表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LastWeek  作者: ゆゆ
1/14

一日目

大好きなあなたと居れば、もう何もいらない。


アナタさえ居れば。


けど、本当にそう思う?


きっとそれは、あとから分かる物なのだ。






―――――世界が終わる、その日に。




























Last Week



























静かな午後に鳴り響いた。

一本の電子音が、朽木秕奈の家に響く。


お母さんは庭に出て、花に水をやっているので、

私はくつろいでいたリビングのソファーから立ち上がり、受話器を取った。


「はい、朽木です。」


「朽木、秕奈さんですか?」

聞いたことがない声だった。

受験生の私への家庭教師か何かの電話かと思った。


「朽木正人さんからのメッセージを預かっております。」

「え、はい・・・?」


そして、ピーと、電子音。


朽木正人は私のお父さんで、宇宙飛行士。


そう、今は宇宙にいるはずなのに。

何なのだろうか。


「落ち着いて、よく聞いてくれ。

今から七日後、世界は終わる。」


「世界が、終わる・・・?」


その時、一瞬時が止まった。


ソレが本当なのか嘘なのか。


七日後には分かるだろう。


嫌でも、嫌でも。


いつのまにか電話は切れていて、電話はただ、ツー、ツーと鳴るだけ。


「お、おかあさん・・・・・・っ!」


ガシャン、と受話器を叩き下ろして、

ただ、怯えた。


お父さんは、嘘は大嫌いなのだ。

























そう、それが意味するのは。



























今 日 は 、 世 界 が 終 わ る 、 七 日 前 。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ