第四十四章 同じ空の下
だんだん日記みたいになってきてしまったこの小説(笑)。そろそろ本編に戻しましょう。
私は久しぶりにリタに会って対談した。
「私は昔から強気でわがままで人の気持ちが分からないタイプなの。どうしたらアイリーンみたいに優しくなれるのかしら?」
「うーん、まあ人の立場になったつもりで考えるしかないんじゃない?私ももう少し度胸があればいいのになって思うことあるよ。」
「アイリーンはそのままでいいよ。」
「そうかな。」
私達は少し笑った。私は友達が一人増えて嬉しかった。昨日の敵は今日の味方。信頼関係をまた構築すれば、私とリタみたいに仲直りして再び友達になることはできる。
「最近何してるの?」
「小説書いてる。リタは?」
「ペットのうさぎとずっと遊んでる。」
私達はまた笑った。私は友達といる時の、こうした温かくて楽しい時間が大好きだ。
しかし、その後リタは姿を消した。私は少し心配になった。
ある日リタから手紙が届いた。
アイリーンへ
実は、私、人間じゃなくてロボットだったの。人の姿をしたロボットだったの。もう会えないかもしれない。私がロボットの国に戻ったら、逮捕されて牢屋に入れられちゃったの。ロボットが地球を征服できないのは私のせいだって。
悲しいけど、これでお別れね。さようなら。今までありがとう。
リタ
私は衝撃を受けた。すぐにピヨピヨに相談し、リタを助けに行くことにした。
「アイリーン、起きて!」
私は目を覚ました。リタとピヨピヨがいた。
実は全ては私の悪夢だったようだ。リタはロボットじゃないし、無事だった。
でも、なぜか涙が止まらない。
私は一体どうなってしまったのか。自分の想像力の豊かさが自分を苦しめている。
「大丈夫だよ。」とピヨピヨは言う。
「私達がいるから。」とリタも言ってくれた。
私は泣きながら頷いた。
しかし、それもまた夢だったみたい。
私は今度はリタと一緒に天使になり、空を手を繋いで飛んでいる夢を見た。目が覚めた時にいたのはピヨピヨとコントローラーオブデスティニーだった。
二人の話のよると、リタは天使でもなければロボットでもない。ただの人間である。
私はずっとリタという人物の幻を頭の中に作っていたようだ。実際には、リタが今どこで何をしているのかは私には分からない。それが現実であった。
しかし、夢の中でもリタと和解できて良かった。ちょっと寂しくもあるけど。私は現実と向き合っていくしかない。今まで通りに。リタ、本当にさようなら。
心の中ではきっとリタは生き続ける。悪いイメージではなく、いいイメージとして。彼女も私と同じ人間。私は、どこにいるか分からない彼女の、末永い幸せを願った。
今でも何となくリタとの繋がりを感じる。人が人のことを忘れることなどできない。いや、忘れなくていいんだ。リタも私と同じように、地球のどこかで生きている。私達は同じ空の下にいる。




