


「・・・さて、今度の日曜は新人戦の第1回目ですよん。恐らく、次回も部長ちゃんになると思いますけど、予断は許しません。

 みなさんも一致団結。モチベーションを高くして頑張ってくださいねン・・・」


「『はい』」

 相変わらず気合いの入った返事を部員達は返す。


「・・・では、部長ちゃん一言どうぞン」


「みんな、期待を裏切っちゃってごめんなさい。あんなに喜んでくれたのに、今日、撮影もできません・・・」


 偉いはずの里緒が、深々と頭を下げる。

 やはり、それ位大きな事だと言うことか・・・。あの生徒会長のことといい、里緒はこのことになると防戦一方だ。しかし、それに部員達は優しい。


「先輩、気にしないで下さい」

「そうですよ。きっと来週は良い相方が見つかりますよ」


 里緒は意外と人徳があるのだろうか・・・。


 しかし、そんなことより、この優しさは俺の耳にも痛い言葉だ・・・。

 不可抗力とはいえ責任を感じてしまう。


 よし、こうなったら俺も来週の里緒の新人戦の為に全力で協力しなければならない、例え部員達の前でスッポンポンになてもだ・・・いや、パンツくらいは穿いててもいいだろうか・・・。 


「さて、それじゃ気分を変えて練習しますから、みなさん着替えてきてよン」

 先生の声がミーティングを締め括った。


 なに?これから着替えるのか?

 本当に体操だけを、敢えて意図的に制服でやっていたと言うのか?


 その意味は何ですか、先生!

 エロと言う”美”と言うやつなんですか?


 俺の心は疑問で一杯だ。


 早く質問をしなければ、俺の頭のメモリがフルになってしまう・・・。


 <つづく>



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