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難多き成人期2  作者: レモン
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第二章 これまでの人生

 中学に入って、私は友情の大変さと大切さについて、初めて経験した。新しい学校に転校してきた私は初めは友達がいなくて独りぼっちだった。次の日、私はキャリーという女の子と出会い、友達になる。私たちはたくさんの時間を一緒に過ごすようになる。部活はキャリーの入っていた新聞部ではなく、空手部を選んだ。

 私はキャリーが好きな男の子である潤のことを好きになってしまう。また、ソフィアという人気者の女の子と友達になる。キャリーはキャリーで、クリスティーナという女の子と仲良くなり、私は寂しくなる。キャリーは潤と付き合い始め、クリスティーナは潤の親友のニックと付き合い始める。

 苦しい感情が溢れる中で、私はキャリーや男の子の友達のケビンにひどいことを言ってしまう。そして、自殺まで図ろうとする。

 しかし、それが答えではないことに気づき、思いとどまる。クリスティーナに話を聞いてもらうことで、私は救われる。憂鬱だったダンスパーティも楽しむことができ、一学期が終わる。

 夏休みは空手部の合宿に行き、ジェシーという女の子と仲良くなる。キャンプにも行き、そこでも友達を作り、自信の持てる特技も見つけた。

 二学期が始まり、私はキャリーとクリスティーナがだいぶ変わったことに気づいた。見た目や雰囲気もそうだし、性格や態度も変わってしまった。

 私はジェシーと、キャリー、クリスティーナと四人で友達になりたいと思ったが、そうはいかず、結局キャリーやクリスティーナから徐々に離れて、ジェシーと一緒にいるようになった。

 私は詩のクラスでアリスという新しい友達ができた。しかもアリスとジェシーは知り合いで、私たちは三人で仲良くなることができた。アリスとは一緒に詩のコンテストに出たが、優勝はできなかった。アリスとジェシーは冬休み中に私の家にお泊りに来てくれた。

 しかし、三学期が始まると、アリスとジェシーは別々のグループに別れてしまい、私はまた落ち込んでしまう。結局ジェシーのグループに入ることにした。

 キャリーが転校することになった。それを機に、私はクリスティーナ、ロクサーヌ(クリスティーナの友達)、ジェシー、マリス(ジェシーの友達)、アリスと六人でお昼ごはんを一緒に食べるようになる。

 ケビンのことは密かに好きだったが、なかなか気持ちを伝えられずもどかしい思いをする。それでも、一年間で自分でもびっくりするほど成長したことを嬉しく思う。

 その後、私は中学を卒業し、高校生になる。高校の間はとても充実していて、楽しかった。空手部も頑張れたし、英語のスピーチコンテストやエッセイコンテストで優勝したりもした。高校二年までは素晴らしい友達に恵まれた。

 問題は高校三年の時。私はリタと同じクラスになり、意地悪なことをたくさんされた。何となく彼女は私に嫉妬していたのではないかと思う。

 高校三年でも空手部の引退試合の団体戦で形、組手共にベスト八に入ったり、リーダーを務めていた文化祭の中夜祭もうまくいって、さらに第一志望だった医学部に推薦された。

 しかし、そこまでで私の幸運は尽きてしまった。高校三年の終わり頃から、精神的に病んでしまった。

 その後、私は大学一年で一年留年したものの、無事医学部を卒業し、医師国家試験にも合格し、医者になることができた。サムという男の子と大学四年から付き合い始めた。


 研修医の間も色々と苦労はあったが、それでも何とか通過し、精神科医になることができた。三十一歳の時に私はサムと結婚し、三十二歳で結婚式と披露宴を開いた。精神科医になってから、二回やむを得ず、仕事を休職してしまったが、今は復職して何とか精神科病院で常勤医として働くことができている。

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