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LastWeek  作者: ゆゆ
4/14

四日目-1


涙も出した。

想いも出した。


想い残すは、

あなたを残して






地球から逃げる・・・私の事だ。






























Last week-4-




























約束の時間よりも、早めに出る。

場所はいつもの公園。


家の前の公園で、そしてブランコにのったあの夜。

思い出すと、やっぱり恥ずかしかったけれどあの時涙を流さなければ、いつ流したのだろう。


ただ、嗚咽と共にゆっくり、しゃっくりを上げながら

多紀にしがみついて、そして全て話したあの夜。


空を見上げて見る。


晴れていて、さんさんと注ぐ日光も、浴びてられるのはあとわずか。


空には雲ひとつなく。

明るくて、暗くなくて。


ブラックホールはまだ見えない。


でも、明日テレビできっと報道されるであろう。

もう明日、この蒼を見る事は出来ないのだろう。









あぁ、一度でもいいから、空を飛んでみたかったな。








願いは果かなく、空へと吸い込まれる。



























「秕奈。」

「あ、おはよう多紀。」


午前8時、木曜日。

私達は昨日約束した通り、遊園地に行こうとしている。


ずっと温めていた気持ちを多紀に言って良かった。

最後を多紀と過ごす、理由が出来たのが、


どうしようもなく、嬉しかった。


二人で笑いあって、手を繋いで、

そしてその温もりを感じて。


幸せで、すごく・・・幸せで。


でも、後少しで、全てが無に還るんだと思うと、

悲しくて・・・。


でも、ぬくもりが嬉しいのは偽りじゃない。







幸せだった。



駅までもう少し。





















そんな地球滅亡宣言4日目の、朝。



向うは駅へ。

はにかみ会う二人の朝。



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