表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

財務省を解体しろという声の令和的私見

財務省がなぜ叩かれるのか?減税をなぜしないのか?


昨今財務省を解体しろというデモ。亡くなった経済コメンテーターや103万円問題や消費税に減税


増税と世界経済に翻弄され、GDPはインドに抜かれ最低賃金は韓国に抜かれさんざんな日本経済だが。


そのうっぷんを受けるがごとく連日財務省がデモやSNSで叩かれている。


冷めた方々はこの国民運動に無意味さと、国家を動かす歯車の官僚を叩いてどうするんだという


意見も散見される。


ただ筆者としては かつて大蔵省、看板を架け替えて「財務省」となった


この日本最大最高の官僚機構が


2025年になってやり玉にあがるのがなんとなく感覚的にわかるのである。


財務省が 今現在日本国民に叩かれる理由はごく単純で「古い」からである。


税金という日本最大の資金力をもってその差配を融通し、政治権力や国際金融とさえ渡り合う


頭脳集団である財務省はひたすら「古い」のである。


思えば 増税体質に固執し、国債を総借り換えも許さず財政法第4条を固守する財務省は


ザイム真理教と揶揄されその財政権限を守ることは必死でも 財務の電子化や税務会計を


国民に納め易いようにするツールの提供や、国民への税務融通簡略化という方面はからっきし


だったと筆者は記憶する。国税庁から地方の税務官までピカイチな人材をそろえながら


せこく税金を取ることと権力を行使することには熱心だがシステムとしてスムーズに税金を


取るサービスには無関心なのであった。


その際たるものが消費税であり、財務省は税金計算や事務処理のコストも手間も国民に丸投げ


になり、会計コストが国民負担になり税務処理や財政処理に支障をきたす事態になった。


彼らはなぜ減税をしないのか?答えは簡単である。古き巨竜となった財務省は1歩歩みを変える


だけで巨額のコストと人的負担を抱えるようになり政策転換にも一苦労な肥満体になったのである。


かつて財政危機の極みとなった王制フランスはそのどうしようもない「財政破綻」から革命の運命に


突き進んだ。停滞し八方ふさがりとなり詰んだ政治に国民が刷新を求めたのである。最悪の方法で。


昨今の財務省デモというのは そういうたぐいのモノではないかと筆者はみている。


システムのバージョンアップや刷新を図るなら 分割して権限やシステムを割り振り効率化を進める


時代に極まったのを 当事者の官僚や政治家、国民も肌で感じるようになったのではないかと


AIでも、スパコンでも、台湾の元IT相でも、イーロンマスクでもかつて明治のお抱え外国人専門家


よろしく刷新を図ったほうがいいのではないか?と思えるのである。


お隣の国の老ビジネスマンは1期目にその必要性に気づき


「こりゃ人材じゃなくてシステムの問題だわ」と2期目に今の事態を展開した。


「絶対的権力は絶対的に腐敗する」という至言がある。だがこの状況が展開されるのは決まって


現行システムや法規が時代に合わず形骸化し社会的に有害無益になったにかかわらず既得利権を


優先させたゆえのお約束の展開である。


財務省の本来の役目は税金を効率よく集め、国家首班の法規による分配を速やかに行う国家のツール


であるはずである。今の国民の声はその存在に疑義と旧弊化して使い勝手の悪いポンコツを


なんとかしろという意味に思えてならないのである。



大きすぎるとつぶすにも変えるにも一苦労。なんとかなりませんかね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ