第四十八章 愛するものに囲まれて
ここからはまた私の空想の世界です。
私とリタはたまたま戦っていて同時に死んだ。そしてどっちが天国に行き、どっちが地獄に行くかが決まる運命の裁判が開かれた。
結果はもちろん決まっていた。私が天国に、リタが地獄に行くことになった。
リタは怒って裁判官を殺し、逃亡してしまった。
私は天国にいるが、リタがどこにいるのかは決して分からない。
私はどこにいてもいつも愛するものに囲まれている。リタはどこかにはいるかもしれないが、少なくとも近いところにはいない。
リタ、あの時なぜあなたはあんなに意地悪なことをしたの?本人に確かめたくても、確かめようがない。
リタを記憶から消すことはできない。私はもう幸せにはなれないのだろうか。
いや、そんなことはない。私が作り上げた世界。これをずっと宝物のように大切にすれば良い。この世界はリタが侵入することのできない美しい世界。そんな世界を持ちたくて、私はこの小説を書き始めた。
これまで紹介してきた長編小説である『難多き青春』や短編小説集である『小説の湧き出る小川』、童話集の『ピヨピヨ童話集』、そしてピヨ星、マリン星、コントロール星それぞれにいるたくさんの愛らしいキャラクター達。全て私の作品であり、私の作り上げた世界であり、私にとって何よりも大切な宝物である。
今、この小説をついに終わろうとしている。人生いいことばかりではないが、悪いことばかりでもない。全て受け入れ、乗り越え、あきらめないこと。どんな嵐が来ても、それに耐えることで、より強くて素敵な自分に出会える。人生は出会いである。私はこれから一体何に出会うのか。答えはまだ分からない。そのうち分かるだろうけど。その答えが待っているのは、そしてその答えに出会えるのは、未来のみである。
恐れる必要はない。前向きに明るい未来を描いて頑張っていけばいい。それだけでいい。あとは気にしない。
だからルールはいつだってシンプル。神様、この難しく、でも意外とシンプルな世界、そして人生を私に与えて下さってありがとう。これから先も私は、自分や世界をよりいいものにできるよう、たくさん努力しますので、皆さん、どうかこれからも温かく見守っていてくださいね。




