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〜第一話プロローグ〜
僕は26歳で、とある地方へ配属され、2年目が過ぎた。それなりな規模の会社に勤めてるつもりである。
最近いつも思うのは
一人は寂しく、やっぱり家族が欲しい。
年功序列な給与体制を考えると、給料増に対して責任増は耐えられない。現在の給料は独り身には十分で、責任と給与が等価と思えない。
守りべき存在がいて、大きな責任を耐えうる。
とは言えここは、僕と何もゆかりのない地方である。
社外の知り合いもいないし、縁もつてもなにもない。
(1-2年目までは合コンたくさんしていたが全て壊滅的であった)
そんなモヤモヤした気持ちを抱えながら、すごしていたら、同じような立場の後輩が結婚した。彼はとあるマッチングアプリを利用し、恋人→結婚したらしい。
マッチングアプリ=出会い系なイメージがあったが彼の話しを聞く限り、そうでもないらしい。
僕はマッチングアプリをダウンロードした。
マッチングアプリを始めて恋人→結婚を作ろうと思った。現在、31歳、これが沼の入り口だと、当時は思わなかった。
本作品では、主に僕がマッチングアプリを継続した5年間をまとめていこうと思う。