3/48
第三章 今、そしてこれから
高校まで私の人生は順調だったので、病気になってから、落差は大きかった。その分、心が痛かった。今も思い出すと痛い…
それなので、もうあんまり思い出さないようにしたい。今を、そしてこれからを生きることに集中する。もちろん、時に振り返るのはいいと思うけど。
前向きとは、この心の状態のことだろう。私はどんな風も受ける。そして負けない。
これから、私はある人物に会いに行く。その人物とは、私の書いた小説『愛と青春の夢物語』の主人公の美香子だ。
「美香子~!」私は手を振った。
「アイリーン!どうしてここに?」美香子は驚いた様子だった。
「ちょっと遊びに来た。」
私たちはカフェに入って話した。
「美香子、一つお願いがあるの。私を強くして。」
「え、いいけど、どうして?」
「私には戦いたい相手がいるの。その人に勝つために強くなりたいの。」
「メンタル?それとも体?」
「両方。」
「いいわよ、協力するわ。」
「ありがとう。」