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いつかの為の生活記録
「……で? あんた、私に何か言うことあるよね?」
「か、彼氏を拾いまして~それでそこに、横になってるのが彼です」
「シュウは節操なしですか!? 彼氏が欲しいからって、行き倒れか何か得体の知れない男を運んで? いや、連れて帰って来るとかバカなの? ねえ?」
「やー運命って不思議だよねぇ。まさか、仕事中に彼氏が落ちてるとは思わなかったよ」
「何か話をした?」
「ううん、ずっと目を覚ましてくれないんだよねぇ。息はしてるんだけどさ」
「それって、やばいんじゃ? 捜索願出されてる人かもだし、それか逃亡中かもしれないし……何であんたってバカなの? 警察に……や、駄目だ。共犯者だと思われてしまう。はぁー何でこうなったんだろ」
「悲観しなくてもいいんじゃないかなぁ? イケメンだよ? イケメンはそう簡単にその辺で拾えないんだよ? これは彼氏いない歴ン十年のわたしに届けられた何かの幸運なんだよきっと!」
「絶対ちが……」
「今は目が覚めなくても、わたしの献身的なお世話で目を覚まさせてあげたい! そして、一番にわたしを見て、惚れさせてやるんだー!」
「それ、雛鳥の……」
「うふふ……いつか必ず彼との生活を開始してみせるぞー!」
そう! まさにこれは運命! 未知の男との出会いは運命で決まっていたのです。いつか必ず……。




